ものづくり補助金をコンサルに頼らないメリット
この記事(↓)で、「コンサルに頼んだ方がいいよ」って力説しました。
読み返してみて、「Hirokaには一つもメリットなかった」みたいな印象があるな。と思ったので、メリットも書いてみますね。
文章を書くのが好き!
noteでブログを書こうと思うくらいですから、文章を書くの大好きです。だから事業計画書をまとめるのは楽しいですね。趣味でお金がもらえるなんて幸せな話だと思います。(とはいえ、毎年締め切りに間に合わず徹夜を繰り返して体調崩しますが・・締め切りさえなければHappyなのに)
旧友と親交が復活する
私だけですかね?独身の頃はよく遊んでいた友人たち。結婚して子供が生まれてからは全く会えず。
「機会があれば会いたいな」と思いつつ、早10年会ってないという友人も多いです。
10年会ってない友達に会おうと思うとそれなりに理由が必要です。
「久しぶりにあいたいな、と思って。今週の日曜日、ランチご一緒しませんか?」なんて連絡が10年会ってない友人から来たらどう思いますか?
私が逆の立場なら「マルチ商法か宗教か、借金の申し込みか」と警戒します。
事業計画書、知識が幅広く必要なので、自分だけじゃ無理!ということが出てきます。そういえばooちゃん、こういうこと詳しかったな…電話してみようか。となることが多々あります。
◆◆◆
前回のわが社のものづくり補助金ですが、主要ターゲットがアメリカのとある企業でした。
アメリカの大企業(機械メーカー)→広島県内の企業(部品メーカー)→わが社(下請)という流れで仕事をもらうので、そのアメリカの大企業(以下アメリカさん)の直近5年間の売上金額を事業計画に書き、想定する市場規模を示す必要があります。
で、アメリカさんのホームページにアクセスして、投資家向けIRページから決算書をダウンロードしようと思ったんですが、どこをクリックしたら決算書にたどり着けるのか分からない。私、英語は苦手なんですが、最近はGoogle翻訳も優秀だし大丈夫っしょ!と油断していました。
公募締め切りまであと1週間という時期でした。ただでさえ時間がないのに、3時間もアメリカさんのホームページ内をグルグルネットサーフィンして迷子になる。そういう状況に陥りました。
で、ですね、ずっと連絡を取っていなかった友人が、ずいぶん昔に「アメリカ株に投資してる」という話をしたのを思い出しました。その時は「ふーん、私は英語苦手だし国内株でいいかな」と興味なかったのですが・・・
「ご無沙汰!ひさしぶり~!ダメもとで聞いてみるんだけど、とあるアメリカの機械メーカーの直近5年の売上高が知りたくて、その会社のホームページにアクセスしてるんだけど、英語の海で溺れてる」と相談したところ、「え~ちょっと待って私もググってみる。公式情報でなくてもいいなら日本人の投資家がブログでアメリカの大企業の売上高をまとめてたはず」と。
彼女に電話して5分後にはほしかった情報が手に入りました。
1回申請するごとに、なんだかんだで色んな旧友に連絡を取っています。
そしてそれがきっかけとなり、会うことになったりも。
大人になってからは知り合いは増えるけど、友人はなかなか増えないので、気心知れた友人と話すきっかけになってくれたのは良かったなぁと思います。
新聞を読むきっかけになる
私、日ごろ新聞を読んでないんです(自慢するな)
イチ社会人の教養として、読むべきとは思うんですが、とにかく時間がない。新聞読むくらいなら、あと30分多く寝たい。
けども、補助金を申請するとなれば新聞を読まざるを得ません。
ものづくり補助金の審査、うわさでは1社の事業計画を5人で読み、その5人が採点してその合計点が高ければ採択。という仕組みらしいです。(噂ですよ!根拠ないです)
補助事務局の公式発表では、「外部有識者が審査して採択企業を決めている」とのことです。
有識者と呼ばれる方々は、毎朝、日経新聞を毎日読んでいるのでは?というのが私の偏見です。
私もそうですけど、見慣れた文章が一番、読みやすいですし、親近感、湧きます。
普段、私が読むものは、図面(仕事)と、子育てブログ(プライベート)だけです。
なので、めちゃめちゃ偏っています。
そんな私の書く素の文章、有識者がみたら「うわ、読む気なくすわ」と思うに違いありません。小学一年生が書いたひらがなだらけの文章って読みにくいでしょ?
