いま好きなもの

今日はいま自分が好きなものについて、考えてみようと思う。

最近思っていることは、シンプルでありたい、ということ。

思えば学生の時は、幾何学模様や一風変わった柄の洋服を好んでみたり、がちゃがちゃした場所が好きだったり。なにかそれ自身が個性を持っているものに、自ら付着することで装備を得たように感じていたのかもしれない。

大学に入るまで二の足を踏んだこともあり、社会人4年目で29ageにもなるが、30を目前にしてようやく考え方が少し形を帯びてきたように感じる。

最近自分が心地よく感じるシンプルなことは、机の上には基本ものを置かないようにする、部屋に置くものをへらす、一枚で様になる単色で好みの洋服を羽織る、食事を昼夜だけにして量を減らす、相手に同調しすぎず自分の芯の部分は大切にする、などなど。

今までは自分のあたまの中のノートにはいろんなことがごちゃまぜにあって、まとまりきってないがために、それが生活や部屋に如実に反映されていた感じ。あれもしてみたい、これもしてみたいという好奇心だけ先走り、その根幹を成す芯が柔いために、湧いた好奇心が追いつかないというかなんというか。

ぼくはyoutubeをすきま時間でよく見たりするのだが、もっぱら見るのは、建築家二人暮らしさん、古民家一人暮らしさん、Tommyさんなど、『よはく』が心地よいチャンネルが多いことに気づいた。

ひとつひとつのものが光って個性を持っているからこそ、身の回りにおいておきたいものは少なくていいし、だからこそ よはく が生まれる。

シンプルでありたい、という感情は、すきなもの やひと、場所をこれだ!と思う順に選ぶことで生まれる よはく も含めた心地よさを含めた感情なのだなと思う。

色々な本で様々な人が言っていることだけれど、ようやく自分でもその意味が実感してきたような感じがするのです。

よし。 

自分が好きなもの、ひと、時間、場所を探索、追求しよう。そうすれば、じぶんの すき についてもっと愛着が湧くようになるかな。

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今日の出来事

普段診療していれば患者さんから様々な 感謝 のお言葉をいただく。けれどときおり、自分のきもちより、熱い想いで ありがとう と言ってくださる方々 ​もいる。そんなとき、人様の人生に立ち会っているんだと身が引き締まる気持ちを再念し、常に真摯でなくてはいけないと自戒の念に耐えなくなる。知識や技術だけでなく、ふわっと湧いてくるこのような感情を大切にして、向き合っていければなあと思う今日このごろ。