ホロライブの代表取締役社長のYAGOOこと谷郷元昭さんの命式
国内最大規模のVTuber事務所「ホロライブプロダクション」を率いていますカバー社長の谷郷元昭さん。
彼は従業員やタレントだけではなく、彼自身にも多くのファンからも愛され、強い支持を集めているという不思議なキャラクター像(通称YAGOO)があります。
先だって誕生日を迎えるにあたり、多くのタレントやファンからお祝いされました。
そんな国内外で強い人気を確立した「ホロライブ」が生んだカバー株式会社代表取締役谷郷元昭さん(以下YAGOO)の命式を四柱推命で読み解いたら、はたしてどんなものなのだろうか?と思って今回記事にすることにしました。
基本的な構造
四柱推命は十干と十二支からなる命術となります。
十干とは五行(木火土金水)の陰陽、すなわち甲乙(きのえ・きのと)、丙丁(ひのえ・ひのと)、戊己(つちのえ・つちのと)、庚辛(かのえ・かのと)、壬癸(みずのえ・みずのと)で状態、空間を表しています。
十二支とは「子丑寅~」で主に時間を表しています。
干支を動物のリレーで覚えている人は多いかと思いますが、もともとの用途の関係から考えると、方位磁針やアナログ時計のイメージで覚える方が絶対に便利です。
たとえば「子を時計の十二時の位置」と結びつけます。
すると「子月=十二月生まれ(旧暦)」だとすぐに理解できます。
「子(ねずみ)」は北に位置し、年の始まりを表し(冬至)、陽水を表す壬(みずのえ)と陰水を表す癸(みずのと)の象徴となります。
時計の針でみると北を示す子の刻は、現代の時刻にすれば「夜中の二十四時前後」に相当します。
また、北東南西の四方にはそれぞれ「水木火金」が対応し、四季の節目である節分の「土用(どよう)」には五行の土である戊(つちのえ)や己(つちのと)が表れます。
これらを合わせて十干十二支の相関関係となります。
分からない漢字がずらずらと並ぶと忌避感がありますが、四柱推命は当てもの占いというより、五行のバランスや温度感を頼りにする右脳の命術(もちろん理論はあります)なので、たとえば子の時期(冬、夜中)は太陽(丙)が弱く、水(壬)が凍ってて、木(甲)が眠る、といった感じでその人の皮膚感覚が重要視されます。
「冬の水」など季節に勢いが強くなる人は身旺または身強といい、勢いがある状態を表す、といった感じです。
初心者の方はよく解らない言葉(通変星など)に戸惑うかと思われますが、その辺は十干十二支の補足説明だと思って頂いて構いません。
詳細に説明しますと細かくなりますので、このたびは省かせていただきますが、アプリやサイトで算出された命式を参考に今の自分がどの状態にあるか、抽象度を高めておおよそのイメージができれば良いでしょう。
このように四柱推命は十干十二支による命式の風景で、その人の運勢がいかに流れていくかを推察することが重要になります。
なんだか天気予報と似ていますが、吉凶を的中させること自体を目的としていませんのであらかじめご理解ください。
なるべく伝わりやすさを優先して解説していきたいと思います。
YAGOOの命式の特徴
こちらが彼の命式(1973年12月10日)となります。
今回は生まれ時間が分からないので三柱で出してみます。
年柱・・・年柱は生まれた後から学生時代までに影響をうける社会的な運勢です。両親、世相、学校、○○世代などの外殻の運勢、通称「親ガチャ運」
月柱・・・社会的な人格、皆が知るyagooの顔。月支元命は思考を表すので占いでは重要視されます。上司、部下、カップルなど。社会運。
日柱・・・プライベートな運勢。家の中での人格です。月柱が公式アカウントとすれば日柱は裏アカウントみたいな関係です。本質や家族運など。
これに十年に一度変化する大運と一年ごとに変化する年運があります。
子供のころから性格が変わらない人はいないので、バランスの変化をどう読み解くかが要となります。
始めに「本人の本質」を表す、図の左上にある「日柱の天干(日主)」からみてみましょう。
「庚(かのえ)」とあるのが分かります。
庚は刀や斧をなどに象徴される陽の金を表す十干です。
つぎに「本人の思考」を表す月支をみてみます。
十二月生まれで「子」となり、太陽の力が弱く、寒さ極まる時期になります。
年柱には「癸(みずのと)」=雨、雪が降っており、地支が丑です。
時柱にひょっとしたらあるのかもしれませんが、全体的に寒水であり陽和の気(丙丁の火気)が乏しいです。
十二運は「墓・死・養」と勢いが弱く、格好を付けていてもどことなく陰キャ感があるのは否めないでしょう。
