芸能界で【売れる】とは何か?
こんにちは!
芸能事務所AURAUM VISION(オーラムビジョン)の山本です。
今回は
芸能界で【売れる】という事
に関して詳しく考えてみようと思います。
今回は「俳優に関して」のみ取り扱います。
これから【芸能界で売れたい方】には、是非一度読んで頂きたい内容です。
なぜ売れたいのか?
まず、大前提「あなたは"何故売れたい"のですか?」
例えば私が俳優の方にこの質問をすると、以下のような回答が返ってくる場合が多い気がします。
演技をするのが好きだから
お金持ちになりたいから
とにかく有名になってチヤホヤされたいから
憧れの俳優さんみたいに多くの人に感動させたいから
売れたい理由は人それぞれ全て素晴らしいと思います。
たった一度の人生、自分で主体的に夢を見つけ、それを追いかけるのは誰でも出来ることではありません。
ただ「何故売れたいのか?」
さらに言えば「具体的にどの程度売れたいのか?」まで考えておくと良いかも知れません。
何故なら、そこが具体的であればあるほど「周りが具体的なアドバイスをしやすくなるから」です。
例えば女優の卵のAさんは「NETFLIXドラマのメインキャストになる」がゴールだとします。
と、なると年齢や実力、見た目ももちろん大事な要素ですが、
NETFLIXドラマのキャスティングを担当している会社(いわゆるキャスティング会社)をググってみる(結構出てきます)
自分でプロフィール資料を作って、電話やメールをしてみる
それでも音沙汰なしだったら、NETFLIXのキャスティング会社が取引先の芸能事務所に連絡を取ってみる
その事務所の人に営業に行ってもらう
上記に加え、日々業界の人に出会う中で「NETFLIXドラマのキャスティング」という部分にアンテナを張っておく(←これは非常に大切です)
など、具体的なアドバイスも出来ます。(もちろんこれだけが正解ではありませんが)
これは当たり前なことですが、特にフリーランスで俳優をしていると、どのような仕組みで配役が決まっているのかが分からないと思うんです。(もちろん当noteで今後、私の知識の範囲内ですが、その辺りのレクチャーもしていきます!)
もしかしたら「キャスティング会社」という種類の会社が存在すること自体、初めて知った方もいらっしゃるかも知れません。
もしお時間あれば紙とペンを出して「なぜ売れたいのか?」を思う存分書き出しみてください。そして「最終的にどうなりたいのか?」まで。
先ほども言いましたが、これは出来るだけ具体的な方が良いです。
そうしたら自ずと逆算して「今日やるべき行動」が見えてくるかも知れません。
【SNS】と【売れる】
次に芸能界で「売れる」を考える時に欠かせない論点として【SNS】があります。
私なりに現状辿り着いた結論は、以下の通りです。
ポイントは「何となくSNSアカウントを持っている」のではなく「極める」という部分です。
注力すべきSNSはInstagramとTikTokで、フォロワーの目安は
Instagram→最低10万人フォロワー(いわゆるミドルインフルエンサー以上)
TikTok→最低50万人フォロワー
です。
具体的な方法や考え方に関しては別記事で取り扱うとして、フォロワーが必要な理由は以下の通りです。
SNSのフォロワーが必要な理由
キャスティングする側がSNSを重要視するケースが増えてきたから
”経済的自立”が出来るから
芸能界で干された時のリスクヘッジになるから
無料で始められるから
順番に見ていきましょう。
1. キャスティングする側がSNSを重要視するケースが増えてきた
キャスティングする側は日本の芸能界は特に「サラリーマン」の方が多いので「リスクを嫌います」
よって
テレビドラマなら→視聴率
映画なら→劇場集客数(興行収入)
ネットドラマやVODなら→再生数/ランキング
を第一に考えます。
一昔前は、有名になる為にはテレビやラジオなど「一部の限られた人しか出演できない媒体」を利用するしかなかったのですが、今の時代SNSで誰でも気軽にファンを得る事が出来ます。
演技力が全く無くても、SNSの数さえあれば、映画にある程度の番手で出演出来てしまう、という日本の芸能文化も完全に肯定は出来ませんが、現状として日本の芸能界がそのような産業構造になっているのは認めざるを得えません。
ただ
SNSの数もいる➕演技力も抜群!
