革命
私の人生に大きな変化を与えたきっかけは、いつ・どんな時であっただろう。
人は、幼年期に言葉を習得し、コミュニケーションが取れるようになる。
これは、大きなきっかけになりそうだが、
如何せん、昔のことすぎてその記憶を私は持っていない。
ぱっと思いついたことで言えば、大学3年時の教職講座で教育心理学を学んだときだ。
ここで、初めて心理学を学んだ。
本当は高校時代に、現代社会の授業で少しは学んでいたのだが、頭の片隅にもなかった。
心理学の面白さを学び、それらの本も読み漁った。
読み終わった前後では、誰も私の変化に気がつかないだろう。
外見はもちろん変わらないのだが、大袈裟かもしれないが世界が変わって見えたのだ。
私にとってそれまでの学習は、試験や入試のための学習だったが、ここで初めて自分の興味のために学んだのかもしれない。
次のきっかけは、大学院生の頃。
哲学を学んだときだ。
これもまた、考え方を変えさせられた。
考えること、問うことを学んだ。
更に、同時期に数学を学んだ。
ここでの数学は、学校数学ではなく、数学的思考の話だ。
今仕事にもしている、数学の面白さを知った。
数学、哲学、心理学が私を変えたきっかけになりえた。
これらは、別に何かの技術を身につけたわけではない。
私の「考え方」「ものの見方」を変え、その上で私の行動や言動を劇的に変えてくれるものだった。
もっと早く知りたかったという気持ちもある一方で、知れて良かったと思っている。
そして、最近では、言語学の面白さも気づいた。
これもまた、私に革命を起こしてくれそうだ。