日記、のようなもの #18 天然由来というけれど
022/9/28
すっかり秋めいてきた最近ですが、夏の間はなりを潜めていた指先のあれがあっという間に顔を出してまいりました。
すでに爪のまわりが逆向けめいた状態になってきていますし、爪自体も二枚爪だったり白い筋が入っていたりというのが目に見えてきたので、爪用のオイルを塗っています。
私は子供の頃から湿疹ができやすく、また乾燥肌であるため保湿は欠かせません。
世の中には保湿成分の入ったクリームや化粧品が山ほどあるので、そういうものにはずいぶんとお世話になっています。
……まぁだいたいにおいて。
この保湿成分、というものですが、よく聞くのが「天然由来成分の入った」「優しい自然由来の」というようなキャッチフレーズです。
だがしかし、天然由来だから優しいって、本気か?とよく思います。
「天然成分」や「天然由来成分」という言葉の細かな違いを言っているのではありません。
自然にあるものから抽出したものだったら安心なのか、ということです。
というのも、私はオリーブオイルやシアバターでかぶれてしまうから。
植物由来の成分が優しいなんて絶対嘘だ。
だって植物って言ったって、何千年にも何万年にもわたる生存競争を生き抜いているんですよ。
単に優しいわけじゃない。優しいだけじゃなくてタフなんです。
つまり私はそのタフさにあっさり負けているというわけで。
これまでに実際に使ってかぶれたものは
オリーブオイル/シアバター/スイートアーモンドオイル/マカデミアナッツオイル/椿油
これらは少量でもすぐに赤くなってかゆくなります。
そこまでひどくはないけれど、大量に使うとやはり赤くかゆくなるのが、ローズヒップオイル。
逆に大丈夫なものは
ホホバオイル/ココナッツオイル/スクワランオイル/馬油/ミネラルオイル
一番上の赤くかゆくなるグループに気づいたあたりで、新しいオイルを試すのにとても慎重になりました。アルガンオイルなんかは気軽に試せるお値段ではないので買ってませんが、たぶんかぶれちゃうんでしょう。
なぜなら、主成分がオリーブオイルと同じオレイン酸だから。
ローズヒップオイルの主成分は、オレイン酸とそれ以外が半々くらい。
一番下のグループは、オレイン酸以外が主成分のオイルみたい。
とはいえ、ちゃんとアレルギー検査をしたわけではありません。
でもつけたらかゆくなるものの主成分を調べたらみんなオレイン酸だったので、おそらくはそれが原因だろうと思っています。
いろんなところでオレイン酸は身体に良いと言われていますが、そういうわけで私はとても手を出せないのです。
こうなってくると、新しい化粧品、保湿クリーム、シャンプー、コンディショナー、その他もろもろを買うときには、成分表とにらめっこです。
字がちっちゃいものが多くて本当に大変なので、ケースに記載している成分表の文字を大きくしてほしいし、商品のサイトにはもっとわかりやすいところに成分表を乗せてほしいなというのが目下の悩み。
そしてもう一つは、保湿成分配合、といっていろんなオイルを混ぜないでほしい!
ホホバオイルだけなら使えるのに、そこにシアバターやらマカデミアナッツオイルやら混じってきたら使えないじゃないですか!!!
最近はたとえばユニクロのヒートテックのように、保湿成分として椿油配合、なんて衣料品も出てきて、そちらでも戦々恐々としています。
天然成分配合、エモリエントオイル配合、なんて言葉だけでなく、きちんと何を入れているのか書いてほしいと思ってる。
不思議なのは、顔や手や足その他にオリーブオイルをつけるとすぐにかゆくなって赤くなってしょうがないのに、食べる方は全然平気だということなんですよね。
イタリアン大好きだし。
よくTwitterなどで、食用のオリーブオイルを化粧用として顔などに使うのはやめて、という注意を見ます。化粧用として精製されたものと食用として精製されたものは少し違っていて、食用は食べる分には問題はないけれど、それを皮膚に塗ると吸収が早くてアレルギーになることがあり得るからだとか(意訳)。
以前問題となった小麦をつかった石鹸も、どうやらそういうことらしいですね。
つまり、私はその場合と逆ということなのだろうかと考えています。
それでも、あまりそればかり食べているとそのうち完全にアレルギーになっちゃうんじゃないかとどきどきしています。オリーブオイル、せめて毎日の料理には使わないようにしよう。
とにもかくにも、そんなわけで、今年も自分の使える保湿成分入りの商品を探して店頭でぐるぐると思い悩む時期が始まりました。
いっそ天然成分なんてなんにもない商品だったらそれでいいのに。それにプラスして、大丈夫なオイルを使って自分でお手入れするのに。
そんなふうに考えながら、ドラッグストアやスマホで、日々、成分表とにらめっこしています。