を目指したら確実に彼らに勝てると思いませんか?
また、1人でSNSを伸ばすのに自信がなかったら、一旦割り切って「SNSコンサルティング」を利用するのも良いかもしれません。
怪しい演技スクールに高額なレッスン費を払うくらいなら、SNSを強化するのに費用を使った方が、効果的かもしれません。
またせっかく有限の時間を使ってやる事なので、SNSを「極めるなら極める!」「やらないなら徹底的にやらない!」とハッキリきっぱりSNSに関しては結論を出すのも重要です。
2.経済的自立が出来る
役者を目指してる方の多くは「バイト」をして"時間の切り売り"をしていると思います。
そして、多くの場合「芸能活動とは直接関係のない業務内容」のバイトをされているでしょう。
もちろん、人間は皆、生活の為に稼がなければなりません。
ただ、今の時代「売れない役者は居酒屋でバイト」という一昔前のイメージ通りの行動は少し"時代遅れ"かもしれません。
役者としての知名度や実績はこれからでも、SNSで小さい案件をたくさんこなす事で上手くやれば1ヶ月分のバイト代以上は稼げます。
役者として売れる"手前"の経済的自立が出来る時代です。
そういう意味でライバーも実は"極めれば有効"なのですが、やはり役者を目指す方々はあまり良い印象を持っていないようですね…。
「役者」×「ライバー」というテーマも実はかなり奥深いので、また別記事でお話ししますね!
3.芸能界で干された時のリスクヘッジになる
芸能界はスポンサーの存在で成り立っています。
「干す」「干される」という表現はあまりに露骨すぎて好きではありませんが、仕組み上、何か不祥事が起きてしまったら、リスクマネジメントの観点から"少なくとも一時的"には確実に芸能活動出来なくなります。
そういう時の「活動の場」「発信の場」としてもSNSは有効です。
これは、もう事実として沢山芸能界の先輩方が証明してくれていますよね…笑
4.無料で始められる
SNSが当たり前の時代になってから芸能活動を始めた方からすると「無料で有名になれる凄さ」は実感が湧かないかもしれませんが、これはすごい事です。
繰り返しになりますが、昭和〜平成初期の時代には、有名になる為にはテレビやラジオなど「一部の限られた人しか出演できない媒体」を利用するしかなかったんです。
これを「無料で」「誰でも」「すぐに」始められる時代に、SNSを利用しない手はありません。
【年齢】と【売れる】
これは芸能を目指す人なら誰もが絶対一度は意識する事ですよね?
芸能界で"売れる"について考える以上、やはりこの「年齢」という論点には触れざるを得ません。
色んな意見がありますが
「事実、何歳になっても売れる可能性はあります」
これは、先輩の俳優さんを見れば分かりますよね。
ただ同時に
「歳を重ねるごとに売れる可能性は減ってくる」
というのも残念ながら事実です。
年齢が若いから余裕、歳を取っているから焦らなきゃ、という問題ではもちろんありません。
そこで効果的なのが
【参考にする役者の年表と今の自分とを照らし合わせる】
事です。
もちろん、その役者が生きた時代と違う場合もあるので、100%参考にはならないかも知れませんが、最近はWikipediaなど細かく有名な役者さんのキャリアが載っているので、なるべく「芸能活動を始めた時期」「持っているもの(ルックス,演技力,スタイル など)」が近い役者を見つけて、活動する上での羅針盤として頭に入れておくのは、大切な事だと思います。
まとめ
今回は「芸能界において役者が売れるとは?」という事について見ていきましたが、いかがだったでしょうか?
芸能界は夢がある素晴らしい業界です。
ただその一方で、正攻法も無ければ、事実「基本的には売れません」
しかし「売れる可能性を最大限に引き上げる努力」は知識の問題です。
その知識を行動に移すかどうかは、皆さん一人一人ですが、そうやって芸能界で売れる、を目指している方の為の何かヒントになれば、と思いこれからも私の知識の範囲内ですが情報発信をして参ります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆様のご活躍を心からお祈りしております。