アメリカ移籍の裏側
今回は、何から書くのか迷ったあげく、今後の話がわかりやすくなるようにできればということで、日本からアメリカへ移籍したときの話にします。
主に、FresnoFCへの加入が決まるまで、どのような時系列だったのかについて詳細を書きます。正式に加入が発表されたのは、2019年3月ですが、トライアウトを受ける前まで遡ると、2018 年の11月からの話になります。
今は、海外渡航すら自由にできないので、どうなるかわかりませんが、特にこれから海外でプレーしたい選手には少し参考になるかもしれません。
【2018年】
◆11/27 FresnoFC トライアウト参加手続き完了 僕は、このサイト(USL Pro Tryouts Achives)でトライアウトの情報を探していました。
◆12/8-9 FresnoFC オープントライアウトに参加
◆12/11 興味があるという連絡をもらう ≒ トライアウト通過の連絡
→年明けのプレシーズンに参加するかどうかの問い合わせ
◆12/19 FresnoFCへプレシーズンに参加したいという回答
→その後、アメリカがクリスマス休暇に入り、プレシーズンの連絡が途切れる(この期間がめちゃくちゃ不安でした。)
◆12/30 FresnoFC から回答
→「1/28のチーム始動日から参加してほしい」という内容
【2019年】
◆2/3-2/8 プレシーズンに参加
→参加中にオファーを頂く
◆2/11 契約書を受け取り正式にサイン
→2/17頃まで書類の手続きなどに時間がかかる
◆3/4 FresnoFC 加入発表
トライアウト参加は、日本を12月7日(金)に出国し、現地に12月7日(金)に着くというスケジュールでした。
また、現地滞在時間は4日間(12/7-12/10)
それに加えて、日本からフレズノへの直行便がなく、アメリカ国内でも移動をしていたため、現地で過ごしていたのはほぼ3日間。
正直、このスケジュールは、トライアウトに万全な状態で望む上で万全かと言われると、決してそうとは言えないです。
もっと日程に余裕を持たせるのが最善ですし、そうするべきだというのが普通の意見だと思います。実際に僕もそう思いますし、できるのであればそうした方が良かったでしょう。(ただ、幸か不幸か逆にアドレナリンも出たような気がしなくもないような…笑)
では、なぜトライアウトの日程がこうなったのか? ー 理由は3つあります。
1: 所属チームとの関係
実は、トライアウトの結果によっては、Honda FCでプレーを続ける選択肢を残させていただいていました。(もちろん、かなり前からチームには相談しており、許可をいただき、この結論になっていました)
また、仮に僕が退団することになったら、チーム編成をもう一度考えなければならないということもあり、退団するかどうかの最終決定日を同意の上定めてもいました。
退団する日が定まっている以上、そのルールに従って行くのは当然ですよね。
また、トライアウトを終えてから、その結果を受け取るまでの時間も考慮すると、できる限りシーズン終了後の早いタイミングトライアウトを受ける必要がありました。
2:職場との関係
JFLのシーズンを終えて、オフシーズンに入ると選手の勤務形態が変わります。基本的に、朝から夕方までの1日勤務になり、休みも土日になります。その中で、有給を使っていくしかないというのは当然ですが、制度として連続有休の限度がありました。
その範囲内で行くというのが条件です。
3:コンディション
シーズンオフに入り、数週間の時間を取ってからトライアウトに臨むよりも、試合観やフィジカルコンディションを維持したままプレーするのがベストだと思います。当然、できる限りシーズン中に近いコンディションでトライアウトに臨みたかったというのが僕の思いとしてもありました。
いろんな状況があるにせよ、やはり準備を万全にしておくことは大切です。
振り返るともっと準備としてできることがあったと思います。
実際にハプニングもありました。
予想外の出来事は、必ず起きると思いますし、その時に、その出来事に力を注いで取り組むためにも、未然に防げる問題や不安は解消しておくことに越したことはありません。
今回は、日付や出来事などの時系列を中心に書きましたが、「トライアウトって何するの?」とか、「実際プレーしてどうだったの?」「プレシーズンの参加日がなんで2月になったの?」といったことなどをよく聞かれます。
ということで、
次回は、トライアウトの内容や、プレシーズンでの出来事、実際に起きたハプニングなどについて、書いていこうかなと思います。