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進化するVtuber〜「抜け殻」となったコンテンツは継続できるか

卒業と配信活動停止を分けた意図

日頃より「ホロライブプロダクション」を応援いただき、誠にありがとうございます。

VTuberグループ「ホロライブ」所属の沙花叉クロヱが2025年1月26日をもちまして、YouTube等のプラットフォーム・SNS上における配信活動やライブイベントの開催、定期的な新規グッズの販売等をはじめとする定常的な活動を終了することをお知らせいたします。

これまで「秘密結社holoX」の一員としてデビューして以降、様々な活動を通じて「ホロライブプロダクション」の発展に貢献いただき感謝の念に堪えません。このたび、通常の配信活動や関連する活動は終了となりますが、今後も「ホロライブプロダクション」のタレントとして継続して所属する予定です。

各種サービス終了に関して
・ファンレター受付 :2025年1月26日到着分まで
・メンバーシップやメンバー限定コンテンツ :2025年4月30日 23:59:59(JST)

一方で、現在販売しているグッズ等につきましては継続して販売する予定のほか、今後の活動については何か発表がある場合には公式SNS等を通じてお知らせいたします。

https://hololivepro.com/news/20241129-01-200/


将来のプロジェクトにおけるプロダクションの思いと、タレントの意思の合意によって、偶然タイミングの合った卒業生が母校に顔を出すかのように、今後も限定的な形での活動をお届けする機会を願う取り組みとなります。

vtuber業界やアイドル界隈の「卒業」という言い回しが、不祥事による事実上の解雇に対してやんわりとするために使う慣習があるから、ややこしくなった気もしなくはない。

「卒業」と「配信活動停止」の違いの説明に「卒業生」というワードを使っているので、なおさらわかりにくいメッセージになっている。

沙花叉の配信では「卒業」と言っており、「ホロライブに入ってから3年という月日が経ったことで会社の方針が変わってきている、私がやりたいことではなくなっている」と述べている。


ホロライブブランドを守ろうとした公式がホロリスからの猛反発を喰らったので慌てて、雲を掴むような言葉で濁したようで、むしろ何も言わない方が良かったまである。

というか金儲けのためにキャラクターを使い捨ての道具みたいな扱いにするな。

配信者の都合は人生リセットボタンぽちーで転生できるだろうから、今のうちに絞れるだけ絞ろうというのが見え透いている。

そもそも卒業したとしても所属タレントの所有権・管理権は所属会社が持ってるはずだから、グッズ出したりコンテンツを残したりしても別に問題ないとは思うが、 湊あくあの卒業の際に、あくありうむの続編が制作中止になった過去もあり、「卒業」≒「制作途中だったグッズ等を全破棄」っていう形式に、協力他社から「それは簡便してくれ」って声が出たので、「活動停止」ってことで籍を残しておいて 、グッズ等をあとからも出せるようにした措置、みたいにも受け取れる。


沙花叉の場合は今後ホロカの新カードで出てくるだろうし、展開して間もないホロウイッチの存在もある。

今すぐ辞めるとなると違約金とか払わされる契約なんだろう。
こうなってくると辞めようと思っても辞められない。

同じく配信活動の停止をして、転生したアメリアはカリオペのMVにも参加しており、今後ホロインディーの新作ゲームにもキャラクターとして当然出てくると思う。


運営方針への疑念と批判

本人からは「稼動量が多すぎて体調不良や精神的苦痛を追うことが何度かあった」と述べている。年明け1月にコロナ療養で喉がボロボロなのに強制的に収録させられて、結局休止している。(なお冬にしたかった手術は先送り)


さらに本人が「期待してもらえるような活動はない、ファンの期待するようなものは得られない」と断言して、「様々な人が憶測や考察をしているけど当事者であり辞める本人である私の言葉だけを信じて欲しい」と言っている。

そのうえ「今後も違う形で皆さんの前に現れることがあれば応援してもらえると嬉しい」と転生の匂わせもしているので 、あくあ同様、方向性の違いしかも理由がどちらも上層部に対する不信感が元なのは割と深刻な状況である。

上場後に急激に増加した需要に応えようと躍起になるあまりハードペースになりすぎて、個人配信の延長でいわゆるスローペースで活動したいホロメンは急激なペース変更に付いて行けない。

沙花叉は「商品を大切にして欲しい」と訴えたが、実際は改善どころか規模が大きくなって体調不良が続出。プロジェクトの中止にともなって払い切れない違約金が発生するとか、辞めることができなくて嫌々続けた結果、体調や精神面を酷く病んだりする。

公式からホロメンに問い合わせを控えるようにとのメッセージがある

表面で見えている部分だけでこれなのだから、実際はさらに荒廃した状況なのは想像に難くない。

この前の下請けイジメで公正取引委員から指導が入った件も合わせて、谷郷代表の言ってたことと会社の方向性と矛盾しまくってて、もはや一片の信頼もされておらず、カバーと運営への悪評の流れはもうどうやっても止まらない。

ねねも運営依頼での案件をやらされて「断ると今後に響くって。だから、みんなにもうやらないとも言えない」って配信で号泣しており、稼働量が多すぎて体がボロボロっていうのも一因だから「辞めないで」って言うのが残酷な言葉になる。

盛った数字に心酔するファン心理もどうなることやら。

上場の時にアピールしてた登録者数も下降の一途を辿っている。


228万人 湊あくあ(卒業)

180万人 アメリア・ワトソン(活動終了)

131万人 沙花叉クロヱ(活動終了)

92万人 セレス・ファウナ(卒業)

86万人 夜空メル(契約解除)

紫咲シオン、がうる・ぐらの卒業も決定的。
他にも辞めそうなメンバーは多い。

運営としては利益率の高いカードは演者いらずで、キャラクターIPを持っているカバーの売り上げに直結するから、配信よりもそっちを伸ばせばOKという考えなのだろう。

配信活動を縮小してグッズの売上を伸ばすというのは、一見理に適っているようにみえるが、現実はグッズが高値で転売されるような人気ホロメンからどんどん抜けている。


タレントの意思の合意の元とあるが、喧嘩別れになったメンバーが抜け殻になったグッズの売上を伸ばすために協力してくれるとも思えない。

仮に協力があったとしても売上が先細りになることは目に見えている。

もはや配信活動停止という体面で凌ぐ事は難しく、喫緊の課題である。

社運を賭けたリグロス、フログロをデビューも、今のところ卒業生で欠けた穴埋めになるほどの成果があるかは未知数だ。

とくにフログロは社不(沙花叉談)の多い配信者出身のメンバーと異なり、芸能出身で運営の求める激務にもついて来れそうなポテンシャルを持っているメンバーを選んだイメージがあるが、果たして辞めていったメンバーを埋めるほどの存在になれるだろうか。

今回の件でカバーのイメージは大幅に悪化した。

残された選択肢がいよいよなくなってきている。

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HIROKI
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