私の芸術運動206順番
引っ越しをして、アルバイトも変えバタバタした日々からようやく落ち着きを取り戻してきたこの頃、私は自分がもう若くは無いなーと思い始めた、今年で33歳になる私は、今後の自分の人生がどうなるのか?さっぱりわからないでいる、運任せ、風任せ、こんな綱渡りみたいな生き方でいつ運が尽きるのか?それは案外もう直ぐなのかもしれないなーと思う。
だけどこんな私でもここまで生きてこられた事に心から感謝してる、なぜか私の人生のどれをとっても無駄なことはなかったと思える、最近新しく始めた喫茶店のバイトだってまだ3日間くらいしか働いていないけど今このタイミングで私がこの仕事をやっているという事はとても重要な事に思える、前までやっていた仕事でも充分に生活は送れたし、安定してた、だけどそれをあえて今の変えた自分の判断はなぜか正しいと感じる。
もしかしたら全てが間違っているかもしれないけれど、それでも今までの経験は私にとってとても大切なものだったと思える。それにこれからもまだまだ大きな変化が起こるだろうし、私が何を選んで来たとしても結局は自分の経験や心の声に従う以外に無い性分だから順番が前後したにすぎない様なものだと思う。例えば画家になる事を決断しなかった過去があったとしても、遅かれ早かれ私は画家になる事になっただろうし、歳を重ねれば重ねるほどに画家になろうという判断がしづらくなる事で葛藤がより凄まじい事になっていたと思う、それが5年後、10年後だったらと思うと胃がキリキリする、それにきっとこう思ったと思う「何でもっと早く描き始めなかったんだ!」と。25歳で描き始めた時に既にそう思ったのだから間違いない。
遅出とは言え、私が油絵画家になろうと決断した25歳というのは、私の人生で考えれば最年少の年だったと思う。
これからまだまだやりたいことがある、あの頃の自分にはできなかった事が、今の私にはできる様になっている事がいくつもある、今の私が気づいていないだけで他にもいくつもあるだろう、私はその中で何かを選択しながら、未来の選択肢を増やすために今を生きてゆく。
それが詰みな人生であってももうどうしようもない。
遅かれ早かれ、順番が前後しただけの事だから。