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坂本龍一に想いを馳せて、ラストエンペラーを鑑賞
坂本龍一展が行っているが、サブカルチャーの集まりになっているようだ。
そんな中、私は幾度となく鑑賞した映画ラストエンペラーに坂本龍一の凄さに想いを馳せる。
アルバム1996は私のバイブルかもしれない。
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映画『ラストエンペラー』は20世紀初頭の中国を舞台にした壮大な物語。
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愛新覚羅溥儀の波乱万丈な人生を描いたこの映画は、歴史の大きな変動を背景に一人の人物の葛藤と成長を映し出す。この壮大な物語を彩るもう一つの重要な要素が、坂本龍一の音楽。
坂本龍一は、1952年に東京で生まれ。彼は皆さんご存じの「イエロー・マジック・オーケストラ (YMO)」で世界的な名声を得る。
映画『ラストエンペラー』の音楽は、彼のキャリアの中でも特に重要な作品の一つだ。
1987年に公開されたこの映画で、坂本龍一さんはアカデミー作曲賞を受賞。彼の音楽は、映画の壮大さと繊細さを見事に引き立て、物語に深い感動を与える。
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映画の冒頭、幼い溥儀が皇帝に即位するシーンでは、坂本龍一のメインテーマ」が流れ、その荘厳さと孤独感を強調。また、溥儀が成長し、帝国が崩壊していく中で彼の心の葛藤や変わりゆく運命に対する戸惑いを表現する楽曲も印象的。
雨の中走り抜けるシーンもたまらない。
坂本龍一の音楽は、『ラストエンペラー』の物語にさらなる深みと感動を与え、視聴者を魅了する。彼の楽曲は、単なるバックグラウンドミュージックではなく、映画の重要な要素として物語を彩り続ける。
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この映画を通じて、坂本龍一の音楽がどれほど映画体験を豊かにしているかを感じていただけるだろう。
まだ観ていない方にはぜひ『ラストエンペラー』を観て、その壮大な物語と坂本龍一の音楽が織りなす魅力を楽しんでほしい。
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話はそれるが、愛新覚羅家の末裔が大手町で医者をやっているそうだ。