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読書の秋、洋書の昔話。スポーツの秋、大根かつらむき。

大学生時代、ときどき洋書とか買ってました。

翻訳された作品を読み、気に入ったら、今度は原文で読みたい。

とか、思ってたんでしょうな。

あるいは、「洋書を読んでるとモテそう」とか思っていたのかもしれない。「オレはカッコイイことをしているから、人々もカッコイイと思ってくれるに違いない!」という謎の思い込みですな。

今回は、読書の秋だし、私の自宅にある洋書を少しだけ紹介してみます。

あと、シミとか折り目とかがありますが、結構昔の書籍なので、許してください。

では、見ていきましょう。

【WHAT IS MAN?(MARK TWAIN)】

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『トム・ソーヤーの冒険』や『ハックルベリー・フィンの冒険』で知られる、アメリカ文学界のレジェンド、マーク・トウェイン。

この作家は、小説のみならず、「WHAT IS MAN?=人間とは何か」という謎の評論も書いています。

それが、これです。

岩波文庫でも、『人間とは何か』(中野好夫訳)というタイトルで刊行されています。

本の中身をざっくり言うと、「人の考えって、経験とか環境で作られてるよね」って、主張している内容です。

今となっては、この主張に対して「そりゃそうだ」って思える方、めっちゃいると思いますが、トウェインが活躍したのは、19世紀だからね。人間観も社会通念も、現代とは違うよね。

学生時代、「あのトム・ソーヤーの人が、こんな小難しそうな本、書いてるんだ」と思って、読んでみた記憶があります。

アメリカ文学を広く深く知ろうとすると、トウェインは無視できない存在でもありますしね。

てか本の装丁、どう見ても、レオナルド・ダ・ヴィンチじゃん。

わーお。

【Selected Writings of Gertrude Stein(Gertrude Stein)】

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20世紀文学の母。

そう言われている、ガートルード・スタインの作品集です。

スタインはアメリカで生まれた人ですが、パリで活躍したという印象がめっちゃ強い。

20世紀の初め、スタインは、パリでサロンを主催していました。当時のパリは、文化の中心地といっても過言ではありません。今でいう、NYとかに似た印象がある。

そしてそこには多くの作家やアーティストが集結していて、その中にはピカソもいて、本の装丁の右上の絵は、ピカソによるスタインの肖像画ですね。

スタインの作風は、かなり実験的です。簡単にいうと、読んでいて疲れます笑。例えば、

a rose is a rose is a rose is a rose.
薔薇は薔薇であり、薔薇であり、薔薇である。

という有名なフレーズがあります。

今となっちゃー、なんやねこれって、感じですよね笑。

20世紀は、まさに”言語”の時代って感じ。

スタインと同時代を生きた、アイルランドの作家、ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』も、読んでいてほぼ意味がとれないもんね。アカデミシャンは、そのことを楽しめって言うかもしれなけれども。

【Naomi(Junichiro Tanizaki)】

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文豪・谷崎潤一郎の『痴人の愛』は、英訳だと"Naomi"ってなってる。

ジョージが年若いナオミに翻弄されるっていう、マゾヒズム文学。

現代社会でこの作品、読んでも大丈夫なのかな。

当時の社会背景を前提にすれば、なんとかなるのだろうか、うーん。。

あ、装丁には、レコードがあるね。

【The Jordan Rules(Sam Smith)】

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文学ばかりに偏っているとアレなので、スポーツ系を。

ということで、バスケットボールの神様と言われている、マイケルジョーダンの1990〜1991年シーズンを記録した内容の本ですね、コレ。

「わ、マイケルジョーダンじゃん!」と思って、古本屋で買ったような記憶があります。

といっても、ぶっちゃけた話、まったく読んでません笑。

ミニバスやってたりバスケ部だったりすると、マイケルジョーダンのことって、うんざりするぐらい人から話を聞くし覚えるから読まないよ。しかも、わざわざ英語で。

この本は、1990〜1991年シーズンを記録した内容、ということなので、この優勝した年から、ジョーダンはバスケットボールの神様になるストーリーが明確に作られていくと思います。

「3回連続優勝→野球をやり始める→NBAに戻ってきて3回連続優勝」という、常軌を逸したキャリアを持つジョーダン。気の強さも、常軌を逸していることで有名だったりもします。

ちなみに現在は、NBAのあるチームのオーナーやってますね。バスケットボールの神様は、スーパーリッチなんだね。

【スポーツの秋、大根のかつらむき。】

あ、バスケットボールといえば、『スラムダンク』の映画、2022年秋公開らしいですね。

スラムダンクに出てくるキャラクターのモデルは、1980~1990年代に活躍したNBA選手をベースにしているだろうけれども、2010年代以降、GSWというチームがこれまでのバスケットボールのあり方を変えちゃったはずだから、そこんところも描くのだろうか。

もしくは、東京2020の銀メダル獲得に影響されて、赤木晴子さんなどの女性キャラクターがより躍進するかもしれない。

リョータよりもスピードがあってバスケがうまい彩子さん、流川親衛隊もめっちゃ上手、みたいなストーリーもあるのかもしれない。

思いついたことを書いているけれど、ありそうな気がしますね。

私個人的には、試合会場で魚住が、大根ではない別の野菜をむくことに期待したい。秋公開の映画なんだし、秋の旬の野菜をむいてくれよ、魚住よ。

身長2mぐらいある大男が大根のかつらむきをバスケットの試合会場でしてるって、おもろすぎるやんか。それを超えてほしいよ、来秋の映画版で。

あー、話が変な方向にいきまくりました。。

みなさまも、ステキな読書×スポーツ×芸術の秋をお過ごしください。

(了)

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