これらを踏まえて、ご本人の命式をイメージしやすい風景のイラストにしてみようと思います。
谷郷元昭の命式風景
こちらが、YAGOOの命式をイラスト化したものになります。
あまり上手く表せませんでしたが、一応「太陽のない十二月の風景」になります。
解説をたびたび挟んでいくのでどうしても限界がありますが、命式や相性は個別に存在するのではなく、日干の庚(この場合ゴールデンYAGOO)に掛かる全体のバランス関係からみていくのが基本となります。
あくまでイラストに囚われず、抽象度を高めて象意をイメージしていくという意識を頭の片隅に入れておいてください。
YAGOOの本質
まず本人の日干を支える地支には「辰(龍)」があります。
日支には辰土があり、自旺(土生金)しています。
この「庚辰(かのえたつ)」の組み合わせは「魁ごう」と言われ、頭領という意味があります。戦って勝つことを喜ぶ星なので、格闘などのスポーツ関係者やベンチャー経営者などによく見られます。
日支「乙(きのと)」=草花を日主「庚(かのえ)」=刃物で断つ。
いうなれば草薙剱です。
間違っていると思ったことに対しては反対を押し切ってでも徹底的に応戦することで、人生において物事が急速拡大する運命をもっています。
一方で安定や楽な生き方を選ぶとかえって不完全燃焼になって、生気がなくなります。
野心も強く、リーダーシップもありますが、性格的にも人との争いが表に出ることを望まないので、本音を表に出したがりません。
一方で現実よりも自分の好きな夢を追いかけたいという願望があります。
本来はマーケットインよりプロダクトアウトのタイプでこだわりが強く、意志が強固な人です。
ビジネス用語でのコンフォートゾーン拡大による成長が要となります。
プライベートの領域である家庭運を表す日柱にあるので、家族間での不和が暗示されます。
子供っぽさが災いして夫婦間のトラブルを起こさないよう注意が必要です。皆がよく知る人気者YAGOOとは別に芯の強い裏の顔があります。
子丑支合(ねうししごう)
さらに年支と月支で「子丑支合」となります。
子丑支合(ねうししごう)とは干支の動物たちが競争した物語のように、牛の背中にネズミが乗って一番乗りをするような、周囲からの助力による関係を表しています。
先の風景イラストの場合で申しますと、月柱の「壬(みずのえ)」=川水、流水が凍っている状態から、上流からしだいに「癸(みずのと)」=雨水が降り始め、水流の勢いが増し、しだいに流行していく様子を表しています。
YAGOO個人では生まれてから新社会人あたりまでに当たります。そこからホロライブの社相もある程度うかがい知ることができます。(そちらはトピックを分けて説明します)
本人の性質を表す日干の庚(陽金)と癸(陰水)の組み合わせでピュアで繊細、独創的なものを考え出していく傷官(しょうかん、日干が漏らす星)が二つ表されています。
金生水の傷官は芸術、文化に関しての造形が深い人が多いといわれます。
年柱との関係から両親は芸術に理解があり、幼少期からアートに関する造形を深めていたのかもしれません。
傷官は「官(権威)を傷つける」という象意もあり、世代的にも若い頃はロックンロールな青春を送っていたのではないのでしょうか。
子供っぽさが目立ちますが、どこか愛嬌が感じられる人です。
好物がプリンというのもなんとなくわかる気がします。
そのあどけなさが結果的に親しみやすいキャラクターとなっている理由かもしれません。
月柱はカバー社代表としての顔
まず天干(赤枠)は導く存在、地支(青枠)は支える存在だと思ってください。
真ん中の緑色には「甲(きのえ)」=大木があります。あくまで大木そのものというより「大木のような象意」として捉えてください。
木気が最も生気が盛んな時期は春ですが、YAGOOは十二月の寒い時期の生まれなので甲に根っこを張る力が弱いです。地支が水ばかりで木の成長が完全に停止しています。
またYAGOO自身が庚金(金生水で水源にもなる)を持っているので、月干の甲を剋して木材にする関係となります。
さらに先ほど説明したように支合で水気(壬水、癸水)が強化され、上流から水が流されています。
この状態の甲を「浮木」といい、YAGOOが作った筏となります。(実際はもっと大きな帆船でしょうが、表現力の限界が…)
月干は社交をあらわすため、この筏こそ彼の財産であり、皆のよく知るホロライブ(カバー株式会社)と谷郷元昭代表の関係になります。
