2023年秋分図のホロスコープリーディング
9月23日、2023年は午後3時50分ごろ、太陽が天秤座に入り秋分となります。
今回はその秋分のホロスコープをリーディングしていきます。
この秋分図では、アセンダントは水瓶座で、MCは射手座です。
アセンダントは、ホロスコープ全体を牽引していく場所と言われ、MCは日中太陽が一番高い位置まで登る場所であることから、道標というイメージがあります。
つまり、アセンダント×MCは、ホロスコープのざっくりとした全体像を示していると言えると思います。
アセンダントの水瓶座は、自由を愛し、既存のものにとらわれず、新しいものをどんどん見出していこうとします。先見性を持ち、他の人より1歩2歩先を見据えた考え方や発想力を意味します。
射手座は、未知の世界への憧れを示し、理想の世界を描きます。ですからMC射手座は、未知の領域へのチャレンジを意味し、それを社会に示していくということになります。
水瓶座と射手座が掛け合わさると、精神性が高く、さまざまな新しいことに挑戦していけるエネルギーに溢れるといった印象ですね。
そして太陽は天秤座で7ハウスにあります。
この太陽には、魚座の海王星が正面の180度で向きあっています。大きな夢や理想(魚座海王星)に向けて、天秤座の社交性、対人関係のバランス力が発揮される配置になります。その太陽と海王星に対して、山羊座の冥王星と、許容度は広くなりますが牡牛座の天王星が、ポジティブな位置で関わり、太陽-海王星のつながりをうまくまとめてくれそうです。
冥王星と天王星は地星座にありますので、大きな夢や理想は、現実・実際の側面を見据えて実現させようとすることになるでしょう。
先にアセンダント水瓶座とMC射手座のお話しをしましたが、この組み合わせはやや現実感に欠けるところがあります。しかし今回のホロスコープは、地星座の天体が多く、ここからも夢や理想と現実のバランスはひとつのテーマになっていると読めるのかもしれません。
また、太陽以外の海王星・冥王星・天王星は逆行中です。ですから、この時期は、夢や理想に向けて前進していくよりも、夢や理想の実現に向けて見直しをすることに力を注いだほうが良いのではないかと思います。
7ハウスには天秤座太陽以外に乙女座水星と、さらに7ハウスの始まりになる境界線とほぼ重なる金星も位置しています。
また、7ハウスは獅子座・乙女座・天秤座と3つの星座を含んでいて、この時期、7ハウスでの学びにじっくり取り組むことが求められていると読めますね。
乙女座の水星は、細かいところに気付き、効率的に段取りや計画を立てて、着実に物事を成すための状況を整えていくことができる思考力を示します。そして天秤座の太陽は、さまざまな人と対等に公平に付き合い、場の調和をはかれる力。獅子座金星は、自分を魅力的に魅せる力となって発揮されるでしょう。
この7ハウスは、自分の魅力を披露しつつ、他人にも気を配り堅実な仕事ぶりをし、場の調和もはかるというイメージが持てます。
そして7ハウスは対人関係の部屋ですから、そのような相手と関わりを持つと読むこともできます。この7ハウスの対人関係は、本来自分が持っている性質を相手に投影し、そのような人と関わることで、自分が持つその性質を表に出させるという場所でもあります。
7ハウスは、1ハウスから6ハウスまでの個人の発達を終え、他者や社会と関わり成長を目指すその最初の段階です。対人関係から、自分の持つ魅力を発揮し、社会でどう役割を果たしていくのかに気づいていくということもありそうです。