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CLS出島(長崎)#0に参加して気付いた「地方のCLSに行くべき理由」

こんにちは!高知で「ワクワク働く大人を増やす」ことをビジョンに、高知で生成AIの事業をやっている「ひろ」といいます。CLS高知というコミュニティイベントの運営に携わらせていただき、各地のCLSにも参加をさせてもらっています。

「CLS (Community Leaders Summit)」は高知では次で14回目となり、CLS道東、CLS三島らへんといった他の地域でも開催されています。

そして先日、2024年9月6日に、「CLS出島(長崎) #0 」が開催されましたので、「CLS伝道師枠」として参加してきました。

「#0(ナンバー0)」として、地域のキーマンたちに「コミュニティってなに?」といったインプットトークや、「長崎はコミュニティをうまく活用できているのか?」というグループディスカッションなどを行うプレイベントでした。

このイベントでは各地のCLSに参加した方を対象とした「CLS伝道師枠」という枠も用意されており、ディスカッションや交流会でCLSの魅力を伝えるという仕掛けもありました。

発起人は、ワーケーションや地域ライターをされている古地さん。まずこの構成がさすがですよね。

今回は、伝道師枠の活躍と、みんなと一緒に伝道をしていく中で気づいた「地方のCLSに行くべき理由」をせっかくなのでまとめておきます。


まずは、CLS出島(長崎) #0の様子をご覧ください

CLS高知にもきてくれた古地さん(左)!CLS道東、三島らへんにも参加されていて、熱量がすごい!あとは巻き込む地元の方々とのコミュニケーションをとても大切に、丁寧にされているのが印象的。#0は、「自分は転勤族なので、地元のキーマンたちにやりたい!と思ってもらってから正式にCLSをやりたい」との意向で開催されたプレイベント。


地元のキーマンもたくさん参加されており、CLSに参加したことがない方々への導入も丁寧でした。


CLSは2024年現在、高知と道東、三島らへんで開催されています。盛り上がりを伝えるためにアウトプットを重視していますが、いつでもアウトプットができるようにスライドにQRコードを入れる工夫と、しっかりアウトプットをしている伝道師の鏡。


最初はCLS高知発起人の小島さん、コミュニティでキャリアを積んできたたいがー(北川さん)によるインプットトーク。CLSの概要や目的、コミュニティマーケティングについてお話いただきました。


次に、グループディスカッションタイム。このテーブルに、1名ずつ伝道師が配置されております。着火→発火を起こす仕掛けです。


その後はお宿に移動して懇親会。長崎名物をいただきながら、ワイワイしつつ伝道師タイム。(なお、長崎の日本酒は甘さもありキレもありとっても美味しかったです。あとラベルがおしゃれ)


伝道師枠の全員で写真は撮れなかったですが、5名のうち3名は前回のCLS高知の#ヤリキル Tシャツを着てきていました。

他にもたくさんXのポストがあるので、「#CLS出島」で見てみてください!


CLSとは?どんな人にきてほしい?

さてここからは、「地方のCLSに行くべき理由」についてのお話です。まずは、CLSとは?と、どんな人にきてほしいのかを整理しておきます。

「CLS (Community Leaders Summit)」とは、課題先進県である高知からスタートした、「コミュニティを活用して地域の課題解決を目指す」というコミュニティのイベントです。詳細はCLS高知の公式サイトをご覧ください。


各地のCLSで細かいターゲット像はあるかと思いますが、ここではCLSにぜひ参加してほしいと思う人を「ローカル活動家」としておきます。CLS高知ではこのように定義をしています。

CLS高知にきてほしい層

CLSに参加したことがないけど上記に当てはまるような方、とくに地域活性化、地域でのビジネス、地域のファンづくり、などに取り組んでいる方は相性がいいので、ぜひ一度、どこかの地域のCLSに参加してみることをお勧めします!

ではここからは私が過去に参加したCLSでの体験を具体例に挙げつつ、「地方のCLSに行くべき理由」をご紹介します。(CLS三島らへんには行ったことがないので、情報が少ないです。すみません!)


地方のCLSに参加する理由1:巻き込み方の参考になる

初めて他地域のCLSに参加したのは「CLS道東」。左4つが7月の海霧編、右3つが極寒編。

ローカルの活動家の方は、ご自身の活動でいろんな方を巻き込んでいるかと思います。組織内の人、地域住民の方、地域のキーマンや業界の有力者の方、地域外の人、などなど。

でも、活動に参加してくれる人が固定化している、本当に呼びたい人が来てくれない、というお悩みもあるかと思います。私もCLS高知の運営や本業での仕事をしながら、同じような悩みがありました。

そんな中、「CLS道東」に参加をしたのですが、開催地の釧路からはもちろんたくさんの方が参加されていたし、「道東エリア」と呼ばれる他の地域から車で何時間もかけてきている方がいたり、いろんな業種や行政の方といった幅広い方が参加されているのを目の当たりにしました。

初めて参加した時は「どうしてこんなに人を巻き込めるの?」「なんて声をかけたんだろう?」と思ったのを覚えています。

それはリーダーの方の人柄やチーム、ビジネスやその方達の活動にプラスになるよう動機や場づくりの設計があったためでした。その具体的な内容や、雰囲気も実際に行って体験をしてきて、とても学びが大きかったです。

会の目的設定、将来像や作る価値、どんな人たちが運営しているのか、周りの人たちをどのように巻き込んでいるのか...など、実際に行って、見て聞いて学べることがたくさんあると思います。


地方のCLSに参加する理由2:地域のファンの目線を知れる

地域を深く知る体験を詰め込んだワーケーション。古いけど人気が出始めたのは2022年頃からだと思います。

外の人に地域のファンになってほしい、何度も来てほしい。そう思う活動家の方も多いのではないでしょうか。

「関係人口」「活動人口」とか言いますが、そういう人たちはどんな理由で何度もその地域に来て、関わりを持つのでしょうか?具体的にどんなステップで、どんなことを考えてそうなったのでしょうか?

そんなリアルなことが知れるのも、CLSに参加するべき理由の一つです。

具体例を挙げると、「CLS高知」は過去13回やっていますがリピーターの方がかなり多いです。とりわけ、水曜日からスタートする前のり企画「ワーケーション」に参加する方の熱量が高いです。

平日から仕事を調整して(リモートワークの人もいる)、高知への往復交通費を払い、滞在中の飲食宿泊費用を払い、体験やお土産にお金を払い...でも何回もくる、という状態です。

一度、仁淀川で鮎釣りをする、というアクティビティがある回があったのですが、その時はお料理も高級で諸々の費用が4万円を超えていたと思います。でも数時間(数分?)で参加チケットが完売し、満足度がかなり高かった回でした。

コンテンツがいいというのもあると思いますが、中にはイベントページに記載されている内容を全く見ず、高知に来てから「今回は何をするんだっけ?」という方も複数人いました。こうなるともう不思議ですね。運営をやってても不思議でした。何がこんなに人を惹きつけているのでしょうか?

CLS道東でもリピーターさんはいますし、今後CLS三島らへん、長崎が開催された時にもリピーターさんはいると思います。高知ももちろんいます。ぜひどこかのCLSに参加して、リピーターさんに直接聞いてみてください。


地方のCLSに参加する理由3:自分の地域を外の目線で考えられる

全く土地勘のなかった長崎。現地でのガイドは本当にありがたかったです。

これは、2点目と逆の視点ですね。

ローカル活動家の方は、他の地域から来た方をおもてなしする経験は多いと思います。さまざまなことを考え、心を配り、工夫をされているのではないでしょうか。

そんな中、一度他の地域に行っておもてなしをしてもらうと、結構気づくことがあります。

例えば、初めて行く地域では土地勘がないので、地名や場所を言われてもわかりません。googleMapで探そうにも漢字の読み方もわからない時もあります。名物は知っているけどどのお店で食べるのが美味しいのか、家族へのお土産は何がおすすめなのか。

全部調べていく人もいますが、どんなおもてなしをしてあげたら良いでしょうか?イベントページにはどんなことを書いたら良いでしょうか?自分が見知らぬ土地に行くことでいろいろと気づきます。

具体例を挙げると、先日のCLS出島では、本当に土地勘がなかったし、調べる時間もなかったので、現地に行ってから運営の古地さんや他の参加者の方、宿の方に大変お世話になりました。

「長崎ぽいものを食べたい」「海に行きたい」「現地の人が行く普通のところに行きたい」とか、曖昧なことしか言えなかったですが、本編の次の日に車でいろいろ連れて行ってくれたり、ご飯もご一緒したり。地域のことも教えてくれてとても良い時間でした。次はここに行く!という宿題もできました。

また、CLS道東でもかなりおもてなしをしていただきました。北海道は美味しいものだらけで、どの季節に何があるのか細かいことまでは知らなかったのですが、「この時期ならこれが美味しい」「時間あるならここに行こう!」とかかなり教えていただき、連れて行ってくれました。

来る方全員にオーダーメイドの体験を作ることは難しいですが、自分がおもてなしをされると、初めて来る方にはこれが必要なのでは?など思いつくことがあると思います。

そして、おもてなしをされて次も行きたい!と思ったなら、それが何なのかを自分の活動に活かすことができます。

抽象的な話になりましたが、そんな気づきが他の地域のCLSに行くとあると思います。


各地のCLS情報を知りたい方はこちら!

私自身もローカル活動家で、企業・行政さんと仕事をしたり、活動家と一緒に何かをしたりしていますが、自分の地域(高知)だけではなく他に行くことでたくさんヒントを得ています。今回ご紹介したものだけではなく、他にもたくさんあると思うので、ぜひ関心ある方は行ってみてください。

2024年現在、CLSは高知だけではなく、CLS道東、CLS三島らへんで開催がされ、CLS出島(長崎)も1回目の開催が2025年の3月に決まりました。

これまでは年に2回高知に人が集まるイベントでしたが、今は各地で開催されるので、各地を巡る、ということもできるようになっています。

ぜひ、高知にも来てほしいですし、他の地域にも行って、地域性の違いを感じてみてください。地域の事情、運営している方、巻き込まれている方、コンテンツも全然違いますので、活動家の方にはとても良い機会になると思います。

各地の情報は、Xをフォローしておくとキャッチできます!

#CLS道東」はこのハッシュタグをチェック!他の地域のアカウントフォローでも情報は入ってくるはず!

(最後に)CLS出島(長崎)#0 への感謝

県内外から30名以上が参加!今回CLS出島(長崎)#0 の様子

今回CLS出島(長崎)#0に参加をさせていただき、このようなことを参加されている方々に語っておりました。そして、他の伝道師の方たちがCLSについてかなり熱く魅力を語ってくれているのを目の当たりにしました。

私自身はCLS高知の運営なのですが、他の伝道師たちは運営ではなく、CLS高知や他の地域に参加してくれた「参加者」の方々だったので、その方々が熱心に語ってくれるのはなんとも嬉しい状態でした。

これまで各地で運営されてきた方々、受け入れをしてくださった方々のお力です。本当にすごいと思います!(拍手)

今回の長崎では、私自身気づきがいっぱいで、とても良かったです。仕事で悩んでいたし日々忙しくて余裕がなかったのですが、仕事につながる気づきもあり、とてもリフレッシュできた滞在でした。

素敵な機会をありがとうございました!またお会いしましょう!

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hirohiro
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