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431年前の光

この数字は、地球と北極星の距離。

431光年

つまり。
今、地球から見える北極星は、431年前の光だ、ということ。


その頃は、西暦1592年。

日本は、秀吉の時代。
天正末期だ。

 

その時の光が、今、到達している。

今、この瞬間に北極星から発した光は、ここから431年後に、やっと、地球に届く。

今、北極星から放たれた光が地球に届くのは、2454年だ。

その頃は一体、どういう星になってるのだろう。
この人類は、果たして…まだ、残っているのだろうか。

 


△天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)
用紙:寸松庵色紙(136×121㎜)
墨、水彩金



2023年12月22日は、冬至だった。

この日を境に、昼(太陽が出ている時間)が長くなっていく。

古い信仰においては「太陽が死ぬ日」であり。
「太陽が復活する日」でもあった。

一陽来復。

冬至は、太陽の復活祭なのだ。


冬至は「星祭り」の日でもある。
北極星の化身、妙見菩薩に無病息災を願う。

妙見菩薩は、天之御中主神と同一視される(こともある)


妙見菩薩/天御中主神/北極星
見ようとすれば、いつも、空の定位置にあって
目安になり
道標になり
現在地を教えてくれる。

431年前の光が。
今の、わたし達を、導く。

 

冬至に、生まれ変わる太陽/天照大神

天の岩戸は、人みんな、それぞれの中に、持っているから。

開いてみようよ、とノックしてくれる誰かがいたなら
少しでも、目を合わせてみたらいい。


わたしも、過去に、辛抱強くノックしてくれた人達のおかげで、今に至っている。

だから、ノックし続よう。

431年かけて届く光ほどのスケールはなくても。
ほんのわずかなひととき、誰かの心に届くように。


あなたに、幸あれ


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緋呂@ひとりからはじめる天下泰平
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