【広告事例】 検索広告を謎解きゲームに サムスン「Flipvertising」

アイディアを出すトレーニング法に「アワード受賞作を、血肉となるように見る」ということを書いた。

具体的にするために、実際にためになりそうな事例を集めていく。
世の中の記事と違うのは、顛末をメモっただけではなく、本当の受賞ポイントまで切り込み、ぼくなりの抽象化/転用法まで記入していることです。

さて、こちら。

2023 Spikes グランプリ２冠。
ケースビデオがけっこうわかりづらい。

【課題】
サムスンギャラクシーFlip4のオーストラリアのキャンペーン。おりたたみ型のデバイスのターゲットをZ世代と置いた。「広告に反応しづらい」この世代を振り向かせるにはどうするか？

【実行】
「Flipvertising」（スキャムっぽい名前…笑）というキャンペーン。
「ある隠しキーワード」をググらせることによって、リターゲティングアドとして答えの広告動画(#1)が立ち現れる。
初めのお題はインフルエンサーに仕込ませた。

…と言われても、下の広告サンプルを見ないと、キャンペーンの全貌がよくわからないのではないだろうか。この広告サンプルが、ネットを探したが、ぜんぜん出回ってない。何とか探し出して、以下に貼っておいた。

たとえば一つ目はこんな感じだ。