私の芸術運動206ただただ画家なだけ

いくら描いてもやっぱり自分の絵となってしまう、自分が今まで描いてきたような絵になってしまう、悪いことじゃないのかも?だけどつくづく思う、自分が積み上げてきたものを壊す事の難しさ、一朝一夕でなせはしない。

私は独学で油絵を始めた、本当に1人でいきなり始めた事で、初めての油絵という本を読みながら兎に角絵を一枚完成させるところがスタートラインだった、美術学校に行ってみたいなとは思わなかった、行った方が良いんだろうなとは思ったことは何度もあるけど、行った方が良いから行く!じゃ続かないと思う。

美術学校で学んだ事をすればいい画家になれるならみんななってる、そうじゃ無いという事は学んだ後どうするか?が問われているわけだ。

自分が学び積み上げてきたものをいかに自分のものに落とし込んでゆくか

だけど画家になるなら通らなければならない道がそれ一本じゃーない、私が今まで積み上げてきた自分の独学というものを私は次どのようにして行くのか?が問われているってだけの事。

どこから山を登って行っても着く頂上は同じ

しかもみんな同じ山を登るわけじゃない

私は山を登ってる、その登り方は正しく無い、そのルートは間違っている、と私の山に登った事がない人に言われても。

実際はみんな自分の山しか見えてない

山の登り方を教わる学校に行く事も一興

だけどそこで生まれて山で遊んでいる子供の方が山には詳しいかも

マタギの仕事をしている人の方が山に対しての畏怖や敬意があるかも

私はただ好きで描いているだけなわけです。

素人です、稚拙です、ただ好きだからという理由でもう何年も1人で絵を描いている、これって普通にすごい事だと思ったりする、描かなきゃならないわけじゃないし、描けとも言われていない、描けるから描いたわけでもない、ただ好きで描いているっていうだけ

ただ好きな事をひたすらやっているだけ

もっと良いものを描きたいというだけ

私には素晴らしいものが描けると信じているだけ

ただただ画家なだけ

ただそれだけーー。

有名になりたくてもなれない人もいるし

有名になりたくなくてもなる人もいる

前者はただ好きなだけじゃやってられない

後者はただ好きなだけ

まぁーそんな棚から牡丹餅は無いけれど、ただそれだけのこと。

この前高知で見た田舎風景のように、ただそこにある、そこに行けば誰でも見れる、ごくごく普通のたわいも無いありふれたもののような素晴らしい絵画を描きたいだけ!!なのです。

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