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#自由進度学習 "できるあの子"は一体何をしているの?
1. 「できる子」って自由進度学習でどんな感じ?
小学校教員のささです。
今日は、私が社会科で実践している自由進度学習についてお話しします。この学習方法では、子どもたちが自ら学習方法を選び、自分のペースで学習を進めます。
先生は細かい指示を出すのではなく、子どもたちの自主性を尊重し、自分のペースで学ぶことを大切にしています。この半年間の実践を通して、特に「できる子」たちがどのように主体的に学びを深めているのか、その様子を詳しく見ていきましょう。
2. 課題を早期に終える「できる子」たちの意外な行動
私の採用している自由進度学習では、3〜5時間の調べ学習の時間を確保し、1時間あたり教科書2ページ分の課題に取り組むのが基本です。
しかし、中には2日程度で課題を終えてしまう子もいます。そんな「できる子」たちは、課題終了後に何をしているのでしょうか?
実は、ここからが彼らの主体的で対話的で深い学びなのです。
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3. 問題作成に挑戦!深まる学び
例えばAさんは、社会科の教科書の関連単元を深く掘り下げ、選択教材や追加教材まで調べてノートにまとめていました。
さらに、Aさんは自ら問題を作成し、他の友達に出題するという驚きの行動に出ました。問題を作るには、内容を深く理解し、どこが重要かを見極める必要があります。Aさんの理解度の高さ、そして学びをアウトプットする力がうかがえます。
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4. AIドリルで徹底的に!広がる学び
一方、BさんはタブレットのAI学習ドリル(Eライブラリ)を使い、ひたすら関連問題を解き続けていました。基本問題から応用問題まで幅広く取り組み、何度も繰り返すことで、着実に力をつけています。AIドリルは、個々のレベルに合わせた問題を出題してくれるため、Bさんのようにどんどん学びを深めたい子にぴったりのツールです。
5. 学び合いの輪!自発的な学習コミュニティ
さらに興味深いのは、AさんとBさんの間に自然と学び合いが生まれたことです。Aさんが作った問題をBさんが解き、Bさんの解答をAさんが採点・解説するという光景が見られました。教え合い、学び合う中で、彼らの理解はさらに深まり、知識はより確かなものになっていきます。
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6. クラス全体へ!主体的な学びの波及効果
「できる子」たちの主体的な学びは、周りの生徒たちにも良い影響を与えています。彼らの姿を見て、「自分もやってみよう!」と触発される子が増え、クラス全体に「学びたい」という意欲が広がっていくのを感じます。教師として、このような自発的な学びの芽を大切に育んでいきたいと考えています。
7. 自由進度学習がもたらす成長
自由進度学習は、子どもたちの自主性を育み、主体的な学びを促進する効果的な方法です。
特に「できる子」たちは、与えられた課題を早期に終え、自ら学びを深め、広げていく姿を見せてくれました。
問題作成、AIドリルの活用、そして学び合い。彼らの行動は、私たち教師に新たな気づきを与えてくれます。
学習者主体の授業スタイルにデザインすることで もっと学びたい子を 増やすことができるのかもしれませんね。