リリー・フランキー「スナック ラジオ」 2020年12月12日 第35回「福山雅治、アルバイト女子店員 ポニーテールズ(川村那月、BABI)」 放送内容まとめ
放送概要
第35回はゲストに福山雅治さん、アルバイト女子店員の川村那月とBABIさんが登場しました。
福山さんとリリーさんは2004年にラジオ番組での共演がきっかけで出会って以来親交を深め現在では大親友の関係です。
今年でデビュー30周年を迎えた福山さんは先日6年8ヶ月ぶりにニューアルバム「AKIRA」をリリースし、今回はその制作エピソードやソングライティングに対する想いを熱く語っていただきました。また福山さんとリリーさんの出会いやお互いのプライベートでの付き合いについての話、それからこれまでの放送で福山さんの大ファンだと言っていたBABIちゃんが幼い頃から福山さんを好きになり友達を福山ファンにしていった話なども飛び出しました。今回は諸事情で福山さんはリモートでのご来店となってしまいBABIちゃんにとっては残念でしたが、幼い頃からずっと憧れてきた人とこうしてラジオで共演できたことはかけがえのない体験となったことと思います。
放送内容目次 [目次にYouTubeへのリンクがあります]
・遂に福山雅治さんがご来店するわけですが
ビッグゲスト福山雅治さんのご来店を目前にして、小学生の頃からずっと憧れの存在と会えるということでテンション爆上がりのはずのBABIちゃんですがどうやら元気のない様子。前回はどんな服を着て来ようかと楽しい気分であれこれ悩み練りに練ってディカプリオのTシャツを着てきたBABIちゃんでしたが、なんと福山さんのスケジュールの都合などもあって残念ながらリモートでの出演となってしまいました。せっかく長年の夢が叶ったのにこういった形のご対面になってしまいげんなりしていたBABIちゃん。それを見て不憫に思ったのかリリーさんは「お前●●、今日は大目に許すよ」と何かを許可されていて「え、いいの!?」とちょっと元気を取り戻したようですが何を許可されたのでしょうか(笑)
・那ちゃんがリリーさんに全然興味ない件
福山さんご来店ということで福山さんが出演した映画「マチネの終わりに」と「ラストレター」を観てきたということをリリーさんに話した那ちゃん。その話の流れで那ちゃんは「リリーさんて本名ってなんていうんですか?」と聞いてきてリリーさんはあまり気には留めなかったものの心の中で「あ、知らないんだ?」と思ったそうです。それからリリーさんが「今度「The Covers’ Fes.」ってのがあってさ、こういう時期なんだけどイベントがあって、、」と話していると那ちゃんは「へぇ~、リリーさんそれって出られるんですか?」とリリーさんに興味ないにも程があるような発言をしたんだそうです(笑)さすがサイコ川村(笑)
・「曲1」の紹介
#優しすぎるよ鳴海さん
・[曲1]福山雅治「東京にもあったんだ」
・ゲスト「福山雅治」登場
・福山さんとリリーさんが色々な物をプレゼントし合ってる話
番組出演直前に高麗人参ドリンクを飲んだという福山さん。福山さんとリリーさんは生活していく上で良いと思った物をプレゼントし合っているそうで、あまりに頻繁にやり取りしているからかリリーさんはこの間スリッパをあげたそうです。福山さんは自身が使って気に入った物をリリーさんに毎年プレゼントしているそうなのですが、全く同じスーツケースのセットを2度プレゼントしてしまったことがあったのだとか。1度目はリリーさんの誕生日にプレゼントとして、2度目はその半年程後にリリーさんのお祝い事のプレゼントとして。福山さんは「リリーさんこれね、実に使いやすいんですよ」と半年前にプレゼントしたことをすっかり忘れていたのですが、リリーさんはもらったことを覚えていたもののしばらくそのことを黙っていたのだそうです(笑)リリーさんは本当に大切な人ができたらダブった1セットをその人にあげる予定のようです。
・BABIちゃんがずっと福山さんの大ファンな話
BABIちゃんは福山さんに会うのは実は今回が初めてではなく、以前福山さんとリリーさんが飲んでいるところに来て会ったことがあったのだそうです。会った時間はごくわずかだったそうですがその短い時間でBABIちゃんは小さい頃からずっとファンだということを熱心に伝えたものの「君は本当に僕のファン?」と福山さんから言われてしまったそうです(笑)しかしBABIちゃんは小学校の友達にCDを貸したり福山さんの魅力を伝えて福山ファンを作ったというゆるぎない自負があるみたいですね。
・BABIちゃんは福山さんに女にされた?
