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「他人をバカにしたがる男たち」 河合薫

自身の保身だけを考え、行動する人達(ジジイ)は何故に生まれるのか。慕われる人と2極化する根源とそうならない為には、が描かれる。

他人を馬鹿にしたがる“老害”か否かは、SOC(首尾一貫)人生の辻褄合わせが出来るか。つまり、自己受容が出来てポジティブな人は老害では無いとある。

また「自分の可能性を信じられるかどうか」が重要な因子とある。

もう50代だし。就職したから。
自身の保身に走る人は、性別年齢に限らず、ジジイと見做される。


人が勝ち負け(出世)を気にする心理について。

最下層の公務員は、トップの人々と比べ、リスク因子(喫煙率、高血圧、血清コレステロール値、血糖値)を加味した補正後比較でも、死亡率に2倍近くの開きがある。トップが長生きするのは、裁量権があるからで、決められる自由=人間の性であると同時に、重要な因子であると言える。

その一方、管理職と専門職のストレス性の疾患が70%増加しているデータもある。業務量増加とリストラ不安と賃金据置が要因だそう。

今の時代を生き辛いと言う人は多い。
個に焦点が置かれ、何が出来るのか&如何に優れるかが問われる。皆が、本屋入口にある“成功者の秘訣”本を手に取り、吟味する。


読了後、私に活かしたい事項を纏める。

「ジェラシー型嫉妬」思考について。
危機を挑戦と思い、競争心理を煽ぐもの。

信頼出来る人と謙虚さを忘れない。


就職する以前に頂いた言葉を思い出す。
「同期間での勝ち負けを考えるのではなく、眼中に無い程にぶっちぎれ」と。

自分がどうなりたいか以前に、会社の一員として組織に如何にして貢献できるか等、自分主体の考え方は排除していこうと思えた。

心の拠り所も併せて。

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