四柱推命でラプラス・ダークネスさんの命式を鑑定してみたら~一人でもポジティブで遊び人な総帥
四柱推命とは、生まれた年月日時を陰陽五行と十二支に置き換えて、その組み合わせによって鑑定します。
生まれ年から年柱、生まれ月から月柱、生まれ日から日柱、生まれ時間から時柱が決定します。
このように柱が4種存在するため、四柱推命と呼ばれています。
一ファンからすれば外面しか知り得ないその人の意外な素性を知ることが出来るので、鑑定していくうちに楽しくなって、そのうち占いに興味があるけど良く解らないという人も、より深く学ぼうという気になります。
最近オンラインで推しとの相性などをしらべてくれ、というファンからの相談も増えているのでなかなか面白いです。
さて前回、前々回に引き続き、推しの命式調べてみようのコーナーです。
今回はホロックスの総帥でホロライブ六期生のラプラスダークネスさん(以下ラプラス)の命式を鑑定させていただきます。
あくまで的中させることが目的ではないです。
素人が趣味でやっている程度の記事なので、そのへん宜しくお願いします。
ラプラス・ダークネスの命式
命式の見方についてはこちらを参考にしてください。
ちなみに、干支をリレーで覚えている人は多いかと思いますが、もともとの用途の関係から考えると、アナログ時計のイメージで覚える方が絶対に便利です。
つまり、「寅を時計の二時の位置」と結びつけると、「寅月=二月生まれ」だとすぐに理解できます。
時間にすると一日は二十四時間ありますので、かける2の値が時刻となって、「寅の刻は明け方の四時の前後一時間」くらいに相当します。
時期によっては、ちょうど空が白んでくる始めの時間となります。
方角や大まかな相性も分かるので覚えておきましょう。
そしてこちらが彼女の命式になります。
今回は生まれ時間が分からないので年月日の三柱で鑑定しました。
まず本人の性質を表す干支ですが、左上の「丙(ひのえ、日光や太陽)」になります。
「丙」の人は明るく目立ちたがりで、心が広くて、気前も良く、自然と周囲を引きつけるような魅力ある人が多いです。
二月十七日生まれなので、ちょうど春節の時期くらいにあたります。
暦の上では春となりますが、まだまだ手足が悴む寒い時期です。
寒い時期の太陽ですので「周囲からとても期待される存在」となります。
ただ、せっかく注目される「丙」をもってはいますが、それほど力が強くないため、状況によってはせっかくの期待に応えることが困難な運命にあります。
それについて解説します。
周囲の環境
まず彼女の年柱をみてみます。
天干の壬(みずのえ、大河や海を表す)は父親や思春期の生育環境をあらわし、地支の午己(つちのと、畠など平地)は母親や幼少期の環境を表します。
己・・・「土気」の陰です。
壬・・・「水気」の陽です。
土気(己は、畑や大地)が、水気(壬は、海や川)によって、氾濫され、土砂が流されるような意味を持ちます。
己土濁壬(きどだくじん)といわれ、清らかであろうとする水の流れを濁らせてしまう土があるのであまり良くありません。
両親の干支に焦土を水が潤す関係があるので、直感的に結婚したはいいものの、時間がたつにつれ、壬(父親側)が己(母親側)の負担に耐えかねて、しだいに不仲になっていく、という関係です。
水は知性を表しますから、その知性が濁るので、人とは少し違う解釈をしてみたり、歪んだ見方をしてみたり、ケアレスミスが多かったり、話が上手く通じなかったり…というようなことが多いです。
一方で壬(みずのえ)は流れに乗りやすい、勢いにのるという星であり、この組み合わせは先見の明が優れており、時代の最先端をいち早く取り入れて成功するとも言われています。
ただし、出世しても、学生時代の友人や母親の関係から足を引っ張られることがあります。これが己土濁壬の凶相といわれています。
丙(太陽)で乾いた己(砂漠)に壬(流水)を流し込むイメージです。
己にとっては有難いですが、壬にとっては迷惑に感じることがあります。
これが生育環境を取り巻く命式となります。
※蔵干の解釈はいろいろな流派によってまちまちです。たとえば午の蔵干には「丙・己・丁」と三つあります。どれをどのように採用するか、色々試行錯誤してみるといいでしょう。(今回はあくまで分かりやすいイメージとして採用させていただきます。)
ホロックス総帥としての命式
続いて、月柱をみていきます。
こちらはファンの人らが最もよく知る、現在のラプラス・ダークネスとしての彼女の性格が窺えます。
お互いが太陽(丙)と海(壬)の関係で、丁(ひのと)のようにモノを燃やすような関係ではないですが、周りの環境に影響を及ぼす関係になります。
月柱に限定してみれば、太陽と海というのはお互いが引き立て役になり、運営(壬)とラプラス(丙)でキラキラした関係を築くことが出来ます。
2022年は壬寅年で壬と時期が重なります。
運営が勢い極まる時、次の隆盛を見越して、誕生したのが期待の寵児であるラプラスダークネスという命式です。
ただし、この組み合わせにも問題点があります。
それは金箔金(きんぱくきん)といい、外観を飾り見栄と虚栄に走りやすいことです。見栄を張って内容の充実したものが少なく、特に女性は負けん気や虚栄心が強く、孤独になりやすいという面もあるので、年を取ったら注意が必要です。金箔がやがて剥がれてゆくという意味があります。