BABIちゃんは10歳の頃に福山さんの曲を聴いて初潮が来たらしく「福山雅治に女にされた」と公言しているのだそうです(笑)
・柔道家 松本薫さんの話
「野獣」のニックネームで有名な柔道家の松本薫さんの話。以前福山さんは仕事でオリンピックの現場に行っていてテレビ朝日のブースに居たときにメダルを獲った松本さんが訪ねて来てくれたそうです。松本さんは福山さんのファンで「ハグしてもらっていいですか」と言われたので福山さんはハグをしたのですが、試合時期で体重を落として止まっていた松本さんの生理が福山さんにハグをされたことで戻ったのだそうです。そして松本さんはその出来事を各局の番組で話していたのだとか(笑)
・BABIちゃんが福山雅治ファンを増やした話
音楽グループ「BTS」が「ARMY」という熱狂的なファンの応援活動によって世界でヒットしたようですが、それと同じようにBABIちゃんは福山さんが出演した番組を全部録画してビデオを小学校中の生徒に貸して熱心に福山ファンを増やしたのだそうです。福山さんからディカプリオのTシャツについて聞かれると「ディカプリオを流行らせたのも私なんですよ」と謎の自信を持っているBABIちゃんでした(笑)
・福山さんに那ちゃんを紹介
那ちゃんは福山さんと初対面ということで改めて那ちゃんのことを紹介。前回の放送でBABIちゃんは福山さんが那ちゃんの巨乳に目を奪われると嫌だからシフトに入れないでほしいとお願いしていました(笑)福山さんは今回の出演にあたって事前にネットで検索して那ちゃんの写真を堪能してきたそうです。それを聞いて「それだけで生きてて良かったです」という那ちゃんに嫉妬するBABIちゃんでした(笑)
・福山さんがくれるプレゼントは心がこもっている
先日リリーさんは福山さんからデニムのシャツジャケットを頂いてそれが「あれ、俺これ持ってるんじゃないか?」と勘違いするくらい好みの物だったそうです。それくらい福山さんは人の好みをよく観察していて、もらった人が「自分のことをよく見てくれてるんだな」と感じるようなプレゼントをしてくれるのだそうです。
・リリーさんが「東京にもあったんだ」のデモテープを聞かせてもらったときの話
福山さんとリリーさんは以前千葉の南房総にいちご狩りに行って、帰りの車の中で福山さんの曲「東京にもあったんだ」のデモテープを聞かせてもらったことがすごく思い出に残っているそうです。
#福山雅治のモノマネ
・福山さんとリリーさんの出会いの話
福山さんとリリーさんの出会いの話。当時福山さんはレコーディングで深夜までスタジオにいて帰るときにリリーさんのラジオ番組J-WAVE「TR2 Wednesday」をよく聞いていてこの番組を面白いと思っていました。ある日の放送でリリーさんは番組のエンディングで「福山雅治とかそれくらいメジャーなゲストをブッキングしてほしい」といったことを話していたのですが、それをちょうど聞いていた福山さんは是非出演したいと思い福山さんのほうから連絡をしました。深夜2~4時のラジオ番組にプロモーションでもない理由で福山さんから出演のオファーがきたことにラジオ局がざわついたのだとか(笑)その後福山さんは「TR2 Wednesday」にゲスト出演したのですが、これが福山さんとリリーさんの初対面でした。お互いシャイなのですぐに連絡先交換をしなかったものの、その約1ヶ月後に雑誌「anan」(2004年4月14日 号)の「'04版 あなたが選ぶ 好きな男・嫌いな男」特集で福山さんからリリーさんに写真を撮ってほしいというオファーがあって間を開けずに再会する機会があったのでそこから親交を深めていったのだそうです。ちなみに福山さんはTR2に出演したのが2003年と話していましたが正しくは2004年でした。リリーさんが福山さんにゲストに来てほしいと話したのが2004年1月14日放送のエンディング、その翌週には福山さんからオファーがきたことが話題になり1月28日の放送でゲスト出演となりました。
・福山さんとリリーさんが女性週刊誌にスクープされた話
