見出し画像

Sunoで作った曲をnarasuで配信登録してみた(2): 配信までの流れ編

前回の記事にてAI生成楽曲をnarasu経由でさまざまな音楽配信サービスに配信代行してもらった時の流れを書きましたが、無事配信開始されました!
配信代行サービスに登録した後実際に配信されるまでの間にいつ頃どのような節目があるのか、なにかやるべき事はあるのか、そして配信はどのようにスタートするのかなどをまる見せしていきます!と言いたいところなのですが届いたメールなどの通知物は無断転載禁止のようなのでどんな通知があるかなどを書いていきます。

前回の記事は下記です。配信成功の実績あり記事になったので有料化しましたがXのリポストで無料になります。

STEP0:narasuからの配信審査受付完了通知(0日後)

これは配信依頼の登録が完了したらすぐに届きます。
登録したリリースタイトルなどの情報が記載されています。
登録確認なので内容に間違いなければ特にする事はありません。

STEP1:narasu審査結果の通知(約1週間後)

配信審査受付完了の約1週間後に届きました。
narasuでの審査が完了し、配信手続きを開始した旨記載されています。
配信依頼した内容についてnarasu内部の基準で審査があり、配信サービスへの登録申請をする前にチェックされます。具体的なチェック項目は分かりませんが、おそらく口座情報などが正しいかとか曲データの品質チェックなどがされるのだろうと思います。
ちなみにこの時のメールの末尾に"LinkMAP画面"についての案内があり、配信先として設定した各配信サービスへのリンク一覧を確認できるようになります。
実際のLinkMAPへのリンクはこの記事の終わりに貼っておきます。

ここに表示する配信先のON/OFFや配信に際してのコメントなどを設定する設定画面もあります。ここで入力したコメントは"LinkMAP画面"にて下記のように表示されます。

このステップでやる事は以上です。

STEP3:配信開始(2〜3週間後)

審査等が問題なく進めば配信登録で設定した日から各配信サービスにて配信がスタートします。配信開始の際は特に何の連絡もありません。先ほどの"LinkMAP画面"から想定通り配信されているか確認できます。

はい、以上です。
リリース情報登録の際はなかなかやることが多かったですが、その後はほぼやる事はありません。STEP1の審査結果通知が届けば後は配信を待つだけです。

気づいた事

今回初めて配信サービスに楽曲配信をしてみたのですが、やってみて色々気づいたことがあるのでシェアしたいと思います。

1.AI音楽意外の曲との比較になる

音楽制作経験がほぼなかった中でAI楽曲作成を始めたので、これまで比較する曲が他の人がAI生成した楽曲に偏っていたことに気づきました。
今回最初に配信がスタートしたのがSpotifyなのですが、Spotifyは無課金だと聴きたい曲は似た雰囲気の他の人の作品とバンドルされてミックスリストの一部のような形で配信されます(Spotify Radio)。今回の曲もそういう感じで聞いたのですが、当然ながら他の曲は(おそらく)生成AIではありません。そして配信リリースするぐらいなのでやっぱクオリティ高いです。そういう曲の中に混じって公開されるんだなというのを実感しました。そして今回の曲は他の曲にも負けない存在感はあると感じました。
逆にいうとこのレベルの完成度に達していない曲はちょっと配信できないな、という目安みたいなものができた気がします。

2.似た楽曲のアーティストを発見できる

1.のSpotify Radioの話に関連しますが、これがなかなか興味深い体験でした。なにせ配信した曲は自分の中でもこれ最高!って思える曲なので、そんな最高曲に似た感じの曲を提案してくれるなんてありがた過ぎます。
出てくる曲が全部好きとは言いませんが、少なくともどの曲もインスピレーションソースにはなります。なるほど、こういう展開おもしろいな、とか歌い方だけでこんなに表現コントロールできるねんな、とか歌詞的にこういうやり方でリズム感出せるねんな、とか勉強になりまくります。
そしてこういう刺激は次の創作のモチベーションになります。

3.マスタリングの重要さ

今回マスタリングをほぼせず(曲の終わりの念押し手動フェードアウトだけ実施)提出してしまいました。音量レベル調整だけでもしておけばよかったです。
一瞬気にはしたのですが、ピーク時にちょろっとレッドゾーン入りしてる感じだったのでまあちょうどいいだろうと軽く考えていました。配信であることを考慮すると他の曲とのレベル合わせはしておかないといけなかったと後になって分かりました。他の曲と比べてあからさまに音量が小さいわけではないですが、続けて聴くと少しボリューム上げるぐらいでちょうど馴染む気がします。
マスタリング自体が重要というより、”他のアーティストの曲とシャッフルして聴かれること”を意識していなかったのが根本原因かなと思います。そういう微調整ぐらい最近の高度な配信システムならあんじょうやってくれるんちゃうか、と油断してました。
一度配信登録してしまうと曲の修正はできないので今回の曲についてはもうできる事はないのですが、今後曲が増えた時にアルバムバージョンとしてリマスター版を作るのがいいかなと考えています。

まとめ

やっぱりやってみると色々気づくことってありますね。
そして配信スタートした後どのぐらい再生されるのか、その結果収益はどうなるかなど今後も折を見て記事にしていこうと思います。
今回配信した曲「月光花の夢」は今日(8/21)時点ではまだ一部の配信先(Spotify, Youtube Music)からしか配信されていませんが配信先一覧のLinkMAPを貼っておきますのでぜひ聴いてみてください!

また、試聴用に「月光花の夢」の歌詞アニメーション入りのショート動画を作ったのでみてみてください!

参考になったなと思ったらぜひスキやコメントいただけると嬉しいです!
ではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?