そして地支の壬水は彼を支えるホロメンや部下にあたります。
当然ですが筏は水が流れないと動きません。
水の勢いを足すのはファンやコラボ先など外部の団体になります。
先ほどの「子丑支合」もあわせて正直恵まれすぎな命式です。
月柱「甲子」は六十干支で一番最初の干支であり、物事の始まり、先導役を意味しています。
時流にのって水の勢いが強くなりすぎるとダムが決壊を起こして、筏の航路(運営の方針)も行方不明になってしまいます。
助成金や企業案件などを受けて周囲から助力を受けているときほどホロメンやファンといった会社(財星)を支える存在が暴走しないように注意する必要があります。
元命の「食神(しょくしん)」は遊び人の星といわれ、サービス精神が旺盛なのでエンタメ関係にはうってつけのタイプです。
社長自身が庚金の遊び人気質(金生水の食神)でルーズな部分があるので、どうしても夢を追い続けるとノンストップストーリーで水流の抑えが効かなくなくなることがあります。
さらに「官星(かんせい)」がなく、傷官が二つあるため、権威や威厳と言ったものに縁が薄いです。
一国一城の主というよりは企業を渡り歩く、企業内でマネジメント人材を育てていくために必要とされてきた人材タイプという印象を受けます。
ホロライブの社相
またこの「子丑支合」は世相と社運(ホロライブ)の関係を表しています。
この子と丑の関係は周囲から助力を得られると先ほど説明しました。
Vtuberブームを牽引した先駆者たちをはじめアニメ、ゲーム関係者らの力を借りて、「推し活カルチャー」の勢いに乗ってメディアミックスなどでライセンスタイアップを伸ばし、業界トップを走りつづけるホロライブの姿は干支レースでみせた牛と鼠の振る舞いそのものかもしれません。
牛を推しているファン層(アニメ、ゲームファン)からは反発されやすいので、先行者に対する感謝の念を形にすることが事業をいっそう成功に導くカギになりそうです。
偏財(へんざい、自星が剋す星)は流動性のある社交性、財運に恵まれることを表しています。川に流れた浮木による流財なので水流の強弱次第で得にも損にもなります。
太陽がなく、寒さ極まるので社長のこだわりに傾けば、事業がどうしてもオタク商売(配信業も含む)っぽいイメージになるのは拭えないでしょう。
不思議と周りから与えられたり、愛されたりするので、自分で汗水流す必要が無く、苦労することなく暮らせる運勢ですが、その分だけ周囲から嫉妬されることも多くなります。
これからの運勢
YAGOOは来年から大運(十年ごとの運勢)が変わります。
大運はいうなれば「今回の旅のテーマ」で、10年過ぎても「同じ自分」でいられるわけではなく、10年過ぎれば、「自分のテーマ」が変わるということです。
戊午(つちのえうま)が大運(十年ごとに変化する運勢)で巡ってきます。
戊土は山や盛り土をイメージしてください。
元々実生活に関する意識が希薄なタイプですが様々な経験を積んだことにより、土嚢で水流を止められるようになって、暴走しがちの壬水のコントロールがうまくできるようになります。
優柔不断の遊び人YAGOOから代表取締役谷郷元昭の顔に進化するでしょう。
土から自星の金が生じるので、自身の勢いは来年の甲辰年と相まって、ますます評価されるでしょう。
一方で土嚢で勢いが抑えられるのは壬水です。
子と午は冲の関係にあたるため、離別、対立、分裂の予兆もあります。
自分以外の事情で環境の変化(例えば従業員が離れる、ホロメンの卒業など)が起きやすくなるでしょう。
辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がりとなるかもしれません。
感謝の意を形に表すのが開運の鍵となります。
社長だけでなく、ホロメン人気の原因も感謝の態度に左右されます。
ファンに対する感謝の念を形にすることが人気を維持し続けられるコツです。
感謝の対象は自分たちのファンや周りのスタッフだけでなく、外部の団体から目に見えないものにまで至ります。
たとえば神社に日頃の感謝を込めて奉献するのもオススメです。
人生のテーマが変わってしまうように、世の中のテーマもまた、10年経つ頃には、すっかり変わってしまい、いつまでも同じ状態でいることはありえません。
命式を知り、氣の巡りに合わせて、外に自分の氣を言葉や行動を通して、表に出し続けていくことが重要になります。
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