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これからの時代を創るリーダーを育む~小学生と本気ディベート対決~

リーダーとしてのスキルを育てる場所

今回の記事は少し経営とはずれるのかなと思ったのですが・・・
学習カリキュラムという点で、少し遠いですが経営とも結びつくのかなと思い、コラムにしてみました。

運営している認定こども園では学童保育の運営も行っていて、
先日、そこの学童クラブ(学童塾)に通うこどもたちから希望者をつのり、あるゲームをしてあそびました。


ディベートです。

ディベートとは・・・
「議論の教育を目的とし、ひとつの論題の下、2チームの話し手が肯定する立場と否定する立場とに分かれ、自分たちの議論の相手に対する優位性を第三者であるジャッジに理解してもらうことを意図したうえで、客観的な証拠資料に基づいて論理的に議論をするコミュニケーション活動。」

日本ディベート協会HP

ディベートで獲得できるスキルについても、日本ディベート協会HPにわかりやすく書いてあったので紹介します。

ディベートで獲得できるスキル
・思考力
・論理的思考力 (Logical Thinking)
・瞬時に考え判断する能力、瞬発的思考力 (Quick Thinking)
・批判的思考力 (Critical Thinking)
・発信力・・・短時間で的確に主張を行う能力、意図を的確に伝える構成力、説得力のあるプレゼン原稿の作成力
・傾聴力・・・ 問題意識を持って聞く能力(Critical Listening)

日本ディベート協会HP

AI・IT技術の進歩、少子化・核家族化・都市化・情報化・国際化、ぼくたちは、コロナ禍でどうのように生活していくのか・・・
そうした社会の変化により、

こどもたちのこれからの未来は大きく変化が求められる時代へと向かっています。


そうした時代を生き抜くために、今こどもたちに必要なのは「立ち上がるチカラ」です。

【立ち上がるチカラについて】

ぼくいたちは、こどもたちの「立ち上がるチカラ」を育み、ぼくたちの元を巣立ったこどもたちがこれからの時代をリードしていく存在になってもらいたいと願っています。


そのためには、変化の時代をリードしていくために大切なリーダーとしてのスキルを学ぶことのできる場所が必要なのではないかと考えました。


リーダーとしてのスキルを身に着ける場所は少ない

もちろん、学校や教育機関でもそうですし、普通に生活していても社会性、社交性、協調性など、コミュニケーションを学ぶ機会はたくさんあります。


ただ、それは一般的に平等に与えられる機会です。


時代をリードしていく、何かを成し遂げる、チームを引っ張っていく、人を育てる。


そうしたリーダーという役割を学ぶ機会は世の中に多くはないように感じています。


そもそもリーダーとしてのスキルは必要なのか


もちろん、こどもたちが将来、リーダになるのか、そもそもリーダーになりたいのか、そもそもリーダーがいいことなのか・・・


といった疑問がでてくるとは思いますが、


今、リーダーとして活躍している人たちも、必ずしも全員が幼い頃からリーダーになりたいと思って、リーダーという役割を果たしているわけではないと思います。


でも実際に、リーダーの役割を発揮し、大切な何かのために日々チャレンジしている人たちがいます。

ぼくは、そうしたチャレンジしている人たちを見て、ステキだなと、思うし、

もし、大人がそうは思わなかったとしても、将来の選択を増やすためにもリーダーとしてのスキルは身に着けておいて損はないのではないかと思います。

変化の時代だからこそ、社会から求められる力になるのではないかと考えています。


リーダーは自分がなりたいと思ってなれるものではない

少し分かりづらい説明になってしまいますが、

誰かのために・・・と、リーダーシップ(他人にいい影響を与える能力)を発揮することは役割に関係なく可能です。


でも、リーダーは、チームがあってこそのリーダーです。


「自分がリーダーだ!ついてきなさい!」


ではなかなか人はついてきません。


リーダーは、相手がその人をリーダーだと認知して、初めてリーダーとしての役割が果たせるもの。


そのためには、

コミュニケーションを用いて、チームを的確に目的地へつれていく力が必要です。


リーダーたちはどうやってスキルを習得したのか


そう考えると、リーダーにはそれなりのスキルが必要です。


実際にそうしたスキルを活かし、リーダーとして活躍している人たちの多くは、

そのスキルをいつ習得したのでしょうか。


個人的な意見ですが、

大人になってから努力し、リーダーとしてのスキルを習得することは可能ですが、かなりつらい道を通ることになりそうです・・・。


でも、そのつらい道は、

個人のこれまでの経験により変わってくるのだと考えています。


「幼少期の環境」×「努力」 = 「リーダーとしてのスキル」

その個人差も含めてリーダーとしてのスキルを表すとすると、


「幼少期の環境」×「努力」 = 「リーダーとしてのスキル」


となります。


幼少期の環境により、努力の量に差がでてきます。



かなり長くなってしまいましたが・・・(^^;


実際にこどもたちとディベートをやってみて


リーダーのスキルを育むため、

ディベートを通し、人との意見をぶつけ合う経験や、人の価値観によって変わってくる問題を話し合ったり、耳を傾ける経験こそ、リーダーのスキルを育む幼少期の環境を整えるために大切なことだと感じました。


今回のディベートには小学1年生と2年生の子たちが協力してくれました。


小学校低学年の子たちがディベートのねらいを活かし、効果的な成長の場とするためには、

ファシリテーションとしての動き方や、議題、ゲームとしての仕組みの工夫など、

かなりの工夫は必要でしたが、とてもいい内容となりました。

こどもにゲームは必要?不必要?というテーマでは、


・はまってしまうとやめられない子も出てきて、生活に影響がでるのではないだろうか

・ゲームの中でもマインクラフトなど、プログラミングなどを学べるものも多くあり、全部が悪いものをと決めつけてしまうことはどうなのか


など、かなり深い内容の対話ができていたことにおどろき、感動しました。


これからやっていきたいこと


今回行ったディベート以外にも、

こどものリーダーとしてのスキルを育む様々な方法はまだいくつかありますので

今後も、こどもたちと一緒に学び、体験したものをこちらで紹介していきたいと思います。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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市村 弘貴

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