私の芸術運動154現出
まだ死にたくないなぁーと思いながら死ぬためには、自分を世界を愛せなくちゃなりませんね。
よく今死んでも後悔無いよ!というのが美徳という風に思われがちですが、私はそうは思いません、別に死ぬ予定は今のところありませんけど。、笑
これは死ぬ事を考えているんじゃなくて生きるということについて考える良い問いだと私は思うわけです、つまり自分の人生であり、自分が生きるこの世界の全てのことについて考えるということとなります。
私は日本に生まれて、親がいて、友達がいて、定職はついてないけれどもここまで生きてくる事ができました、これは本当に凄いことだなと思います、父がある日交通事故で死んでしまったり、同級生が自殺してしまったり、学校の先生が孤独死してしまったり、生きていればそういう事も何度か見てきたのです、誰かの不幸が私の幸福に繋がっているとは思いません、明日は我が身でしょう?そういう事は自分の心持ちでいかようにも世界は変わると思ってます、ただし!!思い一つといっても簡単な事じゃありません、一回念じれば良いなんて事は詐欺ですね、結局は日々の積み重ねの中に世界が現出します。
ついこの前、私は四国に4日間ほど1人でぷらぷら旅に出ていました。
たった四日間でしたが色んな人と交流して、というよりももはや助けられてばかりでしたが、濃い体験となりました。夜に飲みに行った居酒屋の店主の身の上話や、旅館を近所のおばあちゃんから受け継いだ店主の話し、他にもスナックのママや、焼肉屋の店長、お好み焼き屋の店長、民宿を経営する人、旅館の女将、バスの運転手、台湾の人。
こんな旅ができる自分に心から感謝しますし、私を構ってくれた人達に心から感謝します。
私はこういう思いを忘れずに生きていきたいと思うだけです、こんな思いで生きて行ったなら、まだ死にたくねーなーと思うでしょう?やり残した事や、未練や後悔からそう思うのでは無いです。
ただ、もっともっとこの世界で生きていきたいなーと愛情から思うでしょう。
私はそういう思いを元に絵を描いてます。
言葉にならない「あぁ」としか言いようのないとても温かい気持ちです。
これほどの素晴らしい思いを味わってもらいたい、感じてもらいたい、私はそういう事を考え、感じ、話し、聴き、行ってきた人間だという事を誰かに知ってもらいたいだけです、私の絵を見た時に、その絵の向こうで私はテクテクと1人でリュックを背負って立っています。
逆に私は絵を描きながらその絵の向こうにあなたを見たりするわけです。
未だ見ぬあなたです。
そんな思いが世界を覆ってゆけばみんな平和になるんじゃないですか?
そんな簡単な事じゃない!!と言うかもしれませんが、本当にそんなに難しい事なのか?とも思ったりします。
「なんのために生きるか?」
なんのため?世界を分けるのはそれです。
自分が執着するものによって世界は分断されています。
そんな自他の溝を良い意味で楽しめる様な人間になりたいです、そうなればフッと魔法が解ける様に目が覚めるかもしれませんね。