二人が親交を深めていく中で福山さんはリリーさんの運動不足を気にかけて福山さんが通うジムを紹介したそうです。一緒にジムに行くこともあってある日ジムの外で二人でプリンを食べていたらその様子を撮られて女性週刊誌に載ってしまったそうです。ジムで男二人でプリンを食べているというゲイと誤解されかねない写真を載せた女性週刊誌にかなり悪意を感じたようですが、まぁ大人な二人はゲタゲタ笑って済ませたそうです。
・福山さんのニューアルバム「AKIRA」が久々のリリースだった話
12月8日にリリースされた福山さんのニューアルバム「AKIRA」は前作から6年8ヶ月ぶりのリリースだったようです。先日放送されたNHK「SONGS」(2020年12月12日)に出演した福山さんは責任者の大泉洋さんから「いや先生ね6年8ヶ月アルバム出さないって、これで契約が切れないってのが先生すごい。普通はもう契約がなくなりますよこれどういうことですかぁ?」と言われたことをモノマネをしながら話していました(笑)
#大泉洋のモノマネ
・福山さんが福山雅治を演じている件
大泉洋さんのモノマネに続けて「いやそれはね洋ちゃん..」と自身のモノマネを始める福山さんに「最近ね福山くんが自分のモノマネが過剰になって似てないんだよ」と突っ込まれる福山さん(笑)リリーさんや洋さんがテレビなどで福山さんのモノマネをする影響でそっちのほうが世間的には福山さんの実像になってきてるのだとか(笑)福山さんは人と会うときに「あ、どうも福山です」と世間のイメージ通りに振る舞わないとがっかりされるのではないかと気にするようになってきたそうです。例えば矢沢永吉さんが「いや~ワタクシはですねぇ」と喋っていたら「あれ、矢沢さんて自分のこと矢沢って言うんじゃないの?」と期待外れな思いをさせてしまうだろうから自分もそのようにしなければという思いがあるようです。
#福山雅治による福山雅治のモノマネ
・福山さんのご両親とお兄さんの写真
福山さんは携帯電話に幼い頃撮った家族との写真があると言って三人に見せてくれました。ご両親は美男美女でお兄さんはお父さん似、福山さんはお母さん似とのこと。この放送の翌年に放送されたNHK「ファミリーヒストリー」(2021年4月26日)で福山さんが出演されたときに、この時に見せてくれたと思われる写真が紹介されていました。
・ニューアルバム「AKIRA」制作のきっかけ
福山さんはアルバムのタイトルとして父の名前「明」にしようというコンセプトがあって、3~4年前からパソコンに「アキラ」というフォルダを作って作業していたそうです。50歳を過ぎてこれまで30年音楽活動を続けることができたことの理由や意味を自分なりに検証したいと思ったことがアルバム制作のきっかけだったとか。デビュー当時は事務所から作家による曲や歌詞でやってみてはどうかという提案があったもののそれを頑なに拒んでいたという福山さん。ソングライティングをすることに対する憧れがどこからきて何のために曲や詩を書きたいと思い何故ここまでこだわったのか、そしてどうして18歳の自分があんなにも長崎を出たかったのかということを再検証したかったという思いがこのアルバムには込められているそうです。
・父の死と福山さんの上京エピソード
福山さんが17歳のときに父の明さんはガンで闘病していました。母は家族の朝食を作って仕事に行き夕方帰宅して夕飯を作ってから病院へ行き泊まり込みで父の看病するという生活を1年程続けますが無念のまま父は他界してしまいます。父の死で家族が喪失感に苛まれる中、父の財産分与を巡って親戚が揉めるのを見て嫌悪した福山さんはこんな最悪な状況から抜け出したいと思いますが、父が死ぬ間際まで口にしていた「兄ちゃんと雅治が高校を卒業して就職するまでは生きたい」という言葉に何とか思いとどまり高校卒業後に就職するも5ヶ月で退社してしまいました。親を安心させるためだけに就職してその街で生きていくということは絶対にできないということに気付いた18歳の福山さんは東京に音楽をやりに行こうと思い立つも、恥ずかしくて家族・友達・恋人にまで本当のことが言えず「古着屋をやりに行く」と嘘をついて上京しました。福山さんは上京したときに恋人に抱いた想いがSIONさんの「SORRY BABY」という曲の歌詞とリンクしていて「もろ俺じゃん」と思ったそうです。
