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2024 プレミア12を終えて

考えを整理していこうと思うよ。


最終的には“こんな感じかな?”って
思ってた範囲で大会が終わった
という感想ですかね。


僕は初めから
台湾🇹🇼か韓国🇰🇷が優勝すると
思っていましたから。


かといって
日本代表🇯🇵を批判する気もないですし、
すごく良い大会だったんじゃないかな
と思います。


8勝1敗ですか?


全然良かったんじゃないですか?


井端辞めろ?

ちょっと何言っているかよくわかりませんね笑



まあ何を目的、ゴールとするかによって
話は変わってきますがね。




1.2023年WBCアメリカ代表🇺🇸も同じことを考えていたんじゃないかな?


負けて一晩経って、
朝に車運転しながら色々整理していて
考えたのがこれ。


『決勝は負けたけど、トータル日本のほうが強いしね。世界のみんなもわかるでしょ?』

『なんなら相手も薄々わかってるよね?』

『1試合の勝ち負けで国力は計れないでしょ』


みたいなことを考えていた自分に
もう1人の自分が言った。


『それWBCの時のアメリカ代表🇺🇸もきっと同じこと思ってるよ』


ハッ


って感じでしたね。


そうなのよ。
目的とゴールの話で。


この前提がみな違うから
一概に1試合の勝ち負けで
今までの取り組みとか今後の方針を
決めるものじゃない、と。


国際大会の1試合勝った、負けたで
感情に流されて、大事な指針を判断するのは
脳がないな、と。


これは

今大会の選手の評価、井端監督はじめ
指導者陣の評価についてね。


でもやっぱり悔しいから
この敗戦を良い教材にしようと

負けた原因
短期決戦の戦い方

この辺を徹底的にフィードバック
するのは必要と思って、まとめることにしたよ。



短期的は振り返り
中長期的なプラン

どっちも手を抜かずに。


2.台湾戦🇹🇼のポイント


先発の左に崩された日本打者陣🇯🇵

何がこの試合の敗因?
一つ挙げろと言われたら
この左腕対策を挙げますね。


絶好調の小園くんがあんなクソボール振るような空振りするってことは、相当インコースの抜け球が効いてるってこと。


6人いた左打者が全然自分のバッティング
させてもらえなかったもんな。


対右は気まぐれチェンジアップと
カット気味のボールで左右に振られていた。


まぁ前提として
ストレートが強いandぶん回し投げで
打者からしたら余計に怖い。


前半、これで打つ形を完全に崩されたから
後半のリリーフ投手が出てきた後も
良い形で打てなかったのね。


あのような投手の対処法


日本にはあんまりいないタイプってのもある。
あの手のテイクバックでボール強いのは。

結構な確率で抜けてくるし、
たまにめっちゃ掛かったボールもくる。


綺麗な投手との対戦が多い
日本打者の弱点。



この手の投手は

第一に四球をとる
これまでの試合もこれが出来ていた。
あとは死球も(これ意外とポイント)

ドミニカとかキューバ戦は
デカくて速いピッチャーにこれが
出来ていたから点数とれた。

大事なところの四死球。



でもこの日は
汚いピッチャーに対して
綺麗にいっちゃったように思えて仕方ない。


汚い投手を綺麗に打つは無理よ。

極端な話、勝てば良いんだったら
(というか、この手は怪我するからまともにいっちゃだめ)
四球取りに行く打者とワンポイント絞ってHRだけ狙いに行く打者に分ける。


そのくらい割り切って良い。


でもみんな中途半端に綺麗に打ちにいった。


これだとキツイ。


四球取れなかったところがまず一つ。


そしてあと2つポイントがある。
でもこれはテレビやYouTubeでは
絶対言わないから、よく読んでほしい。


①インコースへの抜け球が続いた投手に対しては、しっかりプレッシャーをかけること。



こんなんあかんですやん。
普通に。


というか技術がない投手がインコース狙うとか
速い球投げるって殺人鬼だから、


ダメ🙅


日本の投手のインハイいくときって
ちゃんと狙っていくでしょ?
投げる場所や投げ方も教わるし。


でも昨日の彼はそうじゃない。


ただの技術不足。


それでも平気な顔して
続けるし何球も内に抜けても
平然と投げてくる。



まあマイナーではこのメンタルじゃないと
やっていけないですが。


だからその対応もアメリカ式で良いんです。


2球続いたところで打者が、
『おい、ちゃんと投げろや下手くそ!』
と言いましょう。

捕手にも。

『投げれないならインコース要求すんな!』
と。どやしましょう。

演技で良いから。

これでだいぶ違います。

どんどん言いましょう。
監督、コーチも自軍の選手を守るために
どんどん相手投手や相手監督に
プレッシャーをかけなければいけないです。


これをしないで負けたのが
僕が一番納得いかないところです。



国際大会なら
逆にどんどんやらないと。



そして
②言っても直らないならこっちもいく

これは最終手段ですが、仕方ない。


中盤に捕手の子にホームラン打たれてるでしょ?
もう最悪よね。


その前に肘か足に
一発いくのが必要です。

当てなくてもこちらのメッセージが
伝われば良いです。



アメリカ🇺🇸の独立とかマイナーレベルだと
平気で150キロを背中の後ろとかに通します。
一回から。


そのあと外スライダーピタピタとか。
わざとやってるんですよ。
抑えるために。



さすがにレベルが上がった投手に
そこまでやれとは言いませんが、
多少の駆け引きの中で、テクニックとして
使えるようにらならないとダメだと思います。


賛否両論ある。


でも僕個人としては
すごく大事だと思っている。


日本では学ばないこと。
教えないこと。


でも世界大会でいつもこんなことで
負けるのはやるせない。



海外慣れも一つ。
というかずっと課題。



ストレート、フォーク配球の弱点


リリーフなら良いのよ。
1イニングなら。
先発型のこのタイプは
圧倒的にストレートでカウント取れないと
こうなる。苦しい。

となるの大事になってくるのが
彼の場合スライダー、カーブ。


この使い方が
シーズンずっと受けてない捕手だと
難しかったかな。



選択肢が少ない投球になっていってしまったね。


そういうことを考えると
先発投手で世界にいくには
強いストレートは絶対の絶対。

+2変化球だな、と改めて再確認しました。


ダルビッシュさん
マエケンさん
菊池さん
由伸くん

千賀もカットボールを投げ始めたし


近年うまくいかなかった
有原とか上沢くんは
そもそものストレートの強さが足らなかった
って結論になるけど。

先発でやれている投手は
三振取れる変化球が二つある。


戸郷くんがやられて

初めて先発がちゃんと崩れたゲーム。

ホームラン2本だから代えどき難しいんだけど。


でもそんなに悪いというわけじゃなかった。


本人も
『あぁもう少し早く代えていれば』
と終わってみれば思う。


でもあの回に入るところでは
そんな雰囲気全く感じなかった。



しいて言うなら
3ラン打たれた左打者への
インコースストレートの投げ方か。



インコースは低ければ良いってもんじゃない。

特に左打者は。


それと
角度を出せないインコースストレートは
結構普通に打たれる。



ビハインドの中盤以降

言わんとしていることが
お分かりいただけただろうか?


1打席を大事に行きすぎても
良い結果は出ないもの。




3.課題


といっても難しいよな。
ベストメンバー組めてないし。


でも井端さん本当に
良いなって思うのが、
未来もしっかり見据えて選手選抜や
作戦も展開している点。


その場、その場で
ノリで判断するってのがない。



本当は連盟や
強化部がちゃんと仕切った方が良いんだ。

その時々の監督の判断に
国の未来が委ねられるとは
おかしな話だから。




4.野球解説とは

今大会通して
ずっと振り返りの記事を書いてきて、
『予想が当たったね!すごい、何でわかったの?』

というお言葉をいただくことが
多いのですが


もちろんありがたいことなんですけど、
これって野球解説の本質ではないと思うんです。


単なる予想屋。

YouTubeでもよくみるけど。


競馬じゃないんだから😂


野球って他のスポーツと一緒で
間があるから
次何投げる?とか
どこに飛ぶ?とか

会話に出てきやすい。


これを全て悪いとは言いませんが。


文脈とか流れの中で
そのような会話になるなら良いんだけどね。



だから僕の場合も
バン!って断定したこととか答えじゃなくて。
結論とか考察も文脈とか考え方の基準を
見てほしいし、大事にしています。




時によって予想
(というか想定、シュミレーション)
(シュミレーションはしないと
ゲームプランが始まらないので。)

はしますが、
自分のためにします。




日本野球🇯🇵の今後

今大会の振り返りとして

◆打者の弱さ
(というより他の国に魅力的な打者がたくさんいた)

◆先発投手は強いストレート②球種


◆短期決戦の戦い方を指導者がもっと学ぶ
→まだまだコーチ陣に伸び代があるということ。


これらの課題にどうアプローチしていくかかな。


一つずつ具体案を
今後のnoteで発信していくから
興味がある人は読んでみてね。



追伸

昨晩、アマチュア野球の指導者たちとの
オンラインミーティングがあって、
色々意見交換してきました。

同世代のみの参加だったんだけど
都市対抗でバリバリやっていた選手だったり
甲子園に出ている人、
若くして名門の監督を勤めている人、

色々な人がいて
とてもおもしろい会でした。

真っ先に『お前インスタ、note尖ってんな』と
煽られましたが笑

まあそのために高校野球辞めたのも
あるんでね。


忖度なしで
野球をしたいですね。
王道ではなくて良いので😁


いずれにせよ、

このような場を広げていきたいな。




Hiroki Iijima






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