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変装…じゃなくて変奏の達人

おにぎりってお好きですか?
嫌いな人を探す方が難しいですね。愚問でした。
では自分でおにぎりを作るとしたら、
具材はどれくらい思いつきますか?

梅干し、シャケ、昆布、おかか、ツナマヨ…
私はこんなもんです。ど定番(笑)。
10個以上味を変えたおにぎりを作ろうと思ったらちょっとしたパニックです。

前回モーツァルトが転調の天才だと書きましたが、彼の天才的(変態的)要素は変奏(バリエーション)にも現れています。
リストの豪華絢爛なクリスマスディナーのような編曲とはちょっと趣きが違いまして、
シンプルでもどこか暖かくてユーモアに溢れた作品が多いですね。

中でも有名な『きらきら星変奏曲』はもともとフランス民謡のシンプルなメロディですが、モーツァルトの手にかかってしまえば、12通りの変奏でなかなか豪華な1曲になってしまうのてす。

ではその見事な変奏を、おにぎりの味変に例えて見ましょう。

テーマ→超シンプル塩おにぎり
第1バリエーション→粒々たらこおにぎり
第2バリエーション→粒々明太子おにぎり
第3バリエーション→鮭おにぎり
第4バリエーション→しそ昆布おにぎり
第5バリエーション→ツナマヨおにぎり
第6バリエーション→しらすと胡麻のおにぎり
第7バリエーション→おかかおにぎり
第8バリエーション→わさび菜漬けおにぎり
第9バリエーション→梅おにぎり
第10バリエーション→炒飯おにぎり
第11バリエーション→出汁かけ鯛茶漬けおにぎり
第12バリエーション→肉味噌入り肉巻きおにぎり

楽譜と睨めっこしながら、無い知恵を振り絞って考えましたが、いかがでしょうか?
第11(Adagio)のバリエーションは大好きなので気合いが入ってしまいました(笑)。

バリエーションの作品からは「聴く人を楽しませたい」というモーツァルトの豊かなサービス精神が伝わってきますね♪














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