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ディジタル緑茶➀

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短い物語の集積地
『創造の煌めき』- 短編集の新たなる扉 手に取ってみてください。きっと、新たな世界への扉が開かれる…
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#小説

土曜日の午後の雨

 起きて、いつの間にか土曜日の午後だった。私はまだこれからも土曜日の午後を過ごすのだった…

hirokiow
1年前
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朝日が目に沁みるということはない

 朝日はゆっくりとのぼり、これまで照らされていなかったところが太陽の光にてらされるように…

hirokiow
1年前

どこにもいかない

 休日にはどこかに行くことが常態化していた。すると、どこにも行かない休日が、あまりにも珍…

hirokiow
1年前

それぞれのそれぞれによる

 なかなか前に進まない。そう思って生きていた。だからかもしれない。私はまだ、まだ何も達成…

hirokiow
1年前
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ごこうのすりきれ

 どこにでも行ってしまえよ。 彼はそう言った。

hirokiow
1年前

2017 ハロウィンの夜 渋谷

渋谷駅に到着する前から、山手線の車内放送で、本日はハロウィンの影響により、ハチ公前出口付…

hirokiow
1年前

朝のサイバーパンク

彼女はやってきた列車に乗り込んだ。その日の彼女はグレーのスーツに黒のシャツ、紺色のネクタイをしていた。足元はルブタンのヒールだ。そしてカバンはサンローラン。エディ・スリメンディザインのバッグには書類の束と、水の入った水筒、そして化粧品が入っている。

ネオ・トウキョウ

 いつだったか。私の住むこの街で今起こっている様々なことが自然で生き生きと成長していたこ…

hirokiow
1年前
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サイバ

 こんなにも不思議にこの世界のことを思ったことはなかった。サイバー空間と現実の空間、その…

hirokiow
1年前

キャブターシティ

「あれは絶対おれのせいじゃないぜ。そもそも業界の規則で業務範囲というものが決められている…

hirokiow
1年前

cybernove1(",")

どこにでもあるものについて

hirokiow
1年前
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サイバー・フィンチ

 ある夜のネオンと街灯とその街の香りは、まるでごみ溜めで光る害虫か、あるいはあまい球に反…

hirokiow
1年前

SF的ソニックユース

『人が思いつくものに関して、それはたしかにユニークなものもたくさんあるが、もしかするとそ…

hirokiow
1年前
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ハイIQの物語

 ロゼが扉を開ける。私がその扉を閉める。ロゼが扉を閉めた。私がその扉を開けた。