何かに夢中になったことがない(多分)
中年になると、仕事や家族以外にも何かコミュニティに属したり、趣味のようなものを見つけなくてはならん。という薄ぼんやりとした焦燥感に駆られ、「俺何かに夢中になったことあったっけかなあ」と過去を振り返ってみるのだが、「寝食を忘れて物事に没頭する/取り憑かれたように何かのことばっかり考える」みたいな経験が多分無い。本を読むのも好きだし、映画を観るのも、ゲームをするのもスポーツを観るのもやるのも好きなんだけどそこまで熱量が高かったのかと問われるとそんなこともない気がする。
仕事や部活、勉強なんかも一定のところまでは頑張るし得意なものはそれなりの結果も出してきた(つもり)なのだけど、夢中になったのかというとそうでもない。無理しないというか、何というか。いい言い方をすると割とバランスがいいということなのだろうけど、悪い言い方をすると冷めているということなのだ。
分散投資みたいなもので、何かに夢中になり過ぎないことはリスクが少なく、その代わりに突き抜けた結果を得にくいみたいなことなのかもしれない。これまであんまりそれを気にしたことは無かったのだけど、本当にずっとそんな感じでいいのかなあ、何かに夢中になってみたいなあ。という風に思ったりもする。まあ無理に夢中になれるものでもないんだけど。
あ、思い出した。そういえば、高校生くらいのときは好きな女の子に夢中で、いつもその子のこと考えていたっけなあ(特にフラレてからは)。でもあれは多分殆どの成分が思春期独特の性欲とか自意識とか特殊要因が多そうだからノーカン。
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