・ニューアルバム制作への思い
福山さんは次のようにニューアルバム制作への思いを語りました。「自分が何であんなにあの街を出たかったのかということと、ソングライティングという苛烈な作業を人生の仕事に選んだのかということの答え合わせをしたかった。いま51歳の自分が当時苦しんでいた17歳の自分に対して迎えに行きたいと思った。苦しくて街を出るしか方法がなかった、親に対して感謝したり優しくしたかったけれど何もできず、学校に禁止されているバイクの免許を取って謹慎になり看病で疲れてる母を学校に呼び出すことになったりとそういう何もできない無力な自分に対して迎えに行くというか、51歳になって多少色々なことができるようになって分別がついて、行き場がなかった17歳の自分を救済するための作業というのがこのアルバム制作のコンセプトになっていったんだと思う。」
・ジョン・レノンの曲「Mother」の話
福山さんがリリーさんとこのアルバムについて語ったときにジョン・レノンの「Mother」という曲の話になったそうです。ジョンは実母の元を離れ叔母のミミおばさんに預けられ育てられ実母が交通事故で亡くなったりといった生い立ちがあるのですが、そういったジョンのバックボーンを知らずに「Mother」を聴いた福山さんは心を激しく揺さぶられたのだとか。この曲は「Mother, you had me but I never had you I wanted you you didn't want me (お母さん僕はお母さんのものだったけどお母さんは僕のものじゃなかったね 僕はお母さんを求めたけどお母さんは僕を求めてくれなかったね)」という歌詞で始まり「Mama don't go Daddy come home」という歌詞のサビがリフレインするのですが、それが狂気じみているという理由でアメリカでは放送禁止になってしまいチャートが16位までしかいかなかったそうです。ジョンが何故この曲で自分の暗部や苦しみを全世界に向けて告白したのかということがこの曲を初めて聴いた当時の福山さんにはわからなかったそうですが今はそれがよく理解できると言います。どんなに名声や賞賛を得ても自分を救済できるのは自分しかいないということに20代後半のジョンは既に気づいていたのではないかと福山さんは解釈しているそうです。
・来週は現物?
今回福山さんがリモートでの出演となってしまって完全にテンションが下がってしまったBABIちゃんに「来週も来てくれますから」とリリーさんが励ますと「え、来週は現物?」と返すBABIちゃん(笑)来週は福山さんに書いてきたラブレターを披露するということでどんな内容なのか楽しみですね。
・[RN]一人息子「愛犬が亡くなってから母が毎日泣いていて心配です。」
リンク
リリー・フランキー「スナック ラジオ」番組公式ホームページ
[放送レポ] 2020年12月12日 第35回「福山雅治、アルバイト女子店員 ポニーテールズ(川村那月、BABI)」
音源探しています
下記のラジオ放送音源を探しています。どなたかお持ちの方がいらっしゃいましたら音源をいただくことはできないでしょうか。もしお持ちの方はコメントでご連絡いただけますと幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします。
・リリー・フランキー「スナック ラジオ」
2020年04月04日 第1回「星屑スキャット」
・リリー・フランキー「TR2 Wednesday」
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2003年04月09日 第2回
2003年04月23日 第4回
2003年06月04日 第10回
2003年06月18日 第12回
2003年07月02日 第14回
2003年07月09日 第15回
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