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2021年 映画鑑賞ベスト
今年の映画鑑賞本数は689本でした。
例年を遥かに下回る本数でしたが、今年はアニメやAVばかりを観ていたので仕方ないと思います。
でも、1年間の〆として、ベストくらいは発表しておこうと決めました。
新作
例によって、今年も新作はほぼ観ませんでした。なんと言ってもやはり、映画館に行くのがダルいので仕方ないでしょう。仕方ないこと尽くしです。
なので、とりあえずの2021年公開映画ベストとして不完全版ですが、発表します。
1位 花束みたいな恋をした
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ぶっちゃけ映画としてはツマラナイ部類です。むしろクソ?かも知れませんが、世にも珍しい坂元裕二の映画脚本としては、これがなかなか語り甲斐のある出来栄えでして。まぁ、この作品に関しては別枠でnoteに論評を投稿したいと考えているので、気になる人は首を長くしてお待ち頂ければ幸いです。投稿しないかも知れませんが。
2位 チェリー
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スパイダーマン役で一躍人気者となってしまったトム・ホランド君が薬物依存でイカれていく様を熱演しております。シビル・ウォーやエンドゲームを監督したルッソ兄弟による新作です。今年最高の1本です。
3位 アオラレ
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スピルバーグの激突!が大好きなので、これも良かったですね。おデブなラッセル・クロウの怪演もお見事でした。僕も機会があればラッセル・クロウを単車で煽りたいです。
4位 砕け散るところを見せてあげる
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今年の映画の中で、この作品ほど不安を感じたことはありませんでした。ツマラナイはずなのに、一瞬足りとも目が離せない。情緒不安定な怪作です。
5位 ファーザー
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萎れたアンソニー・ホプキンスの超演技を堪能できます。この映画を観て、僕はしばらく頭がイカれてしまいました。
6位 猿楽町で会いましょう
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喉元にフエラムネでも仕込んでるのか?と疑ってしまいそうになるほど、声が異常に高い冴えない障害系の青年が出てくるのですが、とても気持ち悪くて良かったです。友達になりたいくらい。
7位 ソウルフル・ワールド
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Disney +で独占するには惜しいほどの傑作でした。テーマ性が作品にガッチリ嵌っており、生きる上での目的や意味を考えさせられます。自信を失いそうになったら、この映画を観返したいです。
8位 銀魂 THE FINAL
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これは僕にとっては特別で、銀魂は僕の青春そのものでした。アニメが放送した当初から毎週欠かさず楽しみにしていた、大好きな銀魂のラスト。エンドロールで数々の思い出が蘇ってきて、感極まりました。
9位 はるヲうるひと
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しばらくの間、激寒ギャグマシーンとして酷使され続けてきた佐藤二朗さんが、ついに覚醒した衝撃作です。佐藤二朗さんは本当は怖い人なんだと教えてくれます。
10位 あのこは貴族
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階級社会を描いた作品なんですけど、良い意味で地味で、丁寧な作りで良かったです。空気感が堪りませんでした。
旧作
まぁ、メインは旧作ですからね。
面白いかどうかも分からない新作をギャブル感覚で挑むのも良いですが、既に評判の出回ってる旧作を地道に回収していく方が個人的には安心します。それにしても観た本数が新作に比べて圧倒的に多いので、10本にベストを選定するのは困難でした。なので少し本数を増やして頑張って30本にまで絞りました(多っ!?)。
1位 弱虫ペダル
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この映画は死ぬほど面白かったです。文句無し。2021年に観た映画のトップオブザキングです。キチガイなオタク君のマジキチレースです。
2位 ジェレミー
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これも堪りません。オタク君の切ない恋です。永久に眺めていられます。
3位 聖母(マドンナ)のララバイ
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これはヤバいですよ。偉大なる映画監督の井口昇が主演を張ってます。好きな女の子を独り占めするために、彼女の運転する車の前に突撃して意図的に交通事故を引き起します。両脚を失った井口昇は好きな女の子に生涯看病される夢の様なお話。
4位 光る女 デラックス版
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これまで相米慎二監督の作品の中では、東京上空いらっしゃいませが1番好きでしたが、今では光る女がマイベストです。プロレスとオペラの有り得ないまでの融合映画です。
5位 伝説巨神イデオン 発動篇
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クソもツマラナイTVシリーズを頑張って完走して、いよいよ満を持して挑んだ劇場版ですが、これがとんでもない傑作でした。富野由悠季監督のことを、ただの怒れるハゲオヤジだと今まで舐めてましたが、本当に凄い監督だったんですね。
6位 ミラクル・マイル
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今年VHSを購入して観た作品の中で、ダントツに面白い映画でした。登場人物みんな強烈で、嘘か本当かも分からない世界滅亡予告に街中がパニック状態になるセカイ系です。
7位 記憶の扉
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シャマランの代表作シックス・センスよりも前に、こんな凄いサスペンス映画が存在していたことに衝撃を受けました。会話劇がメインの映画なのに、飽きさせない画面上の工夫含めて素晴らしい作品です。
8位 恐怖のセンセイ
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1月3日にNetflixから消えるらしいですが、これは滅茶苦茶面白かったですね。強烈なブラックユーモアとナンチャッテ日本描写が笑えます。
9位 マンディンゴ
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黒人の扱いが地獄の様で最高でした。奴隷の黒人をマッチョマンに育てて、他の白人が育ててる黒人と戦わせるバトルが熱かったです。
10位 真実の行方
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二重人格を使い分けるエドワード・ノートン君の演技が凄くて、お陰様で主演のリチャード・ギアが霞んでました。素晴らしかったです。
11位 おばあちゃんキス
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3人のおばあちゃんがキスをするしない、キスをさせるさせないで張合う百合映画です。あまりの面白さに永久リピートしてしまいました。ありがとう井口昇。
12位 堕靡泥の星 美少女狩り
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今年観た日活ロマンポルノ作品の中で、1番好きでした。原作の漫画本を全巻初版で揃えたいのですが、なかなか見つからず結局年内には集まりませんでした。来年こそは手に入れたいです。
13位 グッド・バーガー
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こんなアホで元気を貰える映画に巡り会えたことに感謝。頭からケツまで笑いっぱなしで頭狂うかと思いました。
14位 ウルフウォーカー
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映像の可愛らしさとストーリーの魅力に感動しました。僕の汚い心が一瞬にして綺麗に浄化させられました。
15位 ミッドナイトスワン
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僕の大好きな岸健太郎さんが、野次を飛ばすアル中の役で出てたのが良かったです。あとは草なぎ剛さんの股間粉砕シーン、堪りませんでした。
16位 海の上のピアニスト イタリア完全版
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トルナトーレ監督の作品は、記憶の扉に次いで2作目のランクインです。船の上で産まれ、死ぬまで船から降りず、船の上で生涯を全うした偉大なピアニストのお話です。トルナトーレ監督、舐めてましたが素晴らしい監督ですね。
17位 マグノリア
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ポール・トーマス・アンダーソン監督の代表作ですが、お恥ずかしながら初鑑賞です。DVDは死ぬほど昔に購入してましたが、舐めてたので放置してました。でも、とても良かったです。親を憎む子と、子に赦しを乞う親のお話です。
18位 イエスタデイ
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如何にもツマラナイ映画っていう感じがプンプンしてましたが、バカ面白かったです。ビートルズが世界から消えた世界に、ビートルズの歌を世界に届けるヘボいおっさんの苦悩に感動しかありません。
19位 縞模様のパジャマの少年
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静けさを活かした最高のエンディングでしたね。今年の余韻を大事にしたいと思えた映画第1位でした。
20位 カラー・オブ・ハート
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モノクロTVドラマの世界に閉じ込められて、その世界に色味を与えていくお話で、知名度の低さの割には滅茶苦茶楽しめました。メッセージ性も強く、心に響きます。
21位 イカとクジラ
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地味なお話ではありますが、家族崩壊の映画が好みなので、大変良かったです。それぞれの人間描写がとても細かくて、これは何度も観返す度に評価が上がっていくタイプのスルメ映画だと思われます。
22位 ライク・サムワン・イン・ラブ
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限定された3人の登場人物を静かに襲う恐怖映画。キアロスタミがこんな強烈な映画を日本で撮って、しかもそれが遺作だとは驚きです。
23位 バストロイド 香港大作戦
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絶倫の性欲ロボットが、セクシーアンドロイドを捕まえては次々とレイプしていく爆笑の映画です。アホすぎて爆笑しました。
24位 だれのせいでもないチェレ
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冒頭から真っ裸の少女が牛と戯れてるシーンから始まるので、この映画はヤバいと早々に気付かされます。少女が酷い目に遭いまくる映画として傑作です。
25位 パリのレストラン
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登場人物が多いので初見ではとっちらかった印象を受けます。2回観たときに、この映画の素晴らしさを陶酔出来ました。長年愛されたレストランが閉店する最後の営業日の出来事です。
26位 ヒッチャー
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ルトガー・ハウアーさんが演じる猟奇殺人鬼の思考が全く読めなくて怖面白いです。とんでもないストーカー野郎でした。
27位 ミーシャ/ホロコーストと白い狼
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ホロコーストを描いた作品は大体どれも傑作ですね。拐われた両親を探すために、少女が冒険の旅に出る映画ですが、山奥で狼と友達になる展開がホッコリしますね。その後の絶望展開含めて最高でした。
28位 豚鶏心中
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今年観た中でもブッチギリのアングラ映画ではないでしょうか。脳髄をギッチョンギチョンに掻き回される様な衝撃作です。
29位 悪魔の毒々映画をカンヌで売る方法!
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カンヌ映画祭での、トロマ社の奇行を収めた衝撃ドキュメンタリー映画です。本物のキチガイの活躍っぷりに感動しました。
30位 ジョー・ブラックによろしく
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有名な映画ですが、3時間の長編だったので先延ばしにしてましたが、実に面白い映画でした。人間界に降臨した死神をブラッド・ピットさんが好演しております。人間界を案内してくれるのは死期の迫ったハゲ頭のアンソニー・ホプキンスさんです。
再鑑賞
一応、再鑑賞ベストもまとめてみます。
基本好きなものしか再鑑賞しないので、ベストというよりは、再鑑賞して印象に強く残った作品10選という感じが近いかも知れません。まぁ、オマケ程度に考えてください。
1位 冷たい熱帯魚
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言わずと知れた園子温監督による傑作です。この映画がなかったら、僕は今ほど映画に嵌ってなかったと言えるほど、重要な存在といえます。何度観ても、村田さんの「1歩前へ進め!」は僕を笑顔にしてくれます。
2位 アングスト/不安
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何故か去年劇場公開されたので、今年ついにBlu-rayが発売してくれました。映像と音声がほぼ分離状態にあるのが特徴の1つですが、字幕を消して映像だけに集中して観ると丸っきり印象が変わると思うのでオススメします。
3位 クラッシュ(1996/カナダ)
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何故か今年4Kの高画質で生まれ変わってBlu-rayも発売しましたが、僕はこの映画こそがクローネンバーグ監督の最高傑作だと思ってるので大変嬉しかったです。この映画で勃起出来る人は、信頼出来る人です。
4位 mommy/マミー
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グザヴィエ・ドラン監督の映画は大体どれもツマラナイので嫌いですが、これだけはマトモに面白いので重宝してます。でも、こんなキチ息子の面倒をみるだなんて僕にはゴメンです。毎日血管ブチ切れて大変ですから。
5位 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
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劇場公開から1年越しのBlu-ray発売でした。劇場公開時は色々と思う点もあったのですが、改めて観返したら、そんなことは些細などうでも良いことだったと思えるほど、素晴らしい映画だったと気づかされました。ありがとう京都アニメーション。
6位 ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマス
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VHSでしか収録されていない日本語吹替版で初めて観ました。なんか日本語音声で観たら、キチガイ度が更にパワーアップした様な気がしました。
7位 わびしゃび
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井口昇監督のデビュー作です。唯一無二の大好きな作品です。この頃から既に井口昇は変態だったんですね。凄いです。
8位 オテサーネク 妄想の子供
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去年、ヤン・シュヴァンクマイエルのDVD BOXをブックオフに売り飛ばしたのですが、オテサーネクだけは手放すのが惜しいとちょっと後悔がありました。でも今年Blu-rayが発売してくれたのでサンキューって感じです。改めて観て、その凄さを体感出来ました。
9位 ヒート
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2021年最初の映画鑑賞に選んだ作品です。映画初心者の頃、デ・ニーロとパチーノの違いが分からず戸惑った時以来の鑑賞だったので、再鑑賞して正解でした。デ・ニーロとパチーノって全然顔違いますね。
10位 許された子どもたち
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配信で観たあとにBlu-rayが発売したので購入しました。なので今年2回も観たことになりますが、2回目の方が面白く感じました。初回では伝わらなかった部分まで深読み出来たので、今年再鑑賞した中での満足度は1番高かったです。