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Suno作曲:曲先で2曲目、難航の挙句ヒュムノス語版を経て日本語歌詞版できました
ちょっと前に曲先でSuno作曲上手いことできたぜ、イチから歌詞に合う曲出てくるのガチャるより簡単だぜ!という記事を書き、2曲目もサクッと作っちまおうとやってみたのですが今回は結構手こずりました。
とはいえメロディのイメージができた上で曲を作り始められるので気分的にはお手軽でした。できた曲はこちら。
先日ポストした曲:Static Sparkの日本語歌詞版のリベンジです。
— HIRO (@SousakujikkenH) January 28, 2025
かなりイメージに近い感じに仕上がりました!
本当の理想イメージよりはちょっとハウス感強めですが、これはこれであり。 pic.twitter.com/c8D9MKx1sn
元になったインスト曲はこちらです。
この曲に歌詞を追加してCoverして作ってます。
曲先での作り方の詳細は一つ前の記事↓に書いてある通りです。
今回のインストは結構複雑で細かい音の動きがあって、どんな歌詞を当てはめるかパッと思いつかず出だしからなかなか大変でした。
曲のタイトル「Static Spark」というのは仮タイトルみたいなもので、なんとなくエレクトリックでエッジの効いた曲にしようかなーぐらいの感じでした。
とりあえずやったこととして、メロディーに文字を当てはめて文字数だけ把握できればChatGPT先輩がいい感じに歌詞考えてくれるかなーと期待して、仮歌的な感じで適当に言葉を当てはめてみました。
例えば、メロディの出だしのところは「ああとってもー」みたいなリズムの言葉が当てはまりそう、とか、最後の部分は「だったらーなんなのー」みたいな感じで、特に意味もなくメロディを繰り返し聴きながら自然と出てきた言葉を当てはめていくみたいな感じです。ポイントは音を伸ばすところと「っ」みたいな弾む部分にフォーカスしてメロディに言葉を割り当てます。
一旦言葉が埋まればChatGPT先輩に相談です。途中紆余曲折を経て採用版になったときの歌詞はこんな感じです。
ああそっけないーきみのまーえーでなんでかーかたまるー いつもーのじぶんじゃないーあれこれーかんがーえーちゃーうーこんなのーきみにはーないしょさー
次に、これをベースに2番以降をChatGPTに考えてもらいます。
オリジナルのインストのメロディが確か7回繰り返しがあったので、7パターン作ってもらいました。最終的には途中にBridgeを入れて繰り返しパターンは5回にしました。
曲名:Static Spark
作詞:Hiro with ChatGPT
ああそっけない きみの前で なんでか かたまる いつもの自分じゃない
あれこれ考えちゃう こんなのきみには ないしょさ
ああえがおで こえをかけて おはようだけでも ドキドキするぼくを
誰にもみせたくないんだよ でもこれって なんだろ
ああともだち みんなのなかで なぜか きみだけ ちょっとちがってみえる
これって すきなんかじゃないから たぶんね、ぜったい
こっちをみてるそのひとみに ふいにやられて しびれちゃうよ
だけどまだまだ ことばがみつかんない
ねえ!あのね、ちょっと きみのことが きになるんだ
でもね、そんな かんたんじゃない たぶんぼくは いじっぱりなんだ!
ああゆうぐれ ゆらめく きみのうしろすがた
なんでか声がでない はなしかけたくても できない ぼくは だめなやつ
ああさいごわ えがおでゆびをふって さよなら またねってきみがいった
そのあと うしろすがた またみてた ほんとは大好き
[chorus refrain]
お気づきかもしれませんが上に貼った曲にはBridge以降のパートが入ってません。最後なかなか綺麗に終わらず難航していた中、だいぶまとまりがいい終わり方だったのでもうできた気になって完成扱いにしてしまいました。
この曲を作るにあたりもう一点試したことがあります。
オリジナルのインストを聞いてもらうとわかると思いますが元々はBridge的な部分がなく、メロディ部分と間奏部分だけのシンプルな構成です。一旦はそれで歌詞を入れていっていたのですがどうも物足りなくなったのでBridgeを入れてみることにしました。
でもCover元にないメロディを追加するのはなかなか困難です。Sunoって一発出しの範囲内では結構安定して曲のモチーフの繰り返し要素ができるのですがExtendとかReplaceとかするとなかなか収束しません。メロディが破綻したり歌詞が崩壊したり最後がラップになったり。でもまあ実験なのでとりあえずやってみました。
そして案の定収束しないので、こういう時は一旦大きな変化を与えてみます。今回は歌詞が崩壊していながらも曲の構成としてはそこそこまともだった曲をベースにして、歌詞を日本語ではなくヒュムノス語にしてみました。
ヒュムノス語というのは某ゲーム内の架空の言語ですが、ネット上にはヒュ和辞典とかいろいろ情報があるのでChatGPT先輩に頼めばサクッと作ってくれます。
ヒュムノス語版はこちら。
Suno作曲、曲先でまた作ってみました。
— HIRO (@SousakujikkenH) January 26, 2025
タイトル:Static Spark(仮)
日本語歌詞をつけてみたのですがなかなかうまくいかず、試しにヒュムノス語にすると結構うまくいきました。この後日本語に戻そうというところでクレジットが尽きたので明日リベンジしてみます。#作品紹介 pic.twitter.com/a9vaNctRav
後半元々の日本語歌詞が滲み出てきてしまってますが、今回は中間生成物なので細かいことは気にしません。そして何よりBridge部分がしっかり馴染んだ一連の曲になったというのが重要です。
あとはこの偽ヒュムノス語版をベースにCoverで日本語歌詞版を作りました。
曲先でつくって思うのは、詞先だと試行錯誤する中でメロディのバリエーションが出てきすぎてどれがいいか選ぶのが大変になることがよくありますが、曲先だとここがあまりぶれないので気分的には楽です。でもベースとなるインスト曲にない要素を追加しようとするとこっちはこっちで結構大変というのがわかりました。
なお、今回曲に動画をつけていますが、これはKlingに開始フレームと終了フレームの画像を入れてつくったループ動画です。こういう簡単な曲動画を作るだけでも何かしら色々設定したりループの回数分動画をコピーしたりなもなき面倒な作業がありますよね。そんな人々を解放したいと思い、動画ファイルと曲ファイルを放り込むだけで曲付き動画ファイルができるツールを作りました。これについては次の記事で紹介します。
ではまた!