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リブランディングしました

皆さん、はじめまして株式会社UrthのCEOをしている田中です。この度、2020年に創業し、メタバースの事業をメインに規模を拡大させてきたUrthをリブランディングしました。

創業4年目にして、なぜリブランディングをしたのか、どのようなミッション・ビジョンに変わったのかをここでお話しできればと思います。

わたしは、大学3年で起業し、主に建築設計・メタバースの領域で事業を行ってきました。

今回のnoteでは、Urthのこれからを知ることができ、学生起業に興味のある方やスタートアップでのリブランディングに興味のある方には、ぴったりの内容となっています。


なぜリブランディングしたのか

今回実行したリブランディングは、実は2023年11月から仕込んでいたものです。リブランディングの理由を端的にまとめると、Urthが主戦場としてきたメタバース市場が変化したからです。

どのように変化したのかというと、メタバースプラットフォームによって、施策の成功が左右される状態から、プラットフォーム上のコンテンツによって、施策の成功が左右される状態に変化したというところです。

Urthの社名は「You(U) are the earth」のそれぞれの文字を取ってできています。この社名の由来の「You are the earth」は、創業時のミッションであり、今回再登板となった「すべての個人が輝く社会をつくる」で、ミッション達成時に実現できる、すべての個人が輝く社会になった状態の地球とすべての個人との関係を表しています。そんな状態を、空間の不を解決することを通じて実現しようというのがUrthのしていることです。

その中で、ここ数年はメタバース市場で空間を提供し、ミッションの達成を目指してきました。この参入したメタバース市場は2020年当時はプラットフォームがまだまだ未熟で、プラットフォームが理由で施策がうまくいかないといった事象が発生していました。
そのため、空間の不を解決するUrthでも、あくまでプラットフォームの上のコンテンツである空間だけをお客さんに提供しても、なかなか思うような価値を提供できないという市場でした。

そこで、Urthも自社でプラットフォームを構築し、空間と合わせて提供する形を取りました。そのような提供方法で、事業をプロダクトのリリースから3年で50倍以上の成長を達成し今に至ります。

元々プラットフォームが未熟であったメタバース市場でも、ここ数年の提供側企業、そして活用してくださっている企業の努力により、プラットフォームは成長し、プラットフォームによって成功が左右されることはなくなってきました。今の市場では、その上のコンテンツによって左右される状態です。

このような市場の中で、Urthの本来の強みである、空間の不を解決することがメタバース施策の成功に寄与できる状態となっています。そこで改めて、Urthは空間の不を解決する企業であるということを、かかわるすべての人たちに知ってもらうべく、今回のリブランディングを行いました。

リブランディングの概要

今回のリブランディングで、ミッションを「空間を多様化させ、多様化した社会の基盤を作る」から、「すべての個人が輝く社会をつくる」に変更し、新たにビジョン「誰もに空間デザインの力を届ける」を設定しました。

「すべての個人が輝く社会」はUrth創業の際に創業者4名で事業を通じて実現しようと決めた社会の姿です。全ての人が自分の個性を表現でき、周りに認知され、個性を100%活かせる場所でその力を発揮できるようになれば、今よりももっといい社会ができる、そう考え、そのような社会を生み出すべく起業しました。

創業前の様子(下段の左から四人がUrthのメンバー・創業者)

コロナの影響もあり、事業を建築側に寄せ、社長を下境田から自分(田中)へと変えた際に、このすべての個人が輝く社会を目指すために空間を活用することを強調しようと「空間を多様化させ、多様化した社会の基盤を作る」という、より具体的なミッションへと変更しようとなったのが今までのミッションの生まれた経緯です。

そこから4年が経ち、メタバース業界も進化し、Urthも業務委託メンバーを含めると20名以上が関わる企業となりました。また、多くの企業にサービスを活用いただき、メタバースという不安定な市場において挑戦を行っていただいています。
その中で、Urthの仕事は空間を多様化させるだけでなく、空間の不全体にかかわりを持ち、仮想現実空間、現実空間を問わず、課題を解決する企業へと変化を遂げました。そこで改めて、創業の理念である「すべての個人が輝く社会を作る」ことをミッションに掲げ、「空間を変えれば、世界は変わる」という想いをもって事業を行っていこうと考え、今回のリブランディングを行いました。

ビジョンの作成

今回、ミッションに加えてビジョンを作成しました。Urthでは、ビジョンは今まで社内で意識されたことがなかったのですが、今回改めて設定することとしました。

ミッションが、Urthが事業を通じて行っていることとしたとき、ビジョンは向こう数年から十年を見て、Urthが具体的に何を目指しているのかを明確にしたものです。

そのビジョンとは、「誰もに空間デザインの力を届ける」です。
Urthが目指すミッションから考えた際に空間とは自己表現の場でなくてはなりません。自分の好きなものや思想、趣味が空間に表現されており、その中に入った人にこの部屋の主は何を考えているのか認知してもらうことができている空間です。その空間をゴールとしたとき、世の中には様々な空間の課題があります。その課題は顕在化されているものからまだ顕在化されていないものまで数多く存在しています。

このような課題を全て解決し、資本がある人でなくとも自己表現の場として空間を活用できる仕組みを生み出すことをUrthは今後数年間で目指していきます。

おわりに

日本には32万人の1級建築士がおり、アメリカには8万人、イギリスでは3万人です。人口対比ではアメリカに対して、12倍もの建築士が存在するのが現代の日本です。これは、日本にとって隠れた資産であり、世界に対して日本の価値を発揮する大きなファクターと考えています。
日本の中に眠る力を目覚めさせ、世界に対して日本の価値をメタバースや宇宙、発展途上国での開発など分野を問わず建築という切り口で提示し、空間の不を解決する仕事をUrthでやっていければと思っています。

Urthでは、そんな挑戦を一緒に行う仲間を募集しています。一緒に挑戦をしましょう!

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