丸投げしないAI作曲実験4:ChatGPTと一緒に歌詞を磨いていく
前回の投稿からかなり間があいてしまいましたが歌詞のブラッシュアップが少しできました。
前回の投稿のときはChatGPT先輩がなかなか気持ちの入った歌詞を作ってくれて満足だったのですが、細かいところを満足行く仕上がりにしようとすると結構てこずります。
とりあえずVerse1と最初のサビまで試しに曲にしてみたので、まずは試作曲をどうぞ。「とびきりのwave function」ってところ、なかなかわかってる感じのメロディになってて結構気に入ってます。
現状の生煮え版の歌詞は下記のとおりです。今の所Verse2まではほぼ確定かなと思ってますが、その先はまだ吟味中です。
この歌詞にたどり着くにあたり、ChatGPT先輩にあの手この手でいいのをいただこうと質問してみたのですがなかなか手応えのある歌詞を引き出すことができませんでした。
一方、SunoAIのCustom ModeがOFFの状態でプロンプトに歌詞を書くと適当にアレンジしつつ歌詞を作ってくれることに偶然気づき、そこからひとつ材料をもらいました。
Verse2の4行目に「その光はいま壁を突き抜けていく」という歌詞がありますが、「その光は」という部分だけなんですけど、下記のような感じでVerseの4行目に出てきました。
ここ、実はChatGPT先輩に何度も相談したんですがなかなかほしいものが出てこなくて一旦諦めた部分なんです。
ほしかったニュアンスとしては言葉にできない想いが心の中で何度も反射しながらどんどん増幅していってレーザー発振するみたいにやがてものすごく鋭い光線になって発射される、みたいな感じだったのですが、ChatGPT先輩に相談するとそのままな感じの歌詞しか提案してくれなくて力尽きていました。
Suno先生の上記の歌詞も全然ほしかったニュアンスそのものじゃないんですが、「その光が」という一言から「その光はいま壁を突き抜けていく」というフレーズがすんなりと思いついた感じです。
でもこのフレーズにたどり着けたのはChatGPT先輩とのやり取りがあったからこそだと思います。やっぱりこういうアイデアを相談できる相手になってくれるChatGPT先輩は頼もしいです。
求めてる歌詞そのものはなかなか出してくれないのでちょっとめんどくさくなることもあるんですが、問いただしてみると思ったより遥かに深くこちらの意図を考えてくれてたりするのでびっくりすることもあります。例えば下記の箇所は前回の投稿で修正したかったブリッジの初期版ですが、
今回相談する中で下記のような聞き方をしてみました。
私:
これに対し何度かやり取りした後、
なんとなくこのBridgeの箇所でメインキャラの女の子が思いを伝える決断をする出来事が起こるイメージがあったので、「図書館」というキーワードが出てきたとき、これ使えそう!さすが先輩!と思いました。
結果的にはそのままは採用せず、今の所なんとなく研究室で彼の実験ノートをみてなにか恋の答えが見つかった感じの展開にしよっかなーと思っていますが、このアイデアにたどり着くにもやっぱり先輩の存在は必要でした。その時の先輩とのやり取りを紹介しておきます。
最初は雑な回答してきやがったな、と思ったのですが実はすごく深く考えてくれていました。ちょっと長くなるので画像で貼り付けます。
こんな感じで、自分で考えてもなかなかここまでイメージを具体的に言語化するのはたいへんですが、先輩はそのへん大得意なので助かります。歌詞自体を考えてもらうのではなく心象シミュレータとして使えるのでなかなか自分では思いつかない発想にたどり着けることを実感しました。
歌詞づくり、前作がかなりサクッとできたので甘く見ていましたが思ったより大変です。でも結構いいところまでできてきたので引き続きChatGPT先輩とSuno先生に相談しつつ作っていって、続きができたらまた記事にします!
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