詩について
詩と聞いてどんなことを思い浮かべるだろうか?
僕は作詞が一番に浮かぶ。
趣味で音楽を作っていて、作詞の作業をしたことがあるからだ。
やったことは、メロディーがあって、それに作詞する作業だ。
日本の作詞家では松本隆さんが有名だ。
松本さんは作詞を先にしてから、作曲をするそうだ。
メロディーが先にあり、作詞するのとは逆のやり方だ。
僕にはとても難しいやり方となる。
だが、最近の話では、
チャットモンチーというバンドは、作詞が先だったそうだ。
探すと、詞先の人は意外と多くいるのかもしれない。
そのほかでは、詩と聞くとミスチルの「深海」というアルバムを思い出す。
当時のミスチルは人気絶頂。出す曲が全て大ヒット。
そんな中で出たアルバムなので、僕を含めて多くの人が内容に期待していた。
ところが、出てきたのは「深海」というタイトルに相応しく、
とても深くて暗い音楽だった。
「深海」の歌詞カードには、作詩と書かれている。作詞ではない。
「名もなき詩」というヒット曲を収録した影響だろうか。
なぜ人気絶頂の彼らがこうしたアルバムを出したのか?
後から聞いた話では、当時のミスチルは最悪な状態だったそうだ。
解散してもおかしくなかった。
しかし不思議なもので、バンド状態が最悪な方が、
名盤と呼ばれるアルバムを作る傾向がある。
僕は当時、この「名盤」を何度も聞いた。
そしてこれも不思議だが、僕は
「深海」以降のミスチルのアルバムにハマることはなかった。
詩と聞くと、ミスチルの「深海」を思い出す。
他には、パティ・スミスの詩の朗読が印書的だ。
彼女のアルバムを聴いたら、詩の朗読をしている曲があった。
詩という言葉は、パティ・スミスにピッタリくるかもしれない。
(自分としては)
多くのロックバンドが対バンで出てくるライブハウスで、
彼女だけ詩の朗読をしていたそうだ。
大きな興味を惹かれるが、大変残念なのは、詩が全て英語ということだ。
パティ・スミスの詩集があるのだが、レビューをみると難解な詩のようだ。
英語に堪能な人の話だったはずだ。
僕の英語力では到底、理解できないだろう。