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実態を持つことの重要性。代理店業がネットに変わる時代に行ってきたこと。「実態業の強化」と「弊社の中に代理店業はないか?」

本日は、2010年頃のお話です。
観光業ではある変化が起こっておりました。

・団体旅行(バス観光)から個人旅行(レンタカー観光)への変化
・旅行代理店業が、実店舗からOTA(Online Travel Agent)へ変化

団体旅行の時代は、旅行会社が、航空券や宿泊・観光施設などをまとめ、一つの商品として販売しておりました。
いわゆる「代理店販売」です。
観光施設側がお客様を直接誘客することは、ほぼありませんでした。

それから時代は変わり、
お客様は、インターネットで航空券や宿泊施設や観光施設のチケットを購入する個人旅行が主体となりました。
いわゆる、OTAです。
観光施設側もお客様への直接的な販売が一般的になりました。

このことから、
インターネットにとって変わることができない「実態」を持つことの重要性を強く感じました。

さて、そのことから、弊社は2つのことを進めてきました。

1つ目は、「実態業の強化」
具体的には、
①トロピカル王国物語などのオリジナルコンテンツの制作(2012年)
②ホテル業の進出(2018年)
③待ちづくり計画(2020年)など

2つ目は、「弊社の中に代理業務はないか?」

注意が必要だと感じたのが、「お土産販売」でした。

お土産品は、製造会社から仕入れております。
仕入れは言い換えれば、商品の代理店販売です。
タルトやちんすこう等、商品を一番強く販売できるのは、製造している会社です。
仕入れしている限りは、その商品についての説明は敵いません。

しかしながら、弊社にとって土産販売は大切な主力部門でした。

その対策として、2つのことを始めました。

1つは、トロピカル王国物語の強化。
これはNoteの別の回で説明しております。

簡単に書くと、
「ディズニーランドは、仕入れ菓子でも製造元より強く販売できる。
その理由は、世界観もお客様が買う為の基準となる為。(下記より)」

2つ目は、独自の「売り方」の構築。
仕入れた商品をどこにも無い販売方法の開発に取り組んでおります。
具体的には、トロピカル王国物語と連動し、思わず買いたくなるような妖精や魔法などの仕掛けが、ショップに付け加えられて行きます。

その片鱗が見える場所が、トロピカル王国の男子トイレです。
ある仕掛けをしているのですが、驚いたり笑ったり色々な反応が生まれております。

代理店業(土産販売)に独自の実態(コンテンツ)を掛け合わせることで、ネットに変わることができないものにしていきます。

時代の変化は、静かに近づき、一気に進みます。
弊社も気をつけながら楽しみながら変化して参ります。

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