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プレミア12 日本🇯🇵対オーストラリア🇦🇺

【観戦後記】
ということで
オーストラリア🇦🇺の野球についても
深掘りしながら書いてみようかな。


投手のレベル

これは前から言っているが
日本🇯🇵の水準が高すぎるの。


まあでも
それを差し引いてもオーストラリア🇦🇺は
低い。


その辺の課題は
ずっと現地の指導者や連盟の人たちには
ずっと言い続けている。


まず
教えられる指導者が圧倒的に少ない。
という根本的大問題。

ベースの知識がない。


今日の継投見てもわかるでしょう?

ベースの考え方もクソもないから。

気分とその場のテンションで投手交代する。

準備、という言葉は存在しないし
後からいく投手のこととか
まったく考えてない笑



ブルペンの映像とか映ったけど
しっちゃかめっちゃか
だったね😂


これは日本🇯🇵のアマチュアレベルでも
まだまだ認識されていないですが
オーストラリア🇦🇺ではトップレベルでも
このレベルか、と驚かされることが。


継投の考え方のベースは存在するし、
この間の日本シリーズの回でも話したけど
リーグ戦とトーナメント(短期決戦)では
また違った物差しで見なきゃいけないので
勉強 and 実践が必要です。





ボールを投げるということ


投手の話に繋がりますが、

『そもそも狙って投げる』
という文化が圧倒的に薄い。


彼ら、キャッチボールするときに
ボールを1.2球ポケットに入れていくんです。

それは暴投をする前提だから。

そして暴投したら
『終わってから取りに行けば良い』という
考え方。

ここからわかるように、
ボール一球を大事にする
という日本で一番最初に教わる
ディフェンスの肝になる部分が
欠如しているんですよね。


野手も投手も強い球を投げれば良い。
というのともちょっと違うんだよな。

“あの辺”までもない。

『とりあえず“あの方角”に投げちゃう』

くらいのテンション。



肌観伝わるかわからないですが

日本だと
その辺の草野球でも、少年野球チームでも
そこそこ普通に投げれる。


全然投げれる子が1人はいてエースになっていく
っていうじゃないですか?


それすらない。
っていうのかな。


10人いたら
ちゃんと投げれる子はこのくらいは
いるよね、っていう人数が少ないって
感じかな。



それが全てこの日の守備につながっているとは
言いませんが、雰囲気とか
野球に対する価値観は
そんなようなものです。


まぁあくまで
その国の特徴として捉えておきましょう。




やっぱり落ちるボールなのかな


チェンジアップ🇦🇺

『オーストラリア🇦🇺代表は抜けの良い
チェンジアップを投げる投手が多いですね。』

と解説のカープ秋山さんが言っていましたが、
これは手がデカいから、かなと。

イコール、フィンガーレンジがあるので
クソ掴みでぶん投げられたら
良い変化します。


フォーク🇯🇵

日本の投手はタイプは違えど
フォーク(スプリット)が良い良い。

リリーフのRHPは皆
角度のあるストレートとフォーク。

これは今や世界で日本の特許でしょう。


ストレートを投げるゾーンも
高め(インハイ)にちゃんと投げれる。


逆に
みんな一緒やん!て。


でもこのスタイルが今大会を席巻したら!?


どうなると思いますか?


こぞって海外の指導者が
日本に勉強しに来るかも!?



そんなのを目指してます。


かつて(今も)だけど
アメリカや中南米に指導者が渡って勉強した
ようにね。


日本の投手育成を
輸出するのも良いですね。



代表選手がアマチュアリーグに


この日出た選手が時期によっては
州リーグというアマチュアリーグで
プレーしているのが、オーストラリア🇦🇺の
おもしろいところ。


途中でABLやMLBのマイナーや独立リーグに
いってしまうこともありますが
彼らと対戦ってのが全然あります。

それよりも、
オーストラリア人🇦🇺がスタバ飲んでいることに
驚きましたが笑

少なくともSydneyでは
あんなのコーヒーじゃねえ
って馬鹿にされてます。




オーストラリア野球の今後

数年だけですが、働いてみて
育成年代からプロまで見てみて
僕なりの考察や仮説はある。


でもあくまで我々は外国人。


そこに暮らす人たちの
文化があってバランスがある。


それを踏まえて
より良くなるにはどうしたら良いか
良い選手が増え、
全チーム、全選手がレベルアップできるよう
指導者がレベルアップする必要がある

というのをずっと訴えてきた。
これは変わらず続けていきたいし、
関わっている間はそのために
生きたいと思っている。


価値観の押し付けはだめ

このバランスをとりながら
指導するのが一番難しいな。


尊重すべき所と
日本式を取り入れる所。


その絶妙なバランスを見極めるために
言語を理解し、文化を学び
郷に入っては郷に従え
を実践して心を近づけること。


指導するにも
選手として活躍するにも
1番の近道はこれかな、と思っています。



こっちにいる間は
少しでも国のレベルアップに
繋がるように貢献したいですね。


今は主に育成年代と
指導者育成に力を入れています。



頑張ろう!!



Hiroki Iijima

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