【読書メモ】賢者の書


賢者の書

  • 作者:喜多川泰

  • ディスカヴァー・トゥエンティワン

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人生を豊かにする9つの話。

第一の賢者

ひとつの行動を起こす。そうすると、それに対してピースがひとつもらえる。人生というのは、単にこの連続でしかない

行動の結果として手に入るピースには失敗も成功もない。つまり、結果に囚われず一喜一憂しないこと。行動により得た経験に意味を見出すことが大切なのである。多くの経験は多くの行動でしか得ることができない。だから私たちは行動するのである。

様々な本やTwitterなどで成功者は「行動しよう」と言っている。もちろん行動が大切なのは知っている。でも人間は弱い生き物。楽な方に流れてしまうもの。そこをいかに乗り越えるか。「知っている」と「分かる」や「できる」は違う。行動できる人はほんの一握りであるから行動の重要性を何人も言っている。行動をし続けることでしか豊かな人生はおくれない。行動をする自分自身を鼓舞しよう。

第二の賢者

君は自分には無限の可能性があることを知らなければならない。そしてその無限の可能性の源である心が、何か新しいものをこの世に生み出そうとしたとき、君の中にある大いなる力が全力でそれを実現させようと動きはじめる。それだけではない。それに呼応するように、宇宙を創り出した大いなる力も全力でそれを実現させようと動いてくれるのをはっきり感じることができるだろう。そしてそのとき、君の心と大いなる力が繋がっていることを確信するだろう。宇宙を創造した大いなる力がどうやってそれを助けてくれるかは、もう知っているね。

人間はこれまで不可能といわれてきたことを可能にしてきた。つまり人間には無限の可能性があるということ。これは私たち自身にもあてはまる。なぜなら私たちも人間であるからだ。人間の一人である私にも無限の可能性があることを正しく自覚すること。

第三の賢者

自分を他人よりも価値のないものとして卑下してはいけない。
自分を他人よりも優れているものとして傲慢になってもいけない。
自尊心と他尊心は常に同じ高さでなければならない。
自尊心を高めるということは、同じ高さまで自分以外のすべての人間に対する他尊心を高めるということを意味しているのだ。一部の、ではないぞ、すべての人間の、だ

自分一人の力なんてちっぽけ。いろんな人の協力があるからこそ今がある。だから一人ひとりに対して尊敬の気持ちを忘れてはダメ。「他尊心」ははじめって出会ったことば。私自身が天狗にならないよう、感謝の気持ちを持ち続ける。

第四の賢者

何になるのかを考えなかった。いや、正しくは考えることを許されなかったのだが、それはこの際どうでもよい。何になるのかを考えるのではなく、どんな人間になるのかのみを考えて生きてきたということなのだ。

子どもたちに言う「大きくなったら何になりたい?」。この時点で私たちは何になるのかに囚われている。「どうなりたい?」と聞くのがよいのだろう。
どうありたいかを自分に問うことで、意志力が生まれる。そこを明確にすればする程、判断基準がはっきりし迷いがなくなる。


第五の賢者

人間は、今この瞬間しか生きることはできない。そのことを正しく理解する者だけが人生において成功をおさめることができる。私が君に伝えたいのはこのことなんだ。
世の中の多くの人は、今この瞬間を大切に懸命に生きるのではなく、過去に生きたり、未来に生きたりしている。まだ若い君にはピンとこないかもしれないが、年をとるにつれて、世の中はそういう人であふれているということに気がつくだろう。
ところが成功する人間というのは、決して過去に生きたり、未来に生きたりしているのではない。今日一日を成功するに足る人間として、精一杯生きているのだよ。

今この瞬間から、今日一日を、この人は絶対成功する人だなぁと思えるような一日にし、それをすべての今日という日で続けるだけですべての成功が手に入るのだからね。

成功者は今日という一日をどう過ごすか。どう判断するのか。このように客観的に考えると正しい行動が取れる。安きに流されず、未来のためにこの瞬間に全力を尽くそう。


第六の賢者

お前は、世間の人のいうところの『無償』で働くことによって、金の代わりにパズルのピースを手に入れるのじゃよ。
それは、上司からの信頼や人望、人脈かもしれない。技術や知識の向上の場合もあれば、一人だけいい格好をしようとすると思われる、同僚からの妬みかもしれん。世間からの賞賛の場合もあれば、無意味なことと笑われるというピースかもしれん。

時間はみなに平等であり有限なもの。だからこそ貴重な財産。この財産への投資が正しい投資。今すぐできる投資。


第七の賢者

世の中にはごく少数ではあるが別のものを探して生きている人間たちもいる。世の中の誰かを幸せにしたちと願っている人たちだ。そういう人たちは、自分が幸せにできる人を探して生きている。何かいいことをしてあげられないかな。楽しませられる人はいないかな。自分が幸せにしてあげられる人はいないかな。そう考えて生きているんだ。
そしてそれがどういう人たちかはもうわかるなかな。世に人々から賢者と呼ばれる人々であり、人生において大きな成功を手に入れた人々だ。

まさに卓越論。人の幸せのために全力を尽くそう方が気持ちい。自らの存在価値にもつながる。


第八の賢者

あなたが人生を通して、圧倒的に一番多く、そして強く影響を受けるのは誰の言葉よりも自分自身の言葉に強い影響を受けて人生をつくっているの。
あなたは、実際にあなたが口にすることも、心の中で考えることもすべて聞いているわ。そしてそのすべてから影響を受けて自分の心というものはつくられているの。あなたの周囲を満たす言葉の大部分はあなた自信の言葉なのよ。

人が一番よく聞く言葉は、自分自身の心の言葉。ということは一番影響を受けるのは自分自身の言葉である。だからこそ私たちはポジティブな言葉を選択することで、良い方向へ導くことができる。


最後の賢者

感謝、与える、誕生。

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