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洞穴に棲む絵描きとは

冥く穿たれた穴の底
光り輝く天へと飛び立ち
さらに、さらに、さらに高く昇ると

突き抜けたその先は
再び、冥い虚空となる。

太陽の光
月の光
星の光
人の創った光

それらが「光」として在れるのは

この地球という星が希有な環境のもと
育ってきたからに他ならない。

火と水によって生み出された奇蹟

あなたたちは、知識として知っているはずなのに

自分達が見上げる夜空の星が
はるか遠く
何万年、何億年もの時を旅して
「あなたの目に映る」
という現象へ到達したのか

思いを馳せることは、ほとんどない。

そうした、あなた方にとっては
「非現実的」で
「日常に役立たない事柄」こそを

日々の暮らしにおける重要な出来事

として生きている。

龍之洞穴に棲む絵描きとは、
そのような珍奇な生態の人間である。

内部を垣間見
洞穴に棲む様々な生き物との邂逅を試みる

その権利は
自ら扉を開き中へ足を踏み入れようとする
ごくわずかな者に

与えられる。



4月20日始動、少人数制会員サロンがスタートします。

その名も「龍之洞穴」

申し込みページの公開まで、あと4日

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