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私の芸術運動246私のアトリエ
人生の転機を感じて、あれやこれやと日々あくせくしながら自分なりの今後の人生について考え、焦りから色々と行動を起こしたり、変化を求めてみたりしましたが今年も終わりに近づき思い出されることは「去年の12月も同じ事を考えていた!」という事でした。
一年以上"何か"に取り憑かれていた。そんな気がしてまいりました。
その何かというのは自分の抱く恐れや、焦燥感や、劣等感、から生み出された幻想だったんじゃないか?と思うのです。
事前に色々と考え私なりに右往左往したこの期間は決して無駄だったとは思いませんせれども、要点を掴めていなかった様な気はします。
私が思っていた様な変化を自分の人生に起こせはしなかったのですが、それでもたくさんの勉強をさせて頂けた事有り難く思います。私の抱く芸術への情熱、それを継続させるための仕事、そして自分のやってみたいを実現するための仕事を私は今していますが、思い返せばどれも自分の今後に繋がってゆくことばかりです。
芸術を継続してゆくための仕事では、沢山の人に出会い、今では上司の代わりにお店を管理するポジションも任されることもあり、スタッフの事やお客様のことを考えながら今日1日の営業を良いものにしようと自分なりにやってきました、うまくいかない事や、プレッシャーに心が軋む時もありますが、それも含めて仕事と楽しめる余裕が出てきました。
そして、今年始めた自分のやりたい事を実現するための仕事でも、沢山の人との出会いから始まり、珈琲の知識や喫茶店の営業の流れを今学んでいる最中です。
これらが一つになった時私のやりたい事が叶うか?というとそれはまだわからない事、むしろ私にはまだまだ至らないところがありすぎて自信がないのです。
その自信のなさを埋めるピースがどこにあるのか?私はまだ見つけられていないけれども、それは今焦って右往左往しても補完されるものじゃないと私は今回思ったのです。
経験値か?知識か?はたまた勢いなのか?笑
私は正直なところ、そのピースはタイミングだと感じています。やったことのない事をやるのは誰でも不安でしょう、むしろそれが自分の今後の人生に大きな影響を与える選択になるのなら尚更怖いものです。
私はその不安感から自分の人生に右往左往させられたのでしょう、今の自分を受け入れられなかったわけです。
しかしそれは幻想、私は人生を自分探しの様なものと思って生きていましたが、むしろ逆、今の自分から逃げるための逃避行だったのかもしれません、なぜなら嫌でも自分はここに居て、探すまでも無かったからです。
30代になった頃辺りから私は自分の中に老いを感じることが増えました、それにも恐れを感じて私はそれを否定しようとしましたが、遠ざければ遠ざけるほど私は老いて行く気がしてるのです。
日常的に活力や体力が減った事を実感するし、体も弱くなった気がします、寒さにも弱くなりました。笑
20代の頃の様な将来に対するファンタジーな夢を描けなくなってしまったと感じるのですが、それは、私の心に抱いてきたものが現実味を帯びてきた!もしくは昔出来なかったことが今の自分には本当に実現できるかも?と思い始めているのです。
私が現実に追いついて来たわけです。
不安なことはまだまだたくさんありますが、その不安を感じれないことの方がよっぽど不安です。私はこの不安をしっかり見つめ、余裕をもって自分の時間を生きて行きたい。
その先に私の理想のアトリエがあるんじゃないでしょうか?
アトリエ兼喫茶店
お店の名前もまだ何も決まっていないこの夢ですが、店内の壁には私の描いた絵画がかけられ、お店の奥にはイーゼルに掛かった描きかけのキャンバスが窓から差し込む光に照らされて光っている、あの前には私好みの木の椅子があり、サイドテーブルには画材が散乱している、私はどこにいるのかというと、カウンターの内側で珈琲豆を挽いて珈琲を落としているのです。
店内には珈琲を飲みに来た人はもちろん、その中にお互いに描いた絵をら持ち寄りお互いの絵にあーでもないこーでもない!と議論をぶつけ合わせていたり、静かにそれを聞いている人もいれば、本を読んでいる人もいる、私の絵を見に来てくれた人や、個展を開かせてくれと言ってくる人がいたり、近隣の子供達が描いた絵の展示をしていたからその子供達の家族が見に来てみんなで絵を眺めながら子供の頭を撫でて恥ずかしそうにしている子が笑ってる。
営業を他のスタッフに任せて自分がカウンターを出ると私は珈琲をもって描きかけの絵に着手する。
充分ファンタジーな夢ですね。笑