だから憐れむ
以前は、様々な場面でイライラしたり、
動揺したりと嫌な気持ちになることが多々あった。
歩きタバコをしている人を見たり、
電車でのマナーの悪い態度を取ると人を見たり、
仕事での接客で、あしらわれた態度や上からの言葉を受けたり。
生活をしていれば、このような事は日常茶飯事である。
その度に、感情が揺れ動かされストレスが溜まる。
今後会うこともないだろう、見ず知らずの人の行動によってストレスを受けていたのだ。
しかし、今はそうでもない。
そんな時は、「憐れむ」ことをする様にした。
可哀想だなと思う。
このマインドセットが、案外上手くいくのだ。
例えば、歩きタバコをしている人がいたとしよう。
(本来ならば、注意したりするのが正義なのかもしれないが、その議論は今は置いておこう。)
後ろを歩けば、煙臭く感じる。
そんな時は、「憐れむ」
可哀想に。と思うのだ。
その人はきっと、歩きタバコをしてしまうような環境で育ち、そんな人生をこれからも送るのだろう。
可哀想に。
そして、それを「非常識」と思えるように育った私は、恵まれた環境にいたのだろう。
親に感謝しなければいけない、ありがとう。
憐れみ、今までの環境に感謝する。
そうすることで、ストレスはかからず前向きになれる。
なにごともポジティブ思考に。
そのような行動に出くわす度に、感謝する機会を得られるのだ。
だから私は、憐れむ。