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「和良蛍」 雷雨を呼ぶフォトグラファー 今シーズン初のホタル撮影
2024年6月15日
先日、今シーズン最初のホタル撮影に 岐阜県 郡上市 和良町 の 鬼谷川 に行ってきました。
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「和良蛍」(わらほたる)と言われ、地域で保護活動がされており、最盛期は鬼谷川いっぱいに飛び回ります。
今回向かったルートは、高山市 → せせらぎ街道 → 郡上市明宝 → こもれびロード → 和良町 片道約2時間です。
高山市を出るときは天気は良かったのですが、せせらぎ街道 坂本トンネルを越え明宝に入ると、ものすご~い雷雨となりました。
雨雲レーダーを見ると、郡上市東部に局地的に雷雲が発生していました。
こもれびロードに入り、相谷トンネルを越えると雨は降っていません。
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17時頃、道の駅 和良に到着し、早めの夕弁当を食べていると、
雷鳴と共にものすご~い雨が降り出しました。
あたかも比呂池が呼び寄せたと思われる雷雲は、明宝から和良町へ南下してきたようです。
雷雨は19時近くまで続きましたが、雨はしだいに止み西の空は明るくなり、ホタルの飛翔に期待が持てます。
今回は撮影初日なので、生息地の中でもメインの新錦帯橋の下流300m付近で三脚にカメラをセットしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1718436265186-fVV2juvsjc.jpg?width=1200)
雷雨の影響かと思われますが、気温が下がりシャツ1枚では寒く、薄い上着を着たほどです。 20時頃になるとホタルが光り出しました。
川向こうの林に多くのホタルがいるのですが、川を越えてこちら岸まで飛んでくる元気なホタルはほとんどいません。
また、この場所は国道256号との間に水田が広がり間に遮るモノがなく、車が通るとヘッドライトが直接ホタルのいる林を照らします。
比呂池は、1カットの露光時間を20~30秒に設定しているので、その間にヘッドライトが当たるとボツカットとなります。
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撮影時間の割には、ボツカットが多いので、場所を変更することにしました。
500mほど下流の横野橋に移動しましたが、岸辺の草むらでは飛んでますが、川を横断して飛ぶホタルはほとんどありません。
橋の中央で広角レンズをつけたカメラをセットし、川上・川下に向けてそれぞれ10分間程度(期待せず)撮影しました。
帰宅後、画像を現像し比較明合成処理してみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1718436344685-4DQgdwerPZ.jpg?width=1200)
川の上を飛ぶホタルが少ないのは残念ですが、雨上がりの霧(雲)が発生し町の街灯が雲を赤く照らし、青い星空とのコントラストがなかなかドラマチックです。
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和良蛍 観察記録 和良蛍を守る会様
シーズン中は日々の観察記録をアップされています。
比呂池が撮影した日の出現数は、前後の日と比べ半分くらいだったので、比呂池が呼び寄せた夕立が原因だったかもしれません。
来週あたり雷雨のない日にまた撮影に行こうと思います。
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