きっとそれと一緒で、有識者の方は、私の素の文章は読みにくいはずですので、新聞の文章っぽくなるようにお化粧が必要です。
というわけで、そのお化粧の参考とするため、直近1週間の中国新聞と、その年の元旦の日経新聞を読んでいます。
手に入れば、直近一週間の日経新聞も読みますが、ちょっと難しいので、眠くなっちゃうんですよね。私は中国新聞が読みやすいです。広島県内の経済状況も書いてくれてますしね。
ちなみに、元旦の日経新聞はカラーページも多いし読みやすいです。難しい言葉にはていねいな注釈が入りますし。普段新聞を読まない層(学生)が正月ヒマだから読むのを狙ってるんですかね?
また、今年は日本経済はどうなる?今年の世界経済は?みたいなことも元旦の新聞には盛だくさん。事業計画書で必須の「自社を取り巻く環境」を書く上で参考になります。
あと、やっぱり元旦の新聞はきれいごと(理想)が多い。正月から暗い話はだれも読みたくないですもん。
事業計画を書くとき、副題を入れたほうがいいと思うんで、その参考にしています。
副題はこちらの記事で話題にしてます。
知りたかったことが堂々と聞ける
他部署に、自分の仕事とは直接関係ないことって聞きにくくないですか?忙しそうだし。手を止めさせても悪いし。かといって休憩時間にお昼寝の邪魔をするわけにもいかない。
独身の頃は飲み会で「気になってたんですけど、○○ってなんなんですか?」って聞いてましたけど、子供ができてからは飲み会も断ることのほうが多いし、ましてやコロナのご時世で飲み会自体が消滅してます。
「あの仕事の時には、苦労したわー」という苦労話や「この形状を作れる会社はそうそうないよ??」など、自慢話を聞けるのは、小学校の社会科見学のときのように、楽しいひとときだったりします。
社長目線では??
社長目線では、打ち合わせの必要がほとんどないので、楽だろうな…と思います。
打ち合わせは、5年間の売上げ目標をたててもらうことと、賃上げをどこまで約束できるか?(賃上げ加点を狙うのか?)くらいのことで、あらためて時間をとってもらってるのは3時間くらいのものだと思います。
朝礼で社長が喋ってることを聞いてれば、経営方針もわかるし、同僚たちの愚痴を聞いてれば、うちの強みもわかるし。
導入予定の機械の特徴も、商社さんとの打ち合わせに同席させてもらったら、だいたいわかります。
こんなふうに書きますよ?と社長にその都度確認はとりますけども、タバコで一服してるときに聞いたりとかで、コンサルの先生みたいにアポイントをとって半日打ち合わせという必要はないです。
コンサルの先生に頼むのであれば、自社の概要や強みはある程度社長自身がまとめておく必要がありますが、それを、私に丸投げできるのは、時間的な拘束がないから楽だろうな…と思います。
悪いことばかりではない。
デメリットは時間が足りない!ってことに尽きます。
なので、誰か、手伝ってくれるなら……決算書のスキャンとか、賃上げの同意書作成and従業員代表に説明して署名してもらうのとか、Jグランツでエラーが出たら、コールセンターに電話してくれるとか、だれか助けてくれる人がいたら、ここまで残業増えないのになぁ…と思うんですが、雑務もひっくるめてまかされてる仕事なので、しかたないですよね。
一人でやるには時間的に無理のある仕事ですが、楽しい仕事ではあります。
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