これは運営や先輩との関係にも言えます。
とくに総帥は「比肩(ひけん)」を月支元命に持っています。
「比肩」は肩を比べるという字のごとく、他人より劣りたくないという気持ちが強く、意志が強く我が儘な人が多いのが特徴です。
また、他人に何か任せるのでなく自分一人でこなしたい人なので責任感が人一倍強いです。
一見すると、太陽と海の関係で煌びやかで魅力的な素晴らしい福分を持っているように思われがちです。
しかし、二月生まれで太陽の力が弱く、自らを照らしてくれる海面もすぐに土で汚されてしまうので、周囲からの期待になかなか答えられず、理解もされない「人気者の孤独」を背負うことになるでしょう。
ただし、基本的に本人は楽観的でマイペースなので、一人であってもあまり気にしていません。むしろ「群れるのは雑魚」くらいにしか思っていないのかもしれません。
正直な話、総帥(まとめ役)に向いているかと言えば、キャラクターとしてはありですが、役割としては全く向いていません。
独立してフリーランスで自由に動き回れる環境にあってこそ輝きます。
これが秘密結社ホロックス総帥のラプラスダークネスの命式になります。
奔放な遊び人
年柱はファミリー、月柱はパブリック、そして日柱からはプライベートな運勢が分かると言われています。
分かりやすく喩えれば、月柱は公式アカウントで日柱は私的な裏アカウントみたいな関係です。
日柱は丙辰となり、水分を含んだ湿土を太陽が照らす関係となります。
マイペースで楽観的であり、遊び人でグルメな人が多いです。
時柱が分からないのでなんとも言えませんが、この組み合わせは女性は幸せに恵まれる人と、幸せに恵まれない人とでハッキリ分かれてしまいます。
全体を通して彼女自身、十二運星で剛気な星が多く、気性のバランスが上下に激しくなる傾向があり、精神がブレて安定しないことがあります。
ただ来年は火、水、土の間に挟まる甲(きのえ、大木)が含まれる甲辰年になるので、少しはメンタルが安定する時期に入るでしょう。
「食神(しょくしん)」は女性が持っていると子宝に恵まれると云われており、恵まれた家族関係になるといわれています。
ただし、「食神」は遊び人の星ともいわれ、自己顕示の星である「比肩」と並んでいるので、再婚もしくは晩婚の傾向があります。
自分の人生に対して正直に心正しく歩めば運は発展し、必ず成功します。
成功しても勝ち組だと慢心せず、謙虚に向き合うことが必要です。
孤独な人気者
通変星からはそれぞれの関係性から鑑定できます。
メインでみることは基本ありませんが、今回はラプラスダークネスと周囲の関係を紐解く手がかりとしてみてみたいと思います。
彼女は大運(十年ごとの運勢)と年運(一年ごとの運勢)が「ダブル空亡(大殺界)」となり運気の天井をぶち抜いてデビューしました。
したがって自力の運勢ではありません。
表面からは幸福な一面しか分かりませんが、同時に不幸な出来事(休止など)もあったはずです。
真ん中の丙(現在の総帥ラプラス)との関係から、周囲からかなり期待されていることが分かります。
例えば火気(丙)から土気(戊、己)へ気を漏らす(赤い矢印)、あるいは水気(壬)に剋される(青い矢印)などです。
二月の太陽である丙(ラプラス)は期待されるものの、上昇志向の強い先輩(偏官)や上司(壬)に囲まれ、リスナーからは期待される一方(天干の青い矢印)で、パワーの源となる補星がなく、何事も一人でこなそうとするため、居場所がありません。
ついでに清くあろうとする壬を汚そうとする己の性質があるので、月柱の天干にある運営や先輩(壬)も清濁されます。
そのため人間関係で衝突することもたびたび起きて、孤立を深めます。
火気は旺士するため、月柱(仕事)での孤独感を埋めようと日柱の私生活をみたそうとします。また親孝行で母親に頼まれてプレゼントをしたりします(日柱、年柱地支を旺士、赤い矢印)。頼られすぎて嫌気がさすこともありそうです。利用されやすい面もあります。
「人気者ゆえの孤独」を背負うという命式です。
まとめ
彼女にはエネルギーとなる星である、印星がありません。
印星はインプットであり、学習機能をあらわします。
来年以降は木気が火気を補うようになるため、気力が充実し、リスナーからの助言を受け止めるようになります。その場しのぎからおきるトラブルで度々先輩が火消しに走ることもなくなるでしょう。
失敗から学び、自信を取りもどして、新しい挑戦を始められる年です。
彼女は闇を背負ったキャラクターと違い、太陽の力(某ストリーマーのことではない)が用神となっています。
寒い時期よりも「昼、夏、南」のほうが力を発揮できます。
また、水を整え、火の動力源となり、大地を制する甲も安定に必要です。
逆に癸(みずのと、雨や雪)があるとせっかくの丙の活躍に水を差されてしまいかねません。
前回鑑定した星街すいせいさんとは真逆のタイプといえます。
サウナでリフレッシュしたり、海水浴でバカンスするのがおすすめです。
活動時間をお昼に変えてみるのもいいかもしれません。
また、2026年からは財運が低下するので、慎重に行動したほうがいいです。
食いっぱぐれるようなことはないですが、彼女はもともと財星が弱く、派手好きなので、くれぐれも散財に注意したほうがいいでしょう。