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ぺこら開示の件とホロライブの限界
今回問われたのは「著作権法違反」についてだ。(公衆送信権、上映権、上演権、複製権、口述、展示、頒布、翻訳、翻案、同一性保持権なども含まれる)ニュースでよく言われるvtuberならではの「中の人」問題に関してはまた別なので注意。
今回の件で言えば公式の絵をそのまま引用、内容を不適切なものに改変して公衆に送信しているので、著作権法的に言えばアウトだろう。
言うまでもないがホロ公式から引用しているアイコンはファンだろうがアンチだろうが著作権法違反で開示の対象なので注意が必要だ。
本当に応援したい人はファンマークにとどめるか、著作権法上問題のないと確認できたアイコンにして公式イラストを使わないようにするのが賢明だ。
画像や文字で誤認させないようにすることも大切な要素である。
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とはいえ演者がこの手のコラ画像にいちいち目くじら立てて、開示請求しているとは到底思えない。
演者側が気にしているのはどちらかというと所謂「中の人」の行為に関して裏でアレコレ言われることだ。
最近はラプラスダークネス、紫咲シオンがこれにあたる。(内容についてはあえて触れない)
こちらはカバー側が下手に動くと「ホロメン=中の人」の確定につながるので運営から直接手を出すことができない。
さらに上記の理由でタレント自身が配信で下手に言及できない(間違いなく運営から止められているはず)のが悩ましいところである。
これが現在ホロライブが抱えている問題だ。
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おそらく演者は運営から中の人に関連するアカウントを動かすことについて自重するように言われているはずだ。
その代わりサブのアカウント所持は一時救済で認めている。
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桐生ココの引退くらいからキャラクターをブランド化させようとする運営の方針が見受けられたが、最近は情報漏洩の危険性から魂垢の活動を規制しようとしたり、この傾向がだんだん強くなっている気がする。
運営としては中の人が配信をしなくても、キャラクターコンテンツの収益のみでビジネスが成り立つようにしたいのだろう。
🎊お知らせ🎊
— ホロライブプロダクション【公式】 (@hololivetv) February 8, 2023
東京の魅力を国内外に広く発信し、東京への興味、関心を喚起することを目的とした「東京観光大使」に #ホロライブプロダクション が選ばれ、#さくらみこ#森カリオペ #がうる・ぐら
の3名が就任します✨https://t.co/R0ailC5GPy#ホロライブ東京観光大使 pic.twitter.com/uyV7Wgv1dF
表に出始めて官公庁の仕事もするようになると、ブランド向上の為に規約がある日突然改定される可能性も十分ありえる。(例えば成人向けの創作がNGになるなど)
知名度を引き換えにキャラクターを演じる演者の負担や責任も今まで以上に重くなる。
バーチャルアイドルの臨界点、今のホロライブはそんな時期にさしかかっているのかもしれない。
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