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「人生を彩り鮮やかに」 LA FESPO in Cambodia

こんばんは、
株式会社廣起の廣木です。

2025年2月21日から2月25日まで、第二回目のLA FESPO in Cambodiaを開催しました。個人的には、カンボジアを訪れるのは3回目となり、僕にとっての「アナザースカイ=第二の故郷」に帰りました。今回の企画を通じて、気づいたこと、感じたこと、学んだことをシェアしていきます。

改めて、この企画の概要をお伝えすると、「第二回 LA FESPO in Cambodia」は、日本とカンボジアの国境を超えたスポーツフェスを株式会社廣起と株式会社NATURAL VALUEの共同主催です。

日本人のプロジェクトメンバー7名とみなみちゃんが、スポーツフェスの内容を0から1で企画立案し、実際に現地で開催するというものです。2024年11月頃から、クリエイティブ会議を3回ほど開催し、みんなで意見を出し合いながら、2025年2月21日〜25日の開催に向けて準備を行なってきました。

僕らプロジェクトメンバーの想いとして、
「カンボジアの子どもたちが、最高に笑顔になる企画に創りたい」
「カンボジアの子どもたちと、一生の財産になる経験を共有したい」
「僕ら日本人もカンボジア人も、すべての人の人生がもっと彩り豊かなものになるきっかけにしたい」

その中で、生まれたものが、ワークショップ(ペイントアート×縁日)×スポーツフェスの企画でした。大きな白い布に1つのアート作品をみんなで描いていくことと、寄付していただいた白いTシャツに自由に絵を描きました。また、縁日では、ジュースBARと日本の駄菓子を楽しめるコーナーを作りました。

そして、翌日のスポーツフェスで、みんなで作った世界に一つだけのオンリーワンTシャツを着て、日本のラジオ体操、尻尾取り、葉っぱ落とし、騎馬戦、人間ピラミッド、音楽フェスで盛り上がりました。

徐々に彩りが鮮やかに

大きな白い布に1つのアート作品をみんなで描いているときに、ふと思い出した言葉がありました。それは、僕が当時24歳で、人生や仕事で色々悩んでいるときに支えになった言葉でもあります。

「人生とは、例えるなら、真っ白いキャンパスノートのようなもの。真っ白いキャンパスノートに、自分の好きな色を塗ったり、好きな絵を描いたりして、最高にワクワクすることを描いてみよう。そうやって、自分で人生を描いて、自分の納得いく人生を歩んだらいい。」

ワークショップをしている最中は、プロジェクトメンバーと子どもたちとケラケラ大笑いしながら、心の底から楽しんで過ごしていましたが、日本に帰ってnoteを書きながら、写真を振り返りながら、今回の経験が非常に感慨深いです。

ワークショップのときの子どもたちは、自分の心に素直に従って、誰の目も気にせず、自由に筆を走らせているように見えました。スポーツフェスをしているときの子どもたちは、夢中になって自分の力を全力で発揮しようとしているように見えました。

円陣
歪な人間ピラミッド


僕も子どもの頃は、思うがままに感じるがまま、白いキャンパスノートに絵を描けたはずなのに、後先なんて考えずに最初から全力疾走できたはずなのに、年を重ねるほど、おとなになるほど、考え込んで正解を探して、手や足が動かなくなる瞬間があります。

何もわからないからこそ、何も知らないからこそ、後先なんて考えずに、思いっきり飛び込める勇気や冒険心を持っていたのに。傷ついたり失敗したり痛い目にあったり、辛くて涙したり悲しんだり色々な経験をしていく中で、先を考えすぎて、身体が動かなくなって飛び込めなくなってしまう。

べーやんのダイブ
※かってに動画をスクショしました。

村に泥色をした池があって、一緒に行ったプロジェクトメンバー(べーやん、もっくん、しゅうへい)が次々に、泥沼池に飛び込むシーンがありました。

僕は、「絶対に飛び込まない。汚いし変な病気になる可能性があるから。」と先のことやリスクを考えて、入らないと心の中で決めていました。「運営側なので」とよくわからない理由で頑なに拒否しました(笑)でも、飛び込んだメンバーは、「最高ー!」と叫び、「下のほうが冷えてて気持ち良いし、入ったら意外といいっすよ!だから、廣木さんも飛び込んだほうがええっすよ!いきましょ!」とポップでした。

カンボジアの子どもたちや今回のメンバーと時間を過ごしながら、「廣木さん、もっと無邪気に、もっと大胆に、もっと冒険してみては?」と言われている気がしました。

それと同時に、僕にはない大胆さを持った、頼りになる仲間で心からリスペクトです。ただ、そもそも今回のメンバーは、全員がこのプロジェクトの内容を聞かずに、「行きます!」と飛び込んできた、子どものような無邪気さと大胆さと冒険心を持った仲間で、飛び込むことを厭わない人たちだったと腑にも落ちました。

プロジェクト最終日のシェア会(このプロジェクトで感じたことを分かち合う場)で、久しぶりに人前で涙が自然と溢れました。このプロジェクトのみんなと過ごせた一瞬一瞬が、心の底から最幸でかけがえのないもので「ありがとう」という感謝の気持ちと、「ここには血は繋がっていないけど家族のように思える仲間がいる」という安心感から溢れ出たものだったのかなぁと思い返します。プロジェクトメンバーの最後のシェアを聞きながら、「今回もこのプロジェクトをやって、本当に良かった」と感じました。

スポーツフェスの最後に


シェア会でみなみちゃんが最後に話していたことで、
「カンボジアにいる人たちは、今を楽しんで生きるのが上手で、日本にいる僕たちは、少し先を考えて生きるのが上手。」

どっちが良いとか、どっちが正しいとか、そういうことではなく、お互いの良さを認め合って、受け入れて尊重して、学び合えることが、人生に豊かさをプレゼントしてくれる。

僕たちが見たことない景色や経験をカンボジアのみんなは持っていて、僕たち日本人だけが見た景色や経験もあって。僕ら一人一人にも同じようなことが言えて。

ワークショップで色鮮やかなアートができたように、僕らは、そもそも一人一人が唯一無二の色を持っていて、成長したり経験することで、その色は輝きを増したり、沢山の人と出会って色々な経験を共有し、お互いの色を重ね合わせることで、見たことがないくらい美しく、彩り鮮やかなアート、人生が創られていく。今回のLA FESPO in Cambodia では、そういうことを強く感じることができました。

数え切れないほどの無邪気で素敵な笑顔に出会えて、唯一無二のかけがえのない存在の大切な仲間と、彩り鮮やかな美しい瞬間を過ごせたことに心から感謝します。

僕たちだからこそ創れる彩り

最後に、改めて、今回のプロジェクトを応援いただいた方々、協賛企業のみなさま、カンボジアの仲間たち、プロジェクトメンバーのゆーきちゃん、もっくん、べーやん、こうじさん、しゅうへいくん、ことみちゃん、そして、みなみちゃん、本当にありがとうございました。

「みんな、また来年もカンボジアに帰って、僕らのキャンパスをもっと彩り鮮やかにしよう。最後に、カンボジアが僕らのアナザースカイ!」

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■LA FESPO in Cambodia 
公式HP:https://lafespo-official.com/cambodia/
■株式会社NATURAL VALUE
公式HP:https://natural-value.com
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