私の芸術運動203夢も有限

ネットで古民家の空き家を見る、するとその部屋で珈琲を飲んで本を読んだり外を眺めたり、雨の日は縁側でぼんやりする自分が思い浮かぶ、「こっちの部屋は私のアトリエにしたいなー」「あの部屋で食事をとるんだろうなー」「この部屋には本棚を置こう」「この物件ならば一階を喫茶店にするのも良いな」そんな事を考えながら東京で私は絵を描きながらアルバイトを掛け持ちしながら夢想するわけです。

このままではあくまでも夢なのですが、私も33歳になる、結婚もまだよくわからないまま。だけどやりたいなと思っている事はずっと変わらない、それは、自分のアトリエ兼喫茶店を持つ事、そのアトリエには目を引く本棚があってそこには私が今まで読んできた本を収める、小説や詩集やエッセイや画集だ!!そして私自身が描いた絵の画集や、私の書いた小説や詩集やエッセイや、はたまた画文集なんてものを創って出版したいなと考えている。

本屋に行くと「あーこの棚のどこかに自分の書いた本があったらなぁ」とよく思う、小説は正直私には荷が重いけれど、絵のモチーフとの出会いや、一人旅、モチーフを探しに行った時の事、日々の雑記、絵についての私の見解、なんかをエッセイや詩集としてまとめて刊行する事は出来る!!と思ってる。

「人生はそんなに甘く無い」たしかにそれはそうだ、今までだって甘いもんじゃなかった。だけど甘い事をしたいわけじゃ無い、やってみてダメだったなら仕方ない、だけどそれを夢のままぼんやり眺めるだけの人生ではよく無いと私は最近強く思っているわけです。

何かを準備している間に人生は終わってしまう気がする、例えば私の絵が売れるようになるまで待っていたらいつになるやら?!タイミングを待っていたらいったい"いつ"になるやら?!出版社から声がかかるまで待っていたらいったいいつになるやら?!みなさんも若い頃やりたかった事や、今も実はやりたい事、いつかやろうと思っている事、があると思いますが、みんながそれぞれ自分のやりたい事を考えているとして、今回の私の様にこういう事をしたくていますここまでは出来る様になったという情報や近況を報告し合える環境があればなにかと手を組んでお互いを引っ張り上げる仲間に巡り会えるかも知れない、けれど「誰も助けてくれないから出来ない!」ではそもそもがダメな気がする、結局は自分がやりたいものを自分の力で現実の世界に持ってくるくらいのエネルギーが無ければと思う。

とはいえ、私にも1人では出来ない夢があります。それはいわゆる仲間というものを作るという事です、友達とは違います、私が言いたいのは、昔の文豪が仲間で集まって寄稿して作り上げた文芸誌を刊行する様な事であり、絵で言えばお互いの絵を見せ合い議論を重ねたりしながら切磋琢磨する仲間であり、決してただの仲良し子良しでは無く、だけどその仲間だからこんな話が出来るんだと言うようなものを作りたいなと思っています。

例えば3ヶ月に一度新作の絵を持ち寄ってお互いに発表し合って、作家の話を聞き、作家に意見して、ここが良い、これはよく無い、面白い、面白く無い、と批評し合いたいものです、そして年に2回くらいはどこかのギャラリーで春季、秋季、などでグループ展を開催したいです、そこに集まる芸術家は何も画家だけでは無くて、小説家や詩人、彫刻家、空間構い術、映像作品、服飾、他にも新しいジャンルの芸術というものがあっても良いと思います。

これは、誰でも良いというわけでも無いのです、ルールを設けるわけじゃありませんが仲間である事が強いて言えば条件と言えます。

そういう仲間で私の喫茶店で閉店後に秘密の会合を開くのも良いですね、たまには芸術に関係ない事で盛り上がったりもするでしょう。

しかしこれもそれもあれも、私の夢であり、結局はまずは自分が!1人でもやるぞ!とるいう気概があってこそなのです。

別に焦ってはいません、しかし時間は有限なのだという事は忘れないで生きてゆきたいですね。

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