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海外でDJをすること。
ある日僕はこう思った。
「海外でDJ仕事をしたい」
思ったらすぐに行動してしまうタイプの自分。気づいた時には学校を休学し、オーストラリアに来ていた。
プロローグ
日本ではある程度DJでお金を稼げていたが、毎日同じような選曲で同じようなお客さん。6年前には夢の仕事であったDJというものが半ば業務的な作業になっていた。初めてステージに立った時のあの情熱、緊張感はすでに失っていた。
ベトナムでのDJ
ベトナムで去年の夏僕は友人とのベトナム旅行の中で初めて海外でのDJをした。
この時のDJは人生で1番楽しかった。3泊しかないベトナム旅行の中で、事前に綿密に計画を立て海外から来た有名なラッパーの後という1番盛り上がってるタイムでのDJを取り付けた。
ここで日本でのDJでは色々辛いこともあったけど海外でもUSB一本で仕事をできるんだという成功体験を得た。
そしてDJを1番最初に始めた時に決めた最終目標「海外でのDJ」が叶ってしまった。
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帰国後日本でのDJ
日本に帰国後いつも通りDJをして、朝6時ごろに帰宅。そのまま9:00の1限に出席という生活をしていた。忙しく曲を探す時間もDJの練習をする時間もない。
また令和とは思えないハラスメントが横行するクラブに嫌気が出して気づいたらDJというものがあまり好きでは無くなっていた。
経営陣は高圧的だし、先輩DJは自分の利益、世間体しか考えていない。このような信頼できない環境の中で
とある出来事が起こり箱DJを辞めることとなる。
表現の場所が無くなった今冒頭の事を思った。
「海外ででDJの仕事をしたい」と。
国を決める中で、自分の知っているDJの方で①実際オーストラリアでDJをしている方がいた。②お金を貰うことにVISAの問題が起きない。この2点でこの国を選んだ。国が決まったからにはあとは旅立つだけだ。
オーストラリア編
誰も知り合いがいない中凡人がやれることはただ一つ。ひたすら人に話しかけなんとか人脈を作ることである。
異国の地のクラブで最初は声をかけるのが怖かった。けれども何十人も声をかけるるうちに何も思わないようになってきた。
毎週末クラブに通い、スタッフやDJにマネージャーやオーナー会いたいと伝える。基本会えないが運が良いと会えるタイミングがある。もし会えなかったらまた来週も通う。もし会えれば全力でアピールする。ただそれだけ簡単な事だ。
会った関係者の方にはPressKitも入っているQRコードに載った名刺を渡している。1ヶ月で100人。こっちにきてから150人ほどにアクセスされており、クリック率も悪くない。コツも掴みアクセスされるようになってきた。
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今現状何件か交渉中の段階。ギャラも環境も日本よりいい。けれどせっかくブッキングが決まってもDJが下手なら意味がない。全力で曲探しDJ練習頑張ろう。
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続きはまた今度。