【地方分権】京都に文化庁が移転!大阪にも利するのでは?
指定都市市長会シンポジウムin京都
「指定都市市長会シンポジウムin京都」というイベントが11月11日に開催されます。
目下の感染症対策もあるのでしょう、オンライン開催となっており、あらかじめ申し込んでおくと配信を見ることができます。
https://www.siteitosi.jp/conference/symposium/r04_08_14_01.html
文化庁が京都に移転してくる
地方分権改革により、京都府に文化庁が移転してくることになりました。
それを記念して今回のイベントが行われます。
これは凄いことで、文化行政の中心が東京から離れ、京都に来るわけです。
京都には文化財も多く、その保護など京都というのは一定の合理性あります。
しかし文化庁の管轄する分野はそういった京都的な文化財に留まらず、多種多様な分野にわたりますから
当初この方針が決まったときは「ほんまに!?」と驚きました。
しかし本気でして、実際に京都に移ってきます。
文化庁の組織図
https://www.bunka.go.jp/bunkacho/soshiki/index.html
文化財だけでなく、国語なんかも文化庁管轄ですし、著作権もそうですね。宗教の管轄もそう。
芸術分野でも、京都的な文化財だけでなく、映画でもなんでも全てのアートが関わってきますし、観光や、食文化も参事官が置かれ担当する役所です。
大阪にもメリット計り知れない文化庁移転
大阪でなく京都とはいってもすぐ隣県です。
関西に文化庁がやってくるという話なのですから、大阪にも好影響当然にある話です。
大阪は観光産業育てると言いますが、そんなものは地道な文化醸成ののちに魅力あるものとなるのであって、うわっぺらをなぞっても、安っぽいものにしかなりません。
その点京都は長らく「京都ブランド」を育てるべく、文化に注力してきた自治体であると思います。
おおいに大阪としても文化行政の取り組みについて、京都は参考になるところは多いはずです。
文化庁が京都にやってくることで、関西の文化事業は確実に火が付くはずです。
そこで大阪も乗らないといけないと思うのです。
そのためには、まず文化を大事にする気風が必要でして、今の大阪の行政は文化を軽んじてきたように思えます。
指定文化財でもある文楽への仕打ちは記憶に新しいところです。
文化庁移転は意識を変えるいいきっかけだと思います。
本当の大阪の文化の深みを育てましょう。一朝一夕にはいかない話かもしれませんが、すぐそばには天下の文化庁があるのです。主催の取り組みも増えるはずです。これはたいへんなチャンスです。
こちらは「クリエイティブアイランド中之島」という、2022年11月4日~20日の日程で企画されるイベントの告知です。
ご覧の通りで、このイベントは文化庁委託事業「令和4年度戦略的芸術文化創造推進事業」として行われております。
関西に文化庁が来ることで、いろいろとこの手の文化庁が関わった文化イベントは活性化するはずです。
これを期に、大阪でも文化を大事にする空気が高まればよいなと思う次第です。