僕が河口湖に住んでいるときによく通っていたFabcafe Fujiに久しぶりに来ています。とても好きなカフェで、席数もそこそこあるから、基本いつ行っても座ってゆっくり作業できるのが本当にありがたい。
富士吉田市は、富士山がとても綺麗に見えるので、観光客に人気の場所なのですが、日曜日のお昼時間は、お店にいらっしゃる人の9割が海外からの旅行者です。街に活気が戻ってきて嬉しいなと思いつつ、さまざまな言語が飛び交う中で、PCで開いていたFacebookのとあるコミュニティにて、シンガポール国立大学で東南アジア地政学プログラムを担当している田村さんの投稿がシェアされてきました。
なかなか衝撃的な内容かもしれませんが、とても客観的で正しい日本の現状認識だと感じました。実際にSuper Cheap Japanというガイドブックもすごく人気がありますし、今まで日本人が安いからタイやベトナムなどに遊びにいくことと全く同じ感覚で、日本が旅行先に選ばれています。
このような状況の中、ウクライナ/ロシアの戦争から、イスラエル/パレスチナでの紛争も起こり、地政学的な緊張が高まっている中で、日本で生きる個人として、ここからの10年をどのように考え生きていくのか。これはとても大切な問いです。
問いに対する答えとしては、やっぱり僕の軸はサーキュラーエコノミー(循環型経済)だなと。人間のシステムを自然のモデルにいかに近づけることができるかが、僕にとって人生を賭けて取り組んでいきたい内容です。
3年前からサーキュラーエコノミーの領域に本格的に取り組んできましたが、どんどんこの流れが大きなうねりをなしています。クライアントに昨年提案した時はかすりもしなかった内容が、今年になって採用されたりと、実際の業務に動きの変化を感じています。
先日はついに岸田首相も本腰を入れて日本国としてもサーキュラーエコノミーに取り組んでいくと発言をされました。車座会議も設けられ、ここからの加速度はガラッと変わるとみています。
経済産業省が主体となって、大企業がフォローする形でこのサーキュラーエコノミーを実装していく構図になると思うのですが、僕個人として、RECOTECHでpoolというサービス実装をする外側で、何を仕掛けていくのか。
サーキュラーエコノミーに関する欧州の法規制の流れから感じることは、日本はこの領域では周回遅れを走っているように思います。もしかしたらもっとかな。このグローバルとの差を埋めながらも、日本の独自性をどのように活かしながら、サーキュラーエコノミーを実装していくのか。まだ具体的なコンセプトは決まっていないですが、人に頼りながら、別軸でもぶち上げていくことを決めました。
とりあえず決意表明として、ここに残します。