[ゲーム][Switch] Farming Simulator 23の気になるコト, その1
実際にゲームをプレイしていて気になるコトを思いついた順に載せていきます。
01. 手動セーブがない
普通、このテのゲームには手動でいつでも「セーブ」「ロード」を行えるコマンドがあり、ちょっとした間違いのあった場合などにプレイヤーの手元で簡単にロールバックさせられる(しばらく前の特定のポイントからやり直せる)ものなんだけど、このゲームにはそれがない。非常に困ります。
後述02.のオートセーブと合わさるともう引き返す道すら無くなってしまいます。非常に困ります。
02. 謎のタイミングで入るオートセーブ
ゲームプレイをほどほどに続けた後で+ボタンメニューを開く、もしくはLスティック押し込みでマップを開く、このどちらかを行った際にオートセーブが入り、数秒間ゲームが中断します。
一定量の進捗があった場合にオートセーブを入れる仕様なのでしょうが、「ちょっと前からやり直したい」と思ってクセでメニューでも開こうもんなら、たちまちオートセーブされて引き返す道も無くなってしまいます。
「ちょっと前からやり直したい」みたいに思った場合、Switch本体のホーム画面に戻ってゲームを強制終了するしかありません。その段階でメニューやマップを開くのは非常に危険です。
前述の01.と合わさって非常に厄介な仕様です。
ちなみに、このオートセーブを除くとセーブの手段はメニューで「ゲームを終了する」を選んだ時だけしかありません。今時なかなかに不親切だと思います。早急に改善してもらいたいですね。
03. (わら)ベール売り場が遠すぎる
序盤においてはなかなか無視出来ない金策手段となるわら売却。
麦系作物から出るウィンドロウ(麦系を収穫した後に残る黄色いモコッとしたやつ=わらの塊)を集める為の飼料ワゴンは値がそこそこ張る(131,000 €)ものの、たとえばアンバーストーンの初期畑3枚すべてでウィンドロウを集めて売却すれば安定して現金が稼げるし(2~3万だが)、根気強く続ければワゴンの先行投資分は収穫数回でペイ出来ます。
ただ、そのわらを売却することの出来るベール売り場が遠すぎます。
アンバーストーンの場合、マップ北部と南部を分断している峠を越え、その先にある農機ショップも越え、更にまた少し直線を走って山を登ってそこにやっとベール売り場があります。
初期段階ではトラクターの強化に回せるほど資金に余裕は無く(だからわら売却にもすがるのだ)、わら約50㎥を積んだ飼料ワゴンは重量的にも相当なものとなり、ハンパなトラクターで引くと峠や山を越えるのに非常に苦労します。200hp台の中型トラクターでも越えられなくはないですが、峠や山の途中で時速が3km/hほどに落ちる瞬間があります。一瞬ではありますが人間の徒歩以下の速度にまで低下します。
自分は同シリーズではかなり昔の「Farming Simulator 15」で遊んだ経験しかありませんが、15の場合はわら売り場・ベール売り場が拠点となる一帯に併設されており、作物をサイロにしまいにいくぐらいの感覚でわらやベールを売却することが出来たので、このあまりのギャップに正直驚いています。
わらの売却益に期待して資金稼ぎをするのなんて序盤ぐらいのものですし、少なくとも最初の峠の手前ぐらいに売り場を置いてほしかったですね。わらでパンパンの飼料ワゴンを悠々と運べる大型トラクターが手に入るような段階で、わらの売却益に頼るようなことはないでしょうし。
この時期をもう少し楽に過ごしたかったです。
04. 畜産に関する説明が不十分
今のところはまだ「馬小屋」だけにしか触れていないけど、この馬小屋についてもヘルプの説明だけでは不十分で、「施設を購入してから初めて知り得た部分」がいくつも出てきました。
マップを開いた時に見られるめちゃくちゃ簡略的な説明。
アイコンの意味を調べてみると、恐らくこの馬小屋では馬を8頭飼育することが可能で、飼料として「オーツ麦」「モロコシ」「干し草」の3種類が必要だ、ということなのでしょう。
飼料に必要な作物についてはこのヘルプの一番最初に書いてありました。「成熟までの期間:22ヶ月」というのは、馬齢が22ヶ月を過ぎた後に売却が可能だということでしょう。
馬を家畜商から購入した後、メニューの「家畜」欄から見られる馬の個別データ。
ここまで一言も触れられていなかった「わら」が必要だということがこの段階で初めてわかります。
自分はこれまでの日常生活で畜産や馬の生活について考えたことはほとんどなく、知識的にも経験的にも疎い為、いわゆる「寝藁」(ねわら、寝床となるわらのこと)がここで必要になるとは思ってもみませんでした。
というか、それぐらいヘルプに一文加えといてくれよって思いました。
今回はたまたまこの少し前に飼料ワゴンを購入しており、わらのウィンドロウを集めた余りをそのままワゴンに保管していたので、必要だとわかってからすぐに持ってくることが出来ました。そうでなければ、飼料ワゴンを購入(131,000 €)したり、3~4ヶ月かけてウィンドロウの生まれる麦系の作物を播種~収穫したり、という準備段階から始めなければなりませんでした。
馬小屋(厩舎)の外観です。
この画像の中で灯りで照らしている青いアイコンの右側の扉(入り口)は手動で開けることが可能で、そのまま厩舎内に入ることが出来ます。厩舎内には他にもいくつか扉がありますが、開けたり閉めたり出来るだけで特に意味はありません。
馬小屋(厩舎)の入り口から入ってすぐのところ。
厩舎内に荷下ろしのアイコンがありますが、ここは入り口のいわゆる鴨居の部分がかなり低く設定されており、ここまで輸送車両を持ち込む方法は一番小さなトレーラー(初期から持ってる8㎥のもの)をバックで突っ込むぐらいしかありません。そのトレーラーはトラクターとの連結部分がグラグラのタイプでバックによる制御が非常に難しく、まっすぐ下がって突っ込ませるのも難しいというレベルではなく無理です。
馬小屋(厩舎)の内側の荷下ろしアイコンに外側から壁越しに出来るだけ近づいてみたところ。
建物の内側に輸送車両を突っ込ませるわけでなく、外側からの接近で大丈夫でした。ここでこのまま飼料をザーッとおろしてカウントされました。
だったら荷下ろしアイコンは厩舎の外側に置いてくれればよくないっすか??
寝藁の荷下ろし場所について。
さきほどの飼料の荷下ろし場所と同じでいいのかと思ってわらでパンパンの飼料ワゴンを近づけてみたら、このようにつっぱねられました。
寝藁の受付はなんと建物の入り口すぐそば。
しかもややこしいのが、この入り口外側にある青アイコンに近づけてもダメ、入り口に水平に飼料ワゴンを並べてもダメ。
この入り口の扉はたぶん開けてなくてもいいけど、この扉に対して垂直ぐらいの角度で飼料ワゴンの出口を持ってこないと受け付けてもらえませんでした。道路が近いのでなかなか気を遣います。
この辺の荷下ろし(アイコン)に対するイメージが総じて難しいですね。
たぶんですが、馬小屋(厩舎)での馬の飼育は、鶏小屋での鶏の飼育(一番簡単なやつ)の次に簡単なものじゃないかと思われます。
それでここまで情報が少なく、ほとんど手探りでやらなければなりませんでした。
この他の畜産業、特に豚の飼育についてはこの馬の飼育の比ではないとんでもない複雑さが予想されます。もっとしっかりと穴の無いヘルプマニュアルの実装を望みます。
今回はとりあえずこの辺で。また何か気づいたことがあれば書きます。