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【読書メモ】舟を編む
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作者:三浦 しをん
発売日: 2015/03/13
メディア: Kindle版
目的
職場の尊敬する上司からのオススメ。きっと新しい発見があるだろうとワクワクする気持ちで読了
感想
※ネタばれ注意
久しぶりの小説。そして上司のオススメ。だからこそ、一気に読み上げることができた。「舟を編む」は聞いたことはあった。しかし、勝手に時代小説のように決めつけていて興味の対象ではなかった。そのため、「編む」という言葉に編集をする意味があるのも知らなかった。
内容を一言で表すと、“辞書を創る”。こんな一言で終わらせるのはもったいないぐらい面白い。以下感想。
「大渡海」という辞書を作るため15年間もの月日をかけている。なぜここまで全員が辞書作りに打ち込めたかというと、主人公である馬締(まじめ)の、辞書や言葉に対する情熱が狂気の沙汰であるからだ。だからこそ嘘偽りがない、彼の想いに共感者が現れ、情熱に情熱で応えていくのである。
本書を通じて得た気づきは次の3点
強力なビジョンがあり、ビジョンに向け行動を続けていれば共感者が現れる
情熱は着火できる
言葉の奥ゆかしさ
普段何気なく使っている言葉。言霊というように、言葉には意味があり、大切に使いたいと思えるようなオススメの1冊。しっかりと言葉の本質を捉え、発信をしていきたい。