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文芸

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#短歌

学生時代にドッグイヤーした短歌、エモいし深かった。

学生時代にドッグイヤーした短歌、エモいし深かった。

英語を(真面目に)勉強するために、大学のゼミではアメリカ詩を選んだものの、

詩の世界をまったく知らん。

ということで、日本には、短歌と俳句という詩があるので、アメリカ詩と並行して、勉強すべくそれらの本を読んでいた私。

で、多くの作品に触れたほうがすぐにそのジャンルの概要的なものがわかるだろうと思い、さまざまなアンソロジーを手にするわけです。

学生時代、手にしたアンソロジーのうちのひとつは、

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冬のホント、贈りもの。

冬のホント、贈りもの。

師走。

師たちは、我々の前を走っています。

でも、ときどき転ぶかもしれない。

師たちだって、おんなじ人間ですわ。

あるいは、ずっと走り続けられるのかもしれない。

ちょっと前まで「読書の秋」でしたが、「冬も読書するよね」ということで、先人や先輩の言葉、というか作品を紹介してみます。私個人がパッと思いついたやつを。

テーマは、冬です。

冬の言葉、ウィンターソング。

【三好達治選『萩原朔

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洗濯物は鯉のぼり 太陽系の恋が零れる

洗濯物は鯉のぼり 太陽系の恋が零れる

洗濯物は、鯉のぼりだと思う。

衣服からしたら、汗やシミのない快楽。
人類からしたら、ポカポカ陽気の幸福。
犬や猫からしたら、そんなの知らんがな。
鯉からしたら、いや、いつも素っ裸です。
太陽系からしたら、へぇー、そうなんだ。

洗濯物は鯉のぼり 太陽系の恋が零れる

(了)

【ポエム的なあとがき】
衣類を洗濯することがスキです、マジでめっちゃスキ。

トップス、ボトムス、下着、靴下を屋外に干す

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