fragmentsジャケット

ニューアルバム「fragments」 発売

こんばんは。久しぶりのnote投稿です。

昨年の夏頃から準備して録音し始めた僕のセカンドアルバム「fragments」、ようやく3月11日にリリースすることができました。

「fragments」とは「かけら」とか「破片」などの意味の複数形で、「断片集」という表現をすることもできます。
録音した音源のミックス・マスタリングが済んだ物が届いて、聞いていた時、「光」というイメージがなぜかずっと頭にありました。11曲とも全く違ったテイストの曲なのですが、どの曲にも静かな、瑞々しい光が射しているように感じました。声からなのか、メロディからなのか、詩からまたはサウンドからなのか分からない、不思議な光でした。それで僕はこのアルバムを「光の断片集」という意味を込めて「fragments」と名付けました。

プロデューサーに迎えたのは、東京インディ・シーンの奇才、シンムラテツヤさん。彼の仕事は非常に多彩でした。アルバムの中で5曲あるバンド編成の曲では、ジャンルを横断して大胆なアレンジで曲を彩ってくれました。一方でソロの曲では、曲に寄り添うシンプルなアレンジを添えてくれました。僕が彼を信頼し尊敬しているところは「引き出しの多さ」と「“余計なことはしない”という感覚」です。

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3月1日。東京は一気に春が来たような明るくて温かい日でした。
昼間の下北沢440にて「fragments」レコ発ライブ。共演は池間由布子さんと三輪二郎さん、僕はアルバム参加の皆さんとBAND SETで。
お二人の演奏、本当に素晴らしかった。ライブを見ながら、なんて素敵な日だろうと思いました。
僕ははじめ一人で2曲歌って、チェロの成澤美陽さんと1曲、その後シンムラテツヤ&ジョンとヨーコのパブロックのみんなと5曲、アンコールは一人で「五月の青空」をやりました。
一人でステージに立つ時に、ちょっと大げさだけど、確か初めてのMTV出演となったライブで「I Live Broken My Dreams」を歌うダニエル・ジョンストンのような感じがしました。
ライブは本当にあっという間に終わってしまいました。噛みしめる時間もなく、高速で走るバイクにしがみつくように必死で駆け抜けた45分でした。
大きな窓から日の光が入る昼の440はとても気持ちよくて、「良かったよ」と言ってくれる人やCDを買ってくれる人達の顔、みんな明るくて嬉しかった。新型コロナウィルスの事なんてすっかり忘れていました。
ポップスターのお二人と。

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3月11日。ちょうどCDリリースの日に3月20日に予定していた京都レコ発の延期を決めました。
日に日に状況が悪くなっていく新型コロナウィルス。東京から帰ってきて毎日いろいろ調べて考えて、やれそうだ、いややっぱり無理だろう、を繰り返している内に時間だけが過ぎていました。正直辛かった。でも、これが正解というものがない中で自分なりに、置かれた状況で精一杯考えて決断しました。
ネガポジの江添さんに電話したら、「ええよええよ」と明るい声で言ってくれて、一気に心が楽になりました。共演の吉田省念さん、共演かつBAND SETでも手伝ってくれる予定だったシンムラテツヤ&ジョンとヨーコのパブロックのみんなも、西君の決めたことならと快く承諾してくれました。
ライブは必ず行います。日程を出せる日までお待ちください。
できる事ならアルバムをじっくり聴いてもらって、レコ発ライブを楽しみに待っていてくれたら嬉しいです。

https://www.youtube.com/watch?v=3UrrbEbCgEA&t=1s



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