転職に年齢も経験も関係ない。やりたいことをやればいい。
認知科学に基づくコーチングを提供しています。
サカモトヒロキです。
この記事では私自身が認知科学のコーチングを学び、自分自身に適用していく中で実現した40代で未経験職種への転職について書いていきます。
30代から40代の大企業に勤める会社員の方には実体験を持ってサポートできる自信があります。
興味を持たれた方はコーチング体験からお申し込みください。
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日系製造業から外資系IT企業へ転職
認知科学コーチングを通して私が実現した大きな自己変革は転職です。
現在プロコーチとしてクライアント様をサポートする中でもよく話題になるのが転職相談ですが、自分自身が認知科学のコーチングを学びながら転職をしたことで解像度高くコーチング提供できています。
転職というと私自身現在の仕事に就くまでにすでに2度の転職を経験していました。ですから認知科学コーチングを学んだから転職する決断ができたというわけではありません。
認知科学コーチングを受け、自らもコーチになる学びの過程の中で、自分では絶対にできるわけがないと思っていた仕事に就くことができたのです。
現在は外資系のIT企業でDXコンサルティングを行なっていますが、これまでの私は日系の製造業で営業や事業戦略を実施していました。自動車、航空機、化学と3社で経験があったものの、いわゆる日本の典型的な歴史ある大企業に勤務している一般的な会社員でした。
すでに40歳で管理職になっており、転職市場では新しい仕事を見つけることも簡単ではない状況でした。これは2回目の転職が36歳であったため、いかに現実問題として年齢の壁が存在するのか身をもって分かっていたこともあります。
ではなぜ40歳で全くの未経験の業界に、それも年収を大幅にアップさせて転職することができたのか、認知科学的な観点で説明していきます。
have to にまみれていた前職時代
以前の職場では順調に昇進して管理職のポジションに就いていました。同年代からすれば結果も出していて、何の問題もないキャリアを歩んでいるようにみえていたかもしれません。
一方で自分の中に起きていた現実は全く違っていました。管理職といえども50〜60代の上層部から見れば最下層の下っ端です。まるで新入社員時代に戻ったかのうような理不尽なわがままを押し付けられ、命令に従うものこそが認められるという環境で完全にメンタルダウン状態でした。
全ての日系大企業がそうであるとは言いませんが、3社を経験して自分なりに見えた景色は似たようなもので、やりたいことや得意なことで突き抜けるのではなく、できないことや苦手なことをカバーリングすることで総合的に仕事がこなせることが求められる場面が多かったと思います。
私はやりたいことが比較的はっきりしていて、苦手なことも自覚していたので、そもそも管理者ではなく現場でお客様相手に価値提供したいというマインドが強い人間でした。それでも年齢とともに求められる役割は変わり、自分の意志とは無関係の大量の社内向け資料作りが仕事のほとんどになっていました。
でも、その状況を受け入れ、コンフォートゾーンとし、変えられないものと思い込んで不満だけ抱えていたのは、所属企業や上司や他の誰が悪いわけでもなく、その選択をしていた自分だったのです。
have toの剥がれたコーチングセッション
そんな自分がコーチングを学ぶ過程の中で、超一流のセッションを受ける機会に恵まれ、たった15分で完全に認知が書き換えられたのです。この実体験は自分自身もプロフェッショナルな本物のコーチとなり、人を救う人になる、世界を変えると決意を確かなものにした瞬間でした。
ではそのセッションはどんなものだったのか。
私のそれまでのキャリアの中心は海外営業だったのですが、B to B の営業というのは関わる関係者が多く、お客様も社内も1人でも納得いかないと反対し出すと話が前に進まないという特性のあるビジネスでした。
そのため、現場の末端のドタバタからトップエグゼクティブ層の根回しまで日夜あちこちに話をつけながら、なんとかかんとか仕事を前に進める「調整屋さん」「便利屋さん」みたいなアイデンティティで生きていました。
良い見方をすると器用に何でもこなせる社員でいたものですから、プレーヤー時代は重宝されて、器用さを武器に自由に世界中に出張して回っていたものです。自分自身もそれで成果が出ている実感も持っていました。
この状態で受けたコーチングセッションで私の職業機能は「タフネゴシエーター」に書き換えられました。
初め聞いたとき「タフネゴシエーター」という言葉は自分とは真逆の人間を表すもので、まるで実感が湧きませんでした。タフでもないし、イメージする交渉人と自分はかけ離れていたからです。
認知が書き変わる前の自己評価は、物腰の柔らかさで相手の立場になって考えられるから、提案が押し付けっぽくならない形でセールスできる人だったので、ゴリゴリの譲らないパワフルな交渉人とはファイティングスタイルが別だと思い込んでいました。
ですがコーチングセッションでエフィカシーをあげられ続け、自分のステージが2段階ぐらい一気にアップデートされたのです。
「あなたのやっていることはタフネゴシエーターです」
「1社に1台ほしい必殺仕事人です」
「B to B のセールスに長けた人です」
「大きな組織のメンタルモデルの書き換えができます」
「顧客の組織向けもできるし、自社組織でもできます」
「海外進出したいベンチャー企業などからは引くて数多」
「本来的にはもっと報酬が高くていい」
「PMOやスクラムマスターと同じことをやっている」
「サッカーで言うとリベロ」
「説得したいというwant toがある」
「まずは自社でプレーヤー戻りたいと交渉せよ」
「自社でダメでもどこでもやっていける」
have to を剥がし続けるコーチ仲間との関わり
たった15分で自己評価が大幅に上がった自分ですが、さらにマインドを広げるために現実世界で大企業とベンチャー企業をつなぐ仕事している方や、大企業から起業されている方など多くのコーチ仲間と対話する機会を得ることができました。
たくさんのコーチ仲間と対話する中で、あるとき自分の発した「40歳で新しい仕事などはじめても役に立てますかね?」という言葉に対し、あるコーチが「そういうマインドの人では無理ですね w」とサラリと返されたのがさらに自分をアップデートさせました。
そうやって自分は誰かの許可を求めて生き続けていたのです。
新卒一括採用で大勢の中から企業に選んでもらい、中途採用でも職務経歴書を出し企業に合否をつけられ、仕事とは企業に選ばれた人が手にするものと無意識で洗脳されていたのです。
当たり前ですが起業されてきた方々は誰にも選ばれていません。何なら自ら大金を投じて仕事をしている訳です。認知科学における仕事の定義である「お金を払ってでもやりたい人の役に立つこと」そのものです。給料という名のお小遣いをもらうための企業勤めとは世界線が違います。
こうして自己評価が上がり、仕事というものへの認知が書きかわった時点で、もはや今までの仕事を違和感なくやり続けられるということは無理でした。未来世界からすると現時点の自分がダサすぎて耐えられなくなっていました。
本当にwant to だけで仕事を選ぶことができるのか
20代、30代で転職活動を経験している自分にとっては40代になってから「やりたいこと」で仕事を探すことが難しいことは知っていました。
ただそれは思い込みでしかなく、その壁を突破するのがタフネゴシエーターだという自覚がありました。
過去の経歴から見てできる「CAN」をアピールするのではなく、want to由来で能力をいかせるお金を払ってでもやりたい仕事を探すことに振り切りました。
そうやって現状の外側のゴールに向かうことで、リソースが見え、情報があつまり、発信に対して助けてくれる方も次々と現れました。
ベンチャー企業の採用支援をする会社の代表の方には、「多くの会社は採用したくてもコストかけられないからエージェントを使った採用活動ができていない」ということを教わり、求人募集していなくても飛び込みで話をしにいくようにしました。
また起業家の方には「一緒に働きたいという人はよく来るけど、本気かどうかは目を見たらわかる」という話をしていただき、興味のある会社については知らないことがないと言えるくらい調べ尽くしていきました。
グローバルネットワークを持つ方からはカナダの求人を紹介いただき、レジュメのチェックからオンラインで現地採用の面談までアレンジいただいてしまいました。
起業することも考え、実際に合同会社を立ち上げましたし、海外に行ってから現地で仕事を探すことも考え、移住についても経験者の方に具体的な方法を教わりました。
want toに基づく本気の挑戦はこんなにも多くの方の応援していただけるものなんだと驚きと共に言い訳できない責任も感じました。
外資系IT企業を選んだ理由
およそ2ヶ月かけて私が最終的に出した結論は外資系IT企業への転職です。
日本の製造業がまたもう一度グローバルで大活躍する世界をつくりたい。
そのためには古い体質から変われない働く人のマインドをアップデートしなければいけない。そのツールとしてDXを使いたい。
そうした理由で製造業むけのデジタルツインでグローバルトップランナーの企業へ転職することを決めました。
ここでは年齢に関係なくプレーヤーに専念することができますし、大きなインパクトを与えられる巨大企業へのアプローチも可能です。オフィスには10カ国以上の国籍の同僚が働き、エキサイティングな環境です。
自らの真なるwant toに素直に忠実に向き合い、純粋にフィットする仕事を探し続け、「未来に過去は一切関係ない」と信じきったことで、未経験業界であろうとも年齢関係なく仕事を得ることができたのです。
実際に働き出した現在
新職場で働き出して、数ヶ月ですが、もちろんめちゃくちゃ大変ですwww
全く知らないことばかりですが、誰も教えてくれません。
そして仕事を覚えるまで待ってもらえるようなこともありません。
いきなり現場に出て、走りながら学び、今日という日から成果を上げ続けなければ居場所はありません。
真夜中まで製品知識を頭にぶち込み、週末も業界動向を調べる毎日ですが、これこそが「want to で仕事をしている」ということなんだなと実感しています。
これまでは「have toと引き換えに生命時間をお小遣いに換金していた」のだと分かり、ゾッとしました。
目が回るほど、人生史上最高レベルで仕事にコミットしているのですが、コーチングもやっていますし、セミナー講師の職業機能も増えていっています。
毎日ジムで筋トレするし、子供と旅行に行くし、ピアノ弾くし、ますます美容と健康の解像度も増して、見た目は以前より若くなっています。
言い訳できないくらいwant toに純粋に生きると、ものすごく大変だし、苦しいしど、この人生を生きれて最高だなと思います。
前の職場の同僚に「そんなに無茶して怖くないのか?」といわれたのですが、「怖くない人生を生きる方がよっぽど怖いよね」と自然に返していて、自分でもかわりっぷりに笑ってしまいました。
会社員でも変われる、現状の外に挑戦しませんか?
「会社員のパラダイムを壊せずにくすぶっている」
「自分はもっとできると思うのに飛び出せていない」
「挑戦に溢れた人生をつくりたい」
全ての人に可能性があります。
コーチングは起業家や経営者のためだけのものではありません。
特に大企業でスキルも経験も意欲もある長い間 have toと戦ってきた方なら、コーチングでエネルギーを